西郡住宅闘争 八尾市が770万円を請求 架空家賃が払えるか!

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週刊『前進』02頁(3113号02面02)(2020/03/05)


西郡住宅闘争
 八尾市が770万円を請求
 架空家賃が払えるか!

(写真 「部落差別をあおって地域を分断し破壊する八尾市を許さない!」。8家族を先頭に全国水平同盟、八尾北労組らが抗議行動【2月19日 八尾市役所前】)

8家族に最高家賃の2倍、月14万円

 「770万円の架空家賃請求を許さない! 絶対反対で闘う。八尾市で働く職員の皆さん、8家族と共に維新の会・大松八尾市長打倒に立ち上がろう」。2月19日、大阪府の八尾市役所前で、西郡(にしごおり)の8家族の怒りの戦闘宣言が発せられた。
 大松市長は1月21日付けで、8家族に「2月21日までに滞納家賃を払え」と最高770万円の請求書を送ってきた。ふざけるな!
 そもそも西郡の団地は、戦後、住民が劣悪な住環境の中で部落差別と闘い、何度も東京に行って国と交渉し、自分たちの土地や建物を提供して建てさせた市営住宅だ。そこに、住民を追い出しムラをつぶして跡地を資本の自由にする応能応益家賃制度を導入しようとしたから、家賃を供託して絶対反対で立ち上がったのだ。
 闘いの拡大を恐れた八尾市は、2008年には供託者の預貯金―年金を差し押さえ、14年8月には機動隊を動員して、最後まで絶対反対を貫いた8家族を団地から追い出した。しかも、8家族が供託していた従来からの家賃を「没収」した。そうしておきながら、住んでいた団地の最高家賃の2倍、月14万円の架空家賃を不当請求してきたのだ!
 8家族は、地元で共に闘う八尾北医療センター労組の仲間も参加した会議で徹底的に討論し、団結して絶対反対を貫いて闘う決意を固めた。
 市役所闘争には、全力で立った八尾北労組の執行委員を先頭に、地域の仲間、高槻・京都の全国水平同盟の仲間、関西労組交流センターの労働者が総決起した。8家族は八尾市住宅管理課を弾劾し、抗議文をつきつけた。八尾北労組は「これこそ改憲・戦争攻撃そのものだ。自治体労働者は一緒に闘おう」と呼びかけた。

差別での分断には団結呼びかけ闘う

 西郡にある桂中学校区内のK小学校区で行われた説明会で八尾市幹部と維新の会の議員が暴言を吐いた。「西郡は高齢化し、住民が少ないから一カ所に集約する。桂小学校を中学校の中に建てる。空いた土地を売り払う」「(桂中学校については)行かなくていいように学校選択制にする」「(大松市長が学校選択制を言うとハレーションを引き起こすので)『通学環境を整える』と言いかえて学校選択制を進める」
 八尾市は差別をあおって住民に「賛成」させ、地域を分断しようとしている。桂小・中学校をつぶして解放教育と解放運動をつぶし、西郡のムラそのものをつぶして資本の金もうけの場に変えようとしている。断じて許すことはできない。
 8家族と全国水平同盟西郡支部は八尾北労組と共に、部落差別をあおって地域を分断し破壊する八尾市の攻撃に対し、逆に団結を呼びかけ、八尾市のあり方全体をひっくり返す。
 08年に登場した維新の会・橋下徹大阪市長を15年に打倒した闘いを受け継ぎ、民営化と総非正規職化、団結破壊と闘う現業など自治体労働者の怒りの総決起と結びついて、維新の会・大松八尾市長打倒、安倍打倒の闘いを巻き起こす先頭に立つ。
 2月16日の桂小学校での説明会では、地域破壊に対する若い保護者の怒りが八尾市に対してたたきつけられた。ついに決起が始まった。この闘いの軸の一つとして狭山闘争を闘う。3・22東京高裁包囲デモに決起する。
(全国水平同盟西郡支部・M)
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