北海道・九州で国鉄集会 福岡 博多駅前で街頭宣伝も 闘う労組の再生へ展望

週刊『前進』04頁(3183号02面03)(2021/02/22)


北海道・九州で国鉄集会
 福岡 博多駅前で街頭宣伝も
 闘う労組の再生へ展望


 2月13日、福岡市の「ももちパレス」で「国鉄1047名解雇撤回!闘う労働組合をよみがえらせよう!2・13九州国鉄集会」が開催されました。(写真
 動労総連合九州の羽廣憲委員長が基調を提起しました。「国鉄分割・民営化の目的は改憲と労組破壊だった。しかし国労本部はその本質を見抜けず、屈服に次ぐ屈服を重ねた。それに対して私たちは絶対反対を貫き、02年5・27国労臨大闘争弾圧や10年4・9政治和解を打ち破って団結を守り抜いてきた。今それが生きる時だ。コロナと大恐慌の中で、昨年から福岡でも立て続けに争議が開始されている。すべての現場に労働者が人間扱いされていないことへの腹の底からの怒りがある。30年間国鉄闘争を貫いてきた私たちは勝利の展望をがっちりとつかんでいる。困難を乗り越える力は仲間との団結であり、団結は目的意識的な行為だ。そのことに確信をもち、すべての職場、何よりもJRの現場に、闘う労働組合の旗を打ち立てよう。3月春闘、5・1メーデーを闘いぬき、7・4全国集会へ大結集し、1047名解雇撤回を実現しよう」と熱烈に訴えました。
 続いてレイバーユニオン福岡から、委員長と共にこの間争議に立ちあがった当該が登壇しました。2波のストライキをうち抜いた運輸会社のA組合員は、「皆さんの支援を受けてストライキを貫徹できました。3月末で定年退職ですが今後も闘いを継続し、職場の仲間を組合に獲得していきます」と決意を表明。飲食店で働く仲間は、同僚と一緒に課長を追及し時短営業下でも100%の賃金補償を確約させた勝利を報告しました。保険会社で働く仲間は、激しいパワハラを職場の仲間が一丸となった決起で打ち破ったことを意気軒高と報告しました。
 全発言に団結して闘うことへの確信があふれ、闘う労働組合を現場から再生させる具体的展望を示す場として、集会は大成功しました。その勢いのまま、JR不採用から34年となる2月16日には博多駅前での街頭宣伝が取り組まれました。
(九州・T)

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