北海道・九州で国鉄集会 札幌 国鉄・関生の結合に確信 コロナ吹き飛ばす熱気

週刊『前進』04頁(3183号02面02)(2021/02/22)


北海道・九州で国鉄集会
 札幌 国鉄・関生の結合に確信
 コロナ吹き飛ばす熱気


 2月13日に札幌市で行われた北海道国鉄集会は全国労組交流センターの新たな出発と一体で私たちの運動が新段階に入ったことを示しました。集会は三つの柱で行われました。(写真
 第一の柱は全国労組交流センターの飯田英貴事務局長による「国鉄闘争の現在と新自由主義を打ち破る労働運動」と題した講演です。講演は労組交流センターの原点を丁寧に語り、全国労組交流センター定期総会での新体制発足の息吹が伝えられると会場は熱を帯びてきました。現在における国鉄闘争の意義が分厚く語られ、1047名解雇撤回闘争は「勝利まであと一歩」に来ていること、国鉄闘争は政府・財界中枢との直接的激突となっていることが明らかにされました。講演はこの時代に求められる階級的労働運動論で締めくくられ、一人ひとりの職場生産点での闘いの決意を高めるものになりました。
 第二は、「関生支部を支援する会北海道準備会」の仲間の発言です。この発言で翌日札幌市内で行われた関生支部の七牟礼時夫副委員長、武洋一書記長の講演会と国鉄集会が相互に強め合うものになりました。
 関生支援に携わる方の多くは、4党合意や4・9政治和解まで国鉄闘争に関わってきた方々です。まさに「国鉄×関生」の実践です。関生支援で再会した「旧友」たちと国鉄闘争の現状を共有できたことは、これからのあらゆる運動の土台となると思います。
 第三は、北海道における階級的労働運動の拠点建設の前進です。自交総連SKさくら交通労組の河野晃興委員長は、「今朝もまた組合員を一人拡大した」から始まり、「『全員が加入して当たり前』の労働組合になってきた」と圧巻の報告を行いました。福祉現場で働く仲間はコロナで立ち行かなくなった障害者作業所の現状を報告し、それは新自由主義政策によってすでに始まっていたこと、〈コロナ×大恐慌〉が団結のチャンスを生んでいることを明らかにし、コロナ禍を吹き飛ばす希望を与えました。
 集会は参加者の総意として1047名解雇撤回の旗を掲げ続けること、3・13ダイヤ改定によるJR北海道の大幅減便―大合理化と日高線廃線に立ち向かい現場労働者とつながること、関生支援と北海道における階級的労働運動の発展を一体でかちとることを確認しました。この集会の成功をばねに、JR崩壊―医療崩壊―地域崩壊―北海道崩壊と立ち向かい、北の大地を革命の根拠地に転化します!
(北海道・A)

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