安倍内閣の実体は極右・日本会議 9条を解体侵略も美化

週刊『前進』02頁(2986号01面03)(2018/11/01)


安倍内閣の実体は極右・日本会議
 9条を解体侵略も美化


 安倍内閣の実体は、9条解体を悲願とする極右・日本会議(にっぽんかいぎ)です。閣僚20ポスト中15人が日本会議の国会議員懇談会に所属しています。衆参両院でも安倍や麻生を筆頭に約4割を占めています。
 日本会議の現在の会員数は約4万人。「美しい日本の再建と誇りある国づくり」をうたい、天皇崇拝、新憲法制定、軍事大国化、愛国心教育の推進などを掲げ、侵略戦争の歴史を美化し差別・排外主義を扇動しながら日教組や沖縄の闘いを憎悪してきました。教育勅語を暗唱させていた森友学園の小学校設立を推進するなど、その正体は腐敗にまみれた利権集団です。
 日本会議は、元号法制化運動から誕生した「日本を守る国民会議」と、明治神宮や生長の家など宗教団体を中心とする「日本を守る会」が合流して1997年に設立。戦後体制が崩壊する中、「世界は各国が国益を追求し合う新たなる混とんの時代」「亡国の危機が忍び寄っている」(設立宣言)と、戦争できる国への転換を狙い戦前の天皇制国家の復活を唱えます。安倍は「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(97年発足)の初代事務局長に就き、日本会議の先兵となってきました。
 特徴は「国を愛する草の根国民運動」と称するファシスト運動です。戦争賛美の教科書採択運動や、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」を桜井よしこやJR東海名誉会長・葛西敬之らが設立するなど、日本会議は安倍の別動隊として暗躍しています。
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