10・31国際連帯集会へ コロナ下で11・1賛同が世界に拡大

週刊『前進』04頁(3167号01面04)(2020/10/26)


10・31国際連帯集会へ
 コロナ下で11・1賛同が世界に拡大


 11・1全国労働者総決起集会の前日10月31日、動労千葉国際連帯委員会の主催で「関生支部弾圧・労組破壊を許すな! 国際連帯の力で、コロナ解雇・労働大改悪、改憲・戦争を阻止しよう! 10・31労働者国際連帯集会」が開催される(要項別掲)。例年、各国からの訪日団を迎え、11月集会翌日の日韓理念交流会とあわせて、それぞれの闘いを共有するために開催してきた集会だ。
 1998年に動労千葉、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同の3労組の共催で始まった11月労働者集会は2003年以来、国際連帯集会として行われてきた。その柱をなしてきたのは、韓国・全国民主労働組合総連盟(民主労総)、アメリカ・カナダの港湾労働者を組織する国際港湾倉庫労組(ILWU)との連帯だ。とりわけ2016年以来の11月労働者集会は、毎年同じく11月にチョンテイル烈士精神継承を掲げて全国労働者大会を開催する民主労総との連帯のもと「東京―ソウル国際共同行動」として行われてきた。
 さらに、20年近い国際連帯闘争の蓄積の中で、ドイツ、イギリス、トルコ、ブラジル、フィリピン、中国、香港、台湾、イタリアなどの労働者とも、現場での階級的労働運動の実践を基礎とする連帯が生み出され拡大している。
 今まさに全世界で、資本や政府はコロナに乗じた解雇や賃下げなどの階級戦争を仕掛けてきている。これに対し、医療労働者を先頭とする闘いの課題は全世界共通であり、今ほど労働者階級の国際連帯が力を発揮する時代はない。
 事実、今年の11・1集会には例年を上回る関心が寄せられている。全世界に発信した集会アピールに応えて、フランスの鉄道連帯など世界各国の86労組・団体が参加する「国境なき鉄路」から初めて支持と賛同のメッセージが寄せられた。コロナ危機下で連帯が始まったイタリアのS・I・Cobas(職場委員会連合)も、11・1集会を支持し参加の可能性を追求すると応答。ボルソナロ政権に地域ぐるみの団結で立ち向かうブラジルのCSP―コンルータス(全国闘争連盟)からも傘下の79労組・団体が名を連ねた熱烈な連帯メッセージが寄せられ、アメリカのRWU(鉄道労働者連帯)も運営委員会で11・1賛同を決議した。中国の鉄道労働者集団も、民営化・外注化反対の連帯メッセージを送ってきている。いずれも例外なく、世界中で始まった労働者階級の歴史的反乱の先頭に立っている仲間たちだ。
 今年の10・31国際連帯集会では新型コロナの影響で直接の交流こそ実現できないものの、民主労総ソウル地域本部はオンラインでの参加を予定。さらに、台湾・桃園市職業総労働組合とアメリカ・UTLA(ロサンゼルス統一教組)からビデオメッセージも寄せられる。排外主義をあおる菅政権のもと、労働組合に結集して闘う在日の仲間による発言も重要だ。11・1労働者集会とあわせ、仲間を誘って結集しよう。
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