ヒロシマの怒り 菅を直撃 8・6朝 右翼の妨害蹴散らし集会・デモ

週刊『前進』04頁(3206号01面02)(2021/08/16)


ヒロシマの怒り 菅を直撃
 8・6朝 右翼の妨害蹴散らし集会・デモ

(写真 一切の妨害や弾圧を許さず400人の結集で熱気あふれる原爆ドーム前集会をかちとった【8月6日朝】)

(写真 「菅に慰霊碑の前に立つ資格はない!」。怒りのシュプレヒコールを響かせ式典会場に迫るデモ隊)


 原爆投下から76年目を迎えた8月6日、被爆者・被爆2世を先頭とする反戦反核の大行動が広島現地でかちとられた。反核運動つぶしをもくろむ極右勢力の卑劣な妨害を完膚(かんぷ)なきまでに粉砕し、6日早朝の原爆ドーム前集会とデモ、さらに同日午後の8・6ヒロシマ大集会・大行進が力強く闘い抜かれた。(関連記事3面
 6日朝6時、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の呼びかけに応えて原爆ドーム前に結集した労働者・市民・学生は、一切の集会妨害を許さない断固たる決意をもってスクラムを組み、集会の場を確保。そこに続々と参加者が集まり、総勢400人の勝利感に満ちた堂々たる大集会となった。
 菅政権の意を受けた自民党の汚職議員や極右勢力は、「(平和記念式典を)厳粛の中で行う」とする「平和推進基本条例」を広島市議会で可決させ、8月6日当日も右翼をかき集めてドーム前集会を破壊しようともくろんだ。6日朝の闘争は、これらの攻撃を敢然と蹴散らしてかちとられた。妨害に来た極右勢力は集会に指一本も触れられず「厳粛かつ静謐(せいひつ)な式典を」などと書かれたボードを手に集会を眺めるほかなく、在特会のメンバー数人も外側から〝負け犬の遠ぼえ〟を弱々しくわめくのみ。警察権力の介入も一切許さなかった。
 「改憲・核武装の菅は帰れ!」「8・6つぶしを許さないぞ!」----7時15分、シュプレヒコールとともに集会が始まった。司会を務めるNAZENヒロシマの渡子健さんが、長崎の被爆者・城臺美彌子(じょうだいみやこ)さんのメッセージを代読。続いて反戦被爆者の会代表で被爆2世の中島健さんが、「今まさに米日は日本全土に核ミサイルを配備して中国への先制核攻撃を狙っている。この時に8月6日の広島で声を上げなくてどうするのか! 今日一日を全力で闘いましょう」と熱烈にアピールした。同じく被爆2世の壹貫田康博さんは「核兵器禁止条約に参加しない日本に怒りを込めて献花したい」「被爆者自身が核兵器に反対する姿を見せたい」という新聞投書欄に載った被爆者の声を紹介し、この怒りと一体となってデモを闘うことを呼びかけた。
 NAZENふくしまの椎名千恵子さんは「福島の怒りはアンダーコントロールされない」と書かれたボードを手に登壇し、「みんなの力で菅をこの広島から追い出しましょう」と檄(げき)を飛ばした。沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長のメッセージが代読され、青年労働者、婦人民主クラブ全国協議会、広島大学の学生からそれぞれ決意表明が行われた。
 原爆投下時刻の8時15分に黙とうを行った後、参加者は隊列を組んでデモに出発した。ちょうど菅が式典で原稿を読み上げている最中をデモ隊のシュプレヒコールが直撃。菅は用意された原稿の一部を読み飛ばすという前代未聞の大失態を演じ、その日のうちに謝罪に追い込まれた。被爆者・被爆2世を先頭に、核戦争を狙う菅をヒロシマの怒りで打ちのめした。

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