全国水平同盟が第8回大会呼びかけ 改憲攻撃と真っ向対決し狭山・植木団地闘争勝利へ

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週刊『前進』04頁(3050号04面02)(2019/07/08)


全国水平同盟が第8回大会呼びかけ
 改憲攻撃と真っ向対決し狭山・植木団地闘争勝利へ


 全国水平同盟の第8回大会への参加の呼びかけが発せられました。その要旨を紹介します。(編集局)

 全国水平同盟は、来る7月21日、第8回大会を、追い出しと4億円の賠償と闘う高槻支部・植木団地の地元である高槻市で開催します。全国からの参加を呼びかけます。
 私たちは、大会と大会の準備過程そのものを、改憲を狙う安倍政権の参院選挙のまっただ中で闘われる一大改憲阻止決戦そのものとして闘います。
 6月7日、高槻市は「6月28日までに賠償金を払え、植木団地から出て行け」という通告を送ってきました。「部落民は甘えるな!」とむき出しの大阪高裁差別判決とこれを支持した最高裁の上告棄却は、国家をあげた部落解放運動絶滅攻撃です。4億円の損害賠償金と40年以上培ってきた植木の圃場(ほじょう)を奪う判決は、植木労働者の生活を破壊し「部落民は死ね」という攻撃以外のなにものでもありません。
 この攻撃は、植木団地にとどまらず、全ての労働者に向けられた攻撃であり、獄中44年の無実の星野文昭さんに対する獄死攻撃、関西生コン支部にかけられている大弾圧、天皇攻撃と一体の安倍政権による改憲・戦争攻撃そのものです。私たちは、改憲阻止決戦として真っ向から対決し打ち破る決意です。
 全国水平同盟は、この攻撃と真っ向から対決し、部落解放共闘、労組交流センターの労働者と共に、3月21日の最高裁判所への要請行動、5月21日には狭山闘争と一つになった東京高裁要請行動に決起しました。5月23日には石川一雄さんの闘いと一つになり、東京、大阪、広島で狭山闘争に決起しました。この闘いを通して、東京高裁・訟廷管理官に「狭山と植木団地の問題は通底している」と言わしめたように、狭山闘争と植木団地闘争の合流を勝ちとる画期的な地平を切り開きました。
 いよいよ新自由主義で奪われてきた団結をわれわれが奪い返す時代が来ています。世界恐慌・世界戦争の危機は深まり、革命の時代が到来しています。全国の部落では、住宅追い出し・更地化、非正規職化と生活破壊への怒りの決起が始まっています。植木団地闘争は、狭山闘争と共にこの怒りの結集軸になる闘いです。植木団地の労働者の団結と生活を守るために呼び掛けた、3000万円カンパへの協力をお願いします。
 全国水平同盟は、階級的分断のための差別、排外主義と闘い、戦前の水平社の戦争への屈服をのりこえ、国鉄闘争を軸に階級的労働運動の先頭に立ちます。全国の部落で全国水平同盟の旗を打ち立て、改憲・戦争阻止・大行進運動の先頭で闘います。
 なによりも星野文昭さんの命を奪った国家権力を絶対に許さない。星野さんの遺志を引き継ぎ、狭山闘争と一体で権力犯罪を弾劾する再審勝利を勝ちとる事を大会で宣言します。
 そして11月労働者集会に向けた総決起の大会として勝ちとります。
 全国からの結集を、メッセージを大会に寄せられることをお願いします。
 全国水平同盟
    委員長 久原正子
     ◇
全国水平同盟第8回大会
 7月21日(日)午後2時
 高槻現代劇場ホール2階展示室 (阪急京都線高槻市駅から徒歩5分/JR京都線高槻駅から徒歩12分)
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