8・5広島 韓国、沖縄から連帯の訴え 星野精神の継承を誓う

週刊『前進』02頁(3059号02面03)(2019/08/15)


8・5広島
 韓国、沖縄から連帯の訴え
 星野精神の継承を誓う

(写真 団結をかちとった国際反戦反核集会。動労西日本の大江照己委員長のリードでインターナショナルを合唱【8月5日 広島市】)

(写真 星野精神継承の第2部では、文昭さん追悼ビデオを上映し、星野暁子さん【左】が自作の詩「僕のヒロシマ」を朗読した)


 8月5日夕、広島市中区のアステールプラザで、被爆74周年8・5広島国際反戦反核集会が開催された(主催/8・6ヒロシマ大行動実行委員会)。
 「星野文昭さんの遺志をつぎ、核と戦争をなくそう」をメインスローガンに第1部「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・チェルノブイリ・フクシマをくり返すな」、第2部「星野精神継承日韓国際決意大会」の2部構成でかちとられた。
 8・6ヒロシマ大行動共同代表の大江厚子さん(安芸太田町議)が「安倍政権は韓国敵視政策をとっていますが、私たちは分断させられません」と力強く開会あいさつを行った。
 同共同代表で被爆2世の中島健(たけし)さんがヒロシマからのアピール。「今、安倍政権は徴用工問題など日帝36年の朝鮮植民地支配を居直っているが絶対に許せない。内実豊かな国際連帯で実際の戦争を阻止しよう」「私たちは8・6を忘れません。核使用を必然化する帝国主義を打倒し、核兵器を廃絶しよう」と呼びかけた。
 フクシマからふくしま共同診療所の杉井吉彦医師が、東京オリンピックへの安全安心・帰還・復興キャンペーンを弾劾し、「7年間、診療所は避難・保養・医療の原則でやってきたが、多くの連帯の力で成長してきた」と報告した。被曝労働拒否を闘う動労水戸の照沼靖功さんは、9・22水戸集会を呼びかけた。

米軍基地と闘う沖縄の母親たち

 沖縄から参加した「チーム緑ケ丘1207」の皆さんが登壇。17年12月7日、宜野湾市にある緑ケ丘保育園の屋根に米軍ヘリの部品が落下。父母たちが「チーム緑ケ丘1207」として再発防止を求めて運動を続けている。米軍機が飛び交い、子どもたちの命を脅かす沖縄の空、原爆が落ちてきたヒロシマの空----「安心安全な空を、この声が伝わらないのはなぜ?」「沖縄の子どもたちの命が軽視されているのではないか」「皆さん、一丸となって声を上げましょう」と連帯を表明した。
 韓国の全教組テグ支部のキムソクヒョンさんが広島教職員100人声明呼びかけ人の倉澤憲司さんと共に登壇し、「朝鮮半島情勢が日々急変している。日米韓軍事同盟に対し、日韓労働者が力を合わせて闘おう。韓国ではパククネにろうそくを持って立ち上がった。日本の労働者は安倍政権にたいまつを持って立ち上がろう」と檄を飛ばした。
 第2部は、星野文昭さんの追悼ビデオ上映から始まった。韓国からは、今年1月にテグに文昭さんのつれあいの星野暁子さんらを招いて星野詩画展を主催したイドクチェさん一行が発言する予定だったが、福岡空港で不当にも数時間にわたって入国を妨害されているという報告が入り、会場は怒りに包まれた。
 星野暁子さんの詩「僕のヒロシマ」が朗読された後、元衆院議員で部落解放同盟広島県連顧問の小森龍邦さんが星野文昭さん追悼の発言に立った。小森さんは「河上肇博士の『われもし十年若かりせば』という言葉がありますが、私は87歳。しかし数々の反権力の闘いの経験、理論に曇りはありません。命ある限り闘う。一つは、星野さんの突然の死について権力を徹底的に追及する。もう一つは、安倍内閣の不当な韓国に対する態度を、日本人から声を上げて追及しなければならない。これは世界平和を求める我々の責任だ」ときっぱりと述べた。
 続いて暁子さんが「日帝の朝鮮植民地支配の残虐な歴史を消すことはできないが、その歴史を変えるために文昭は44年間、日韓民衆の真の連帯のために闘った」と、星野精神の継承を訴えた。
 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表の狩野満男さんが「私たちはヒロシマにおいて、星野さんの闘いを引き継ぎ、彼が終生訴えた『すべての人間が人間らしく生きられる社会』を実現するために闘うことを誓います」「全世界の労働者民衆が星野精神を継承して闘う時、安倍やトランプを打倒することができます」という「真相究明・責任者処罰・再審貫徹!星野精神を継承する国際決議」を提案し、全参加者の拍手で決議された。
 さらに広島大学学生自治会の森田寛隆委員長が「侵略の歴史を居直り、新たな戦争を準備する安倍政権の改憲に反対する日韓国際決議」を提案し、参加者一同が「日韓労働者民衆の国際的な連帯と団結」で闘う決意を打ち固めた。

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