賃下げは絶対に許さない 一陽会労組がストライキとデモ

週刊『前進』04頁(2981号03面03)(2018/10/15)


賃下げは絶対に許さない
 一陽会労組がストライキとデモ

(写真 マイクで訴える坪井静委員長【9月27日 東京都練馬区】)


 一陽会労働組合は、9月27日に大幅賃下げの新賃金制度導入反対を掲げてストライキに突入し、集会と院内デモを打ちぬきました!
 私たちの職場の陽和病院(東京都練馬区 翠会資本)は今年4月に定期昇給を凍結、「人件費改善プロジェクトチーム」のもとで定昇を約4割に圧縮する大幅賃下げの新賃金制度導入攻撃をしかけてきました。
 これとどう闘うかを組合や地区の仲間と何回も議論しました。組合ビラで定昇凍結解除とバーターで大幅賃下げをのませようとする資本のデタラメさを暴き、8月から猛暑の中、新賃金制度についてのシール投票を実施し、反対が176票にまでなりました。この過程を通して「赤字の責任は労働者にはない。すべて経営の責任だ」という意識変化と一陽会労働組合に対する支持・共感が生まれ、「労働組合とは何なのか」を職場の仲間が本気で考え始めたのです。職場にはもう一つ多数派の体制内労組があり、翠会資本はその幹部との労使結託体制で新賃金制度を強行しようとしています。しかしその体制内労組の中から、一陽会労働組合と共に絶対反対で闘う決起が生まれてきました。
 翠会資本と体制内労組幹部がその機運をつぶそうと「病院がつぶれたらどうするのか」の赤字キャンペーンで10月1日からの新賃金制度導入を狙う中、それを吹き飛ばすストライキに満を持して突入しました。
 委員長の私がスト宣言。副委員長は訪問介護の仕事を休んで合流しました。昼休みの職員食堂前は、一陽会労組組合員と地区や青年の仲間が応援に駆けつけ、さながら解放区となりました。職場の労働者が何人も合流! 一緒にシュプレヒコールを上げました。職場の青年が「賃下げだけはやめてくれ!」と発した言葉は、全労働者の思いです。院内デモに出発すると老健(介護老人保健施設)やさまざまな部署の方が大きく手を振ってくれました。外来に移動すると、また違う部署の労働者が合流! 一方、経営陣や体制内労組幹部は邪魔することも近づくこともできませんでした。
 今回のストライキでもう一つ重要だったのは、「労働安全を守れ」を前面に出したことです。陽和病院では2007年10月3日、夜勤中の看護師が患者に刺殺される事件が起きました。それ以降、「3人夜勤2人巡視体制確立」を掲げて闘ってきた歴史を、資本は全部なきものにしようとしているのです。「新賃金制度は労働安全をも破壊し、患者さんや利用者さんの命や生活も奪う攻撃だ」の訴えが浸透していきました。
 ストライキをやりぬいて思うことは「労働者が一人でも本気で立ち上がれば、団結の力で、労働組合の怒りを体現できるストライキが打てる!」ということです。そして、職場の仲間に対し「恐れることなく、常に怒りの共有を意識して運動をつくること」です。
 一陽会労働組合は組織拡大と一体で、11・4全国労働者集会の組織化を闘います。命を守る医療福祉労働者は、労働組合を復権し、改憲・戦争を止める先頭に立とう!
(一陽会労働組合委員長・坪井静)

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