団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3198号04面03)(2021/06/14)


団結ひろば 投稿コーナー

沿道で聖火リレー抗議行動
 新潟 Y

 6月5日、東京オリンピックの聖火リレーが新潟市を通過するのに合わせて、新潟県労組交流センターの呼びかけで抗議行動を行った。私たちは「オリンピックやめろ!」「いのちを守れ!」「五輪予算を医療にまわせ」などのボードを用意し、リレールートの沿道でサイレントスタンディングを行った。
 「星野文昭さんに連帯する会」の学習会の参加者も合流し、ともに抗議の意思を示した。
 聖火ランナーとスポンサーの大企業の宣伝カーに注目が集まる一方で、私たちの方にも、スマホで写真を撮る人やボードをのぞき込んでいく人などがいて、注目を浴びた。「オリンピックには反対」と、共感する声も聞かれた。
 コロナ感染症で医療崩壊が現実に起こっていても、国を挙げた一大イベントとして、医療労働者を動員してでもオリンピックを強行しようという姿勢は腹立たしい限りだ。資本の利害が最優先の今の社会を、労働者の団結した力で変えていこう。

入管法改悪反対を申し入れ
 動労西日本書記長 山田和広

 5月18日、改憲・戦争阻止!大行進岡山が、10人で広島出入国在留管理局岡山出張所に入管法改悪反対の申し入れを行った。
 同日、自民党は法案を取り下げたが、大行進岡山の百本敏昭代表が、「同じ労働者階級として黙っていられない」と怒りを込めて、岡山入管所長に申入書を手渡した。この行動は翌日の毎日新聞(地方版)でも大きく取り上げられた。
 申し入れでは、今年3月6日に名古屋入管に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマさんが殺されたことを弾劾し、「日本帝国主義の植民地支配政策として、『違法』『不法』などと排外主義を煽(あお)り外国人労働者を支配する入管法こそ、廃止されるべきです」「収容者全員を即時釈放し、入管法改悪案の廃案を求めます」と訴えた。
 岡山入管は2019年時点の現状について回答した。同年末時点で岡山県内の中長期在留者は31569人で、うち技能実習生は10564人、留学生が4465人。出入国管理法違反として入管収容所に送られた人は県内で163人に上る。同年の難民申請は中国地方5県で244件あったが、認定されたのは0件だったという。
 入管法は、日本帝国主義が、低賃金労働力として技能実習生や留学生を搾取し、長期収容で虐殺するためのものだ。絶対反対で闘おう!

横田デモで基地問題を再考
 東京 澤田 解

 5月16日に改憲・戦争阻止!大行進三多摩の呼びかけで行われた「すべての基地を撤去しろ!沖縄と連帯する横田集会&デモ」に参加したことが、改めて基地問題を考えるきっかけになりました。
 私は基地の近くに住んでいて、横田基地は子どもの頃から身近な存在でしたが、基地問題に対してほとんど関心を持っていませんでした。なぜなら、基地が存在すること自体が当たり前だと思っていたので、軍の飛行機が夜に飛行していたり音がしたりするのは、もはや日常的になっていたからです。自分だけでなく家族や友人にも、基地問題に対して関心を持っている人はいませんでした。
 基地が長い間存在すると住民はそれに慣れてしまい、基地問題に対する考え自体が薄れてしまうのだと思いました。そもそも私自身がそうでした。
 今回のデモや5月5日に行われた横田基地フィールドワークなどは、基地問題について考えるきっかけになりました。さまざまな問題があるのに慣れてしまうことは恐ろしいですし、そのままにしても何も解決しないと分かりました。
 基地問題を解決するには、やはり我々が団結して声を上げ、多くの人々に関心を持ってもらうことが重要なのだと私は考えています。

沖縄で闘いの展望つかんだ
 大阪市教組・青年 赤木 誠

 5月15日〜17日の沖縄闘争に参加しました。
 沖縄といえば星野文昭さんです。星野さんは、核も基地もない平和な沖縄を求めて、1971年、渋谷で沖縄返還協定批准阻止闘争を闘いました。でっち上げの「殺人罪」で無期懲役刑を科され、獄中44年を強いられました。私は「すべての人間が人間らしく生きられなければ自分も人間らしく生きることができない。すべての人間が人間らしく生きられるよう、自分の生を貫きたい」という星野文昭さんの魂を引き継いで、戦争・改憲に突き進もうとしている菅政権を打倒しようと闘っています。沖縄の星野集会でも、星野暁子さんは「文昭の魂を引き継いでやっていきたい」と言っていました。
 2日目の青年労働者集会では、沖縄現地で闘う仲間とともに労働組合を結成していこうと熱い議論が行われました。私の働いている学校現場では「不適格教員問題」という人権侵害、解雇、団結破壊の攻撃が起きています。「不適格」とされた教員は他の人と引きはがされ、密室で人権侵害の研修を強制されます。
 許せないことに大阪市教組本部は、この事実を知っていながら闘いにせず、小さな問題であるかのように扱っています。そこで職場分会員の賛同を得て市教組大会で「不適格教員」への研修に反対する修正案を提出しました。大会では少数否決されましたが、後で「これからも頑張ってください」と声をかけてくれる人もいました。このことを集会で訴えました。
 絶対反対の闘いをやっていたら仲間が拡大する時代です。沖縄闘争を通じて、自分たちの闘いで世の中をひっくり返せると思いました。皆さん、ともに闘いましょう!

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