髙田君の陳述が法廷を圧倒 京大弾圧初公判 傍聴に京大生ら50人決起

週刊『前進』02頁(3005号02面03)(2019/01/24)


髙田君の陳述が法廷を圧倒
 京大弾圧初公判
 傍聴に京大生ら50人決起

(写真 昨年10月3日、京大当局による学生排除に抗議する髙田君)

 京都大学における学生運動を理由に不当逮捕・起訴されている京大同学会執行委員の髙田暁典君の第1回公判が1月16日、京都地裁(入子光臣裁判長)で行われました。髙田君は現在、計4件で起訴されています。今回の公判で扱われたのは、学生寮の自治会の申し入れ行動に参加したことと、講義棟の教室にビラを配ったことをそれぞれ「建造物侵入」とする2件です。
 公判には、髙田君の友人ら京大生や京都市民約50人が傍聴や裁判支援のために駆けつけました。ビラを見て飛び入り参加した京大生もいたほか、裁判所の中で応援の声をかける弁護士もいました。メディアも7社が集まり、この弾圧の不当性に注目しました。
 闘いの拡大に恐怖する京都地裁は、反動の牙城(がじょう)としての本性をむき出しにしました。数十人の職員が集まり、傍聴希望者に対して高圧的な対応を繰り返した揚げ句、抗議する人を許可なくビデオカメラで撮影したのです。その姿は学生に暴行を振るう公安警察と同じです。
 法廷で学生の前に姿を見せた髙田君は意見陳述において、この裁判がまったくの茶番であることを暴露しました。そして、髙田君を裁くはずの裁判を、逆に資本家階級の手先である裁判官・検察を労働者・学生が裁く裁判へと転化することを高らかに宣言したのです。さらには、大学を資本家階級とその政治委員会の言いなりにする攻撃が改憲と一体で進められていることを弾劾しました。
 髙田君の熱烈な演説は、裁判長による不当な時間制限を打ち破って法廷にとどろき、傍聴に来た友人らの心を揺さぶりました。髙田君の闘いに応え、学生は裁判長による退廷の脅迫をものともせずに連帯の声を上げ、団結して獄内外の闘いに取り組む決意を示しました!
 いよいよ次回から学生弾圧の下手人である京大職員が証人として出廷します。京大当局の悪行を天下に知らしめる裁判として、この裁判闘争を闘いましょう。そして、「構内立入禁止通告」の反学問性を暴露し、髙田君の無罪を勝ち取りましょう。
 今後の公判期日は2月7日(木)、8日(金)、27日(水)、いずれも午後2時から京都地裁です。ぜひ傍聴に集まってください!
(京大生・S)
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