香港 民主派人士「有罪」に怒り

週刊『前進』04頁(3190号02面05)(2021/04/12)


香港
 民主派人士「有罪」に怒り

(写真 出廷に先だって李卓人氏らが、裁判所前に駆け付けた労組などの支援者に向かって力強く訴えた【4月1日 香港】)

 2019年8月18日の逃亡犯条例改悪反対集会で「不許可集会組織化・参加罪」で起訴されていた民主派人士7人に対し、香港西九龍裁判所は4月1日、有罪の判決を下した。被告7人は、すでに国家安全保障法違反容疑で勾留されている新聞「りんご日報」創業者の黎智英氏、民主党初代主席の李柱銘氏、職工会連盟の事務局長の李卓人氏ら代表的な民主派人士だ。
 8月18日の集会は労働者民衆170万人が「流水式デモ」を展開して香港政府と中国政府を追いつめた歴史的な闘いだった。今回の判決は、香港の労働者民衆の闘いにおびえた弾圧そのものである。徹底的に弾劾する。
 4月1日、被告の民主派人士や家族は、出廷前に裁判所で、集まった労組などの支援の人々に訴えた。李卓人氏は「8・18集会は170万人が集まり全香港が立ち上がった。参加者のまなざしも足取りも決意も固く、歴史的な大きな意義があった。政府は2019年以降、集会を弾圧し、法治、自由、民主を後退させ、私たちの決意をくじこうとしている。だが、香港は最後には勝利できると確信する」と力強く訴えた。
 このように香港の闘いは大弾圧の中でも不屈に続いている。
 刑期は4月16日に言い渡される。有罪判決を怒りを込めて弾劾し、長期投獄を許さず、香港の労働者民衆と団結して闘おう!
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