団結ひろば 投稿コーナー

発行日:

週刊『前進』04頁(3157号04面03)(2020/08/24)


団結ひろば 投稿コーナー

8・6―8・9の行動に参加して

改憲をめざす安倍も弾劾!
 京都大学 F・F

 私は今回初めて8・6広島デモに参加した者です。
 広島デモは毎年ニュース番組でも取り上げられるので以前から知ってはいましたが、どこか他人事としてとらえていました。しかしこの度、中核派やその他の団体の方々の主張を聞いて、様々な問題を認識させられました。
 広島大行動では、ただ「反戦・反核」を訴えるだけでなく、改憲を目指す安倍首相に対する弾劾もおこないました。
 広島市民(?)の方々の多くは式典中のデモに反対しているようですが、本当にそれでよいのでしょうか? 「慰霊の日」にするべきことは、改憲を目指し、コピペ原稿を読み、原爆被害者ではなく汚職議員を式典に出席させる安倍首相の話を黙って聞いていることでしょうか?
 真に被爆者を思い、平和を求めているのが誰なのかは明白だとおもいます。

絶やすな!平和実現の行動
 京都大学 D・A

 今年はじめて8月6日に広島に行きました。
 平和記念式典の様子はテレビで見たことがありましたが、テレビに映らないところで集会やデモをしている人たちがいることは知りませんでした。原爆ドーム前で朝から行われたヒロシマ・アピール集会の中に「広島市民」と名乗るプラカードを提げた人たちが立っていました。「主張は違う日に」「お静かに」などの文言が書かれていました。大学で知り合った友人は、祖母の代からの広島市民です。彼女は、核廃絶を明確に示さない首相の発言に「腹が立つ」と言っていました。
 この日、広島では各団体が集会を行っていました。参加する人たちにはご高齢の方が多いです。このままいくと、数十年後にはこのような集会さえ行われなくなり、ますます容易に戦争を始めようとする風潮ができあがってしまうという危機感を覚えました。
 広島に行ったことで、本当の平和を実現するための人々の行動を絶やしたくないと強く感じることができました。

集会妨害の右翼は許せない
 関西・学生 A

 今夏、広島闘争ならびに初めて長崎闘争に参加し、広島における平和記念式典からの市民排除策動と対決した集会や広島・長崎現地学習を通して、平和の構築は民衆が切り開いてきたものであることを何よりも学びました。
 朝鮮戦争下の被爆者によるゲリラ集会、のちにノーベル平和賞を受賞する佐藤栄作の広島来訪への被爆者青年同盟による実力糾弾、そして朝鮮人・中国人被爆者の状況調査を行う市民活動など、私たちはそれらの実践や精神に学び、引き継ぐ反戦・反核・国際連帯運動をつくらなければならないと強く思います。
 だからこそ広島市や「普通の市民」として登場し集会妨害を行なった右翼による「平和」や「祈り」の意味収奪は許せません。
 『はだしのゲン』の再読を私は考えています。闘争参加・学習を経て新たに学ぶものが多いと思います。

民衆の立場から反戦反核を
 関西・学生 M・R

 8・6広島行動に参加させていただきました。
 午前中の行動には、たった75年前にこの街を襲った惨劇を風化させてはならない、繰り返させてはならないという民衆の思いが結集していたと思います。そのためにも、日帝植民地主義の責任の所在や戦争のむやみな長期化を招いた反省を明らかにするとともに、民衆の立場から反戦・反核を断固として貫き通す必要性があることを強く実感しました。
 この犠牲者を追悼する気持ちを忘れないようにするためにも、ただ黙っているのではなく積極的にアピールをしていかなければならないのではないでしょうか。

戦争の空気・背景感じる戦跡
 東京・青年労働者 朝日 律

 8月5日の広島市の戦跡めぐりのフィールドワークに参加しました。暑い中、ガイドをして下さり、ありがとうございました。
 私は広島に2年間ふわふわと住んでいましたが、その時のアパートの最寄り駅のパチンコ屋裏に平和の塔があったの! 遊んだ宇品港は元軍港で、その跡地に何も知らず座っていたかもしれない!
 私の行動範囲に戦跡が多くあったのは衝撃でした。身近にあっても知らないことが多いと学びました。
 広島の地名や通り、橋の名前に、天皇に関連してつけられた名が残っていました。権力志向が見えて嫌だなと感じました。
 戦争の遺跡の陸軍被服支廠(しょう)が、保存か解体か問題になっていると知り、私は残してほしいと思いました。
 今、戦争の恐さ、ひどさを勉強すること、触れることが減り、戦争を体験し語れる人も減少しています。私の世代でこれです。本で見るのと実物を見て触れるのは大きく違います。戦跡は現在、未来でも戦争の空気感、背景を強く感じられるものじゃないでしょうか。これからの若い人、学んでいく人、50年後、100年後のために残していくべきです。
 来年も戦跡めぐりを企画していただきたいです。友達も誘いやすいし、学べますので是非よろしくお願いします。

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