北海道で改憲阻止の集会 闘いの柱は国鉄闘争

週刊『前進』04頁(2979号02面05)(2018/10/08)


北海道で改憲阻止の集会
 闘いの柱は国鉄闘争


 9月23日、札幌市東区民センターで「改憲案国会発議阻止!9月末派遣労働者大量雇い止め許すな!JR北海道による路線廃止―地方切り捨て反対!」を掲げて国鉄闘争全国運動・北海道主催の労働者集会を開催し、26人が結集しました(写真)。
 自治体の仲間が「地震被害を大きくしたのは防災予算削減。新自由主義のもとでは生きられない。労働運動の力で社会を変えよう」と開会のあいさつ。
 続いて、自交総連SKさくら交通労組の河野晃興委員長が基調報告。「安倍政権は秋の臨時国会で改憲案を提出し、クーデター的な強行突破を狙っている。労働者の『戦争・改憲阻止!』の巨大な闘いをつくり出すために、本集会をその出発点にしよう。11月4日の日比谷の全国労働者集会、改憲・戦争阻止の大行進運動に絶対1万人を結集させよう」と集会の課題を鮮明にしました。
 そして「改憲阻止の攻防の最大の戦場は労働現場、大学キャンパス、地域。闘いの柱は国鉄闘争」と方向性を提起しました。北海道胆振(いぶり)東部地震に触れ、「ブラックアウトを引き起こした北電は路線を切り捨てるJRと同じ。民営化は悪だ」と指摘しました。「私のタクシー職場の現状は9月20日の団交で対決が非和解的に。会社は地労委のあっせんを無視して一方的な賃下げを宣言。職場の課題を精一杯闘い、改憲阻止と一体で闘う」と決意を表明しました。
 その上で、「北海道でも大行進運動を立ち上げよう。9月末の派遣切りと闘おう。無実の星野文昭さんを取り戻そう。青年・学生の力で社会を変えよう。すべての力を11月労働者集会1万人結集につなげよう!」と結びました。
 連帯のあいさつで、動労総連合・北海道の長尾信一委員長は「復旧は労働者が担う。その労働者が真っ当に評価される社会を実現しよう」、合同労組の仲間は「資本主義と戦争は不可分一体。労働組合を先頭に、共謀罪にも屈せず、国際連帯で資本家を打倒しよう」と訴えました。活発な討論をへて、最後に集会決議が採択されました。
(札幌 J・S)

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