職場からの通信 教育委員会は人よこせ 公立小学校 神奈川

週刊『前進』04頁(2981号03面04)(2018/10/15)


職場からの通信
 教育委員会は人よこせ
 公立小学校 神奈川


 「Aさんが9月○日から産休に入ります」
 朝の打ち合わせ。校長からの報告に拍手が起こり「おめでとう!」「よかったね」と口々に言いながら、みんなの頭の片隅には「代わりの人くるのかな」という不安が渦巻く。
 「産休代替の臨任(臨時的任用職員)が配置されない」という状況があちこちで起きている。本来正規職員が充てられる定数内に、「欠員臨任」として非正規職員が配置されることが増加し常態化している。臨任登録をした人の多くが「欠員臨任」にとられ、産育休、療休や休職の代替に対応不能になっているのだ。
【A小】 今年度育休者4人の代替で2人はフルタイムの臨任、1人は非常勤講師(授業のみ)、もう1人は欠員のまま新年度がスタート。その後、8月半ばからもう1人が産休入り。なんとか代わりの人が見つかり引き継ぎも済ませたが、なんと! その人は翌日から来なかった! 理由は不明。そして先日、2月からの産休者が判明。年度末だし、代わりは来ないなとみんなあきらめている。
 校長・教頭も授業を受け持ってはいるけれど、子どもたちは落ち着かないし、職員室はいつも空っぽ。誰が倒れてもおかしくない。教育委員会は人よこせ!
【B中】 年度当初から2人が欠員でいまだ解消されず、教科担任がいない。都合のいいことに「許可免許」という制度がある。教委に申請すると「特別」に1年間勉強したこともない教科を教えることができる。その「特別」が何年も続くこの中学校で、私の仲間がついにダウンした。10年ごとに免許更新させておいて何が「許可免許」だ!
【C小】 昨年度、7カ月間特別支援級の担任だった臨任の40代男性が3月末で任用終了。4月からは「市内一忙しい」ことで有名な小学校に任用が決まったものの、5月初めの歓送迎会で「もうたいへんで……」ともらすような状態だった。9月、その彼が学校から救急車で運ばれそのまま入院することに。原因はわからないが鼻血が止まらず、いったん任用が切れる9月末で離職。文字通り「殺人的」な職場に問題がある。そして体を壊しても十分に休むことが保障されない臨任(非正規)という働き方自体も大問題だ。教委は健康診断だのなんだの、任用する時は時間をかけるけど、切るとなったら即ばっさり。
 学校は世間が思っている以上にブラック化している。学校の「働き方改革」のうさん臭さにはみんな気づいている。必要なのは反乱を組織すること!
(大津みさき)
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