広島で大行進結成1周年集会 辺野古基地阻止へ沖縄と連帯

週刊『前進』04頁(3024号03面01)(2019/04/01)


広島で大行進結成1周年集会
 辺野古基地阻止へ沖縄と連帯

(写真 改憲・戦争阻止!大行進結成1周年集会後のデモに注目が集まった【3月21日 広島市】)

(写真 熱気にあふれた1周年集会)


 3月21日、広島市内で「辺野古埋めるな! 9条変えるな!」をスローガンに改憲・戦争阻止!大行進結成1周年集会を大行進広島実行委員会の主催で行いました。
 呼びかけ人の大江厚子安芸太田町議会議員から開会あいさつの後、辺野古新基地建設の歴史と現在を追ったドキュメンタリー映画「SAVE HENOKO」(森の映画社)を上映しました。機動隊がゲート前座り込みを排除し工事を強行する映像に怒りを新たにするとともに、この激しい闘いの末に沖縄県民投票に示された辺野古新基地建設絶対反対の意思があることに確信を持ちました。集会に寄せられた映画の共同監督である影山あさ子さんからの「辺野古を止めれば改憲も止まる」というメッセージが紹介されました。
 島根人類愛善会の松浦武生会長が改憲阻止に向かって本気を出そうと連帯あいさつを行いました。
 集会は大行進運動を牽引(けんいん)してきた教育労働者、自治体労働者、国鉄労働者を軸に発言が行われました。基調報告は自治体労働者の福井利明さんが行いました。沖縄の闘いの歴史を振り返り、本土が沖縄の問題を自分の問題として考えることの必要性を訴え、また昨年8月の自治労大会での「改憲断固阻止」決議を受け、組合内で討論し、2月の組合大会で憲法改悪反対の決議をあげたことを報告。8月6日の平和公園でのデモ規制について、「政権に批判的な言論封殺」であると弾劾しました。同じ自治労の青年労働者からは8・6デモ規制阻止の決意と会計年度任用職員制度を断固粉砕する決意が語られました。
 広島大学の学生からは新入生を含めた決起でデッチ上げ弾圧を粉砕した報告が行われました。
 「改憲阻止!教え子を戦場に送るな!広島教職員100人声明」呼びかけ人の倉澤憲司さんと平野綾子さんが発言。「新自由主義が教育に入ってきて本当の教育ができない。多忙化で戦争や改憲の話ができない。その現実を打ち破りたい」「実力闘争で闘う組合に変えたい」と決意が語られました。
 動労西日本の大江照己委員長が、戦争になれば鉄道が真っ先に動員されること、19春闘ストで通行人から拍手が出たことを報告し、被爆2世の中島健さんから8・6デモ規制条例制定を絶対に阻止する決意が語られました。
 まとめの提起で星野文昭さんの奪還へ3月、全力を尽くすこと、4月杉並選挙、5・1メーデー、8・6広島大行動の成功を行動方針として呼びかけました。
 集会後、広島市繁華街をデモ行進。拍手する通行人も現れ、改憲阻止・安倍打倒への圧倒的注目・支持を実感しました。
(改憲・戦争阻止!大行進広島実行委事務局長 宮原亮)

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