チョンテイル烈士50周年記念 映画上映会 韓国・旭非正規職支会の闘いをともに

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週刊『前進』04頁(3168号02面02)(2020/11/02)


チョンテイル烈士50周年記念 映画上映会
 韓国・旭非正規職支会の闘いをともに




 日本企業・旭硝子(あさひガラス、現・AGC)の韓国工場で働いていた非正規職労働者たちが、あまりに非人間的で劣悪な職場を変えようと2015年春、労働組合を結成した。しかし1カ月後、メール1本で解雇される。「解雇撤回! 正規職として職場に戻せ!」----旭非正規職支会の22人の組合員の闘いは6年目に入っている。
 彼らは非正規職労働者が闘っていると聞くとどこにでも駆け付け、連帯の蜘蛛(くも)の巣を張る。彼らについて行けば、韓国の非正規職労働者の現実を見ることができる。

あなたは蜘蛛を見たことがありますか

 解雇撤回闘争を支援する旭非正規職支会支援共闘会議が、11月15日に旭支会の闘いを描いたドキュメンタリー映画「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」の上映会を開催する(要項別掲)。この映画は、旭非正規職労働者が世の中を変える話だ。
 トールゲート(高速道路料金所)で解雇された女性労働者たちの籠城(ろうじょう)現場など、旭支会は争議現場に駆け付ける。
 18年12月、テヤン火力発電所でベルトコンベヤーに巻き込まれて亡くなったキムヨンギュン烈士。彼は24歳の非正規職労働者だった。この映画のもう一人の主人公は、彼の母親・キムミスクさんだ。「息子がなぜ死ななければならなかったのか。国が構造的に非正規職をつくり、人間扱いしなかったからです」と、雇用労働部長官に迫る。

AGC本社を攻め、京浜工場前で宣伝

 コロナのために3月の株主総会をはじめ、日韓の往来はできない状態だが、AGC本社を攻める旭支援共闘会議の闘いはますます求められている。
 10月16日、9月に続きAGC本社に抗議申し入れを行い、東京駅丸の内北口で街頭宣伝(写真上)。21日には横浜市鶴見区にあるAGC京浜工場前で出退勤の労働者に11・15旭映画会のビラを配布し、11月労働者集会への参加を呼び掛けた(写真下)。
 今年は、チョンテイル烈士が「勤労基準法を守れ!」と叫んで炎に包まれた1970年11月13日から50年。11・15映画会は、チョンテイル烈士50周年の民主労総全国労働者大会と連帯する場だ。日本での非正規職撤廃闘争を巻き起こそう。旭支会と共に闘おう!

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チョンテイル烈士50周年記念 映画上映会
旭非正規職労働者の世の中を変える話
あなたは蜘蛛を見たことがありますか
 11月15日(日)午後6時45分開会 鑑賞券1000円
 亀戸文化センター・カメリアホール(東京都江東区亀戸2―19―1、JR亀戸駅北口)
 主催 旭非正規職支会支援共闘会議
 連絡先 090―9016―0272 予約受付中

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