関生弾圧を打ち破れ 新潟で「棘」の上映会 労組動員あり70人超す

週刊『前進』04頁(3118号02面03)(2020/03/23)


関生弾圧を打ち破れ
 新潟で「棘」の上映会
 労組動員あり70人超す


 2月24日に新潟市内で映画「棘」の上映会があり、私も上映実行委員会に加わりました。杉浦弘子監督とプロデューサーの平林猛さんの参加も得て、70人以上の結集で大成功しました(写真)。
 主催者を代表して元郵政労働者が、関西生コン弾圧がJR東日本の東労組つぶしと並行して行われていることに警鐘を鳴らし、安倍政権による「労働組合のない社会」を目指す攻撃であると弾劾しました。「これを許すならば戦前と同じような翼賛体制から戦争に突き進む。今こそ声を上げ、関生弾圧反対の行動を起こそう」と訴えました。
 上映の後の意見交換では「この映画をなんとしても見たいと思い、風邪をひかないようにと入浴を控えてきた。参加してよかった」「もっと多くの人に伝えるために、映画館が使えないのか」「関生は労働条件の闘いだけでなく、私たちの身近な問題にも力を発揮している」などの支持と共感の発言が続きました。
 今回の上映会は、上映実行委員会の陣形が広がり、労組の動員が始まったことと、「棘」の内容の良さなどが重なって多くの参加を実現できました。
 安倍政権の改憲を先取りする関生弾圧は労働者の危機感を強めています。関西生コン支部に悪質なレッテルをはって、分断を狙うことを許してはなりません。闘う労働運動を再生させる契機として、この上映会を全国に拡大し、安倍政権の労組つぶし=「労働組合のない社会」という狙いを破綻させましょう。20春闘でストライキの復権を実現しましょう。
(国鉄闘争全国運動・新潟 阿部啓輔)

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