5・26三里塚新やぐら裁判・デモへ 強制執行粉砕し農地を守る決戦

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週刊『前進』04頁(3194号03面03)(2021/05/17)


5・26三里塚新やぐら裁判・デモへ
 強制執行粉砕し農地を守る決戦


 5月26日、東京高裁第2民事部(白石史子裁判長)で「新やぐら裁判」の控訴審第1回が開かれる。午後2時の開廷に先立ち、午前11時30分に東京・日比谷公園霞門に集合し、裁判所に迫る霞が関デモが行われる。三里塚芝山連合空港反対同盟の呼びかけに応え、天神峰・市東孝雄さんの農地を守り抜く闘いの重大な一環として、デモと傍聴に駆けつけよう。

違法・脱法断罪を

 新やぐら裁判は昨年8月に一審千葉地裁において、成田空港会社(NAA)の請求を丸ごと認め、市東さんの天神峰の農地の一角に建つ監視やぐら、看板など四つの物件について、所有者である反対同盟に対し、「収去と土地の明け渡し」を命ずる判決が下された。
 絶対に許すことはできない。NAAにそんなことを求める資格は1ミリもない。NAAは、これらの物件が建つ農地の所有権を「取得した」と言い張っているが、耕作者である市東家にまったく無断・秘密裏に空港公団(NAAの前身)が行った旧地主からの底地の買収は、明らかな農地法違反である。
 しかも15年にわたってそのことをひた隠しにし、旧地主には市東家から地代を受け取らせていたのだ。
 このような虚偽と隠ぺい、詐欺的行為をことごとく容認し、農地法裁判においては、市東さんの天神峰の農地の明け渡しを命ずる反動判決が千葉地裁で下され(2013年)、最高裁で確定している(16年)。
 ところがその農地法裁判の判決では、やぐらや看板は市東さん個人の所有物ということにされているが、その認識は誤りで、実際には反対同盟の所有なのだ。
 市東さんの農地を強奪する上で、やぐら・看板の存在が決定的な妨げになることに気付き、NAAはあせって「別の裁判」を起こしたというのが新やぐら裁判だ。
 逆に言えば、この新やぐら裁判を徹底的に闘い、NAAの違法・脱法をあらためてことごとく暴露・断罪することが、市東さんの農地を守る上で決定的に重要なのである。

早期結審を許すな

 一審千葉地裁の反動判決は凶暴で許しがたい攻撃だが、東京高裁に異動になった内田博久裁判長が「職務代行」という異例の形で千葉に舞い戻って判決文を読むというアクロバット的な手法であった。敵にはまったく余裕がない。しかも新型コロナ情勢で、成田空港自体が存亡の危機にある。
 控訴審では、早期結審を絶対に許さず、一審で却下された浅子直樹公団用地部長(当時)などの証人尋問を必ず実現しなければならない。農地強奪のために違法・脱法、虚偽、隠ぺいを重ねる国家権力とNAAに対し、市東さんは「私はうそはつかない真っ正直な生き方を貫いてきた」と胸を張って語っている(新DVD)。どちらに正義、信義誠実があるかは明らかだ。
 反対同盟は農地取り上げ強制執行攻撃に備えて、連日実力で農地を守る態勢をとり闘っている。5・26新やぐら裁判・デモに全力で駆けつけよう。

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三里塚新やぐら裁判控訴審
 5月26日(水)午後2時 東京高裁102号法廷
 裁判前デモ 午前11時30分、日比谷公園霞門集合

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