団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3207号04面04)(2021/08/23)


団結ひろば 投稿コーナー

私たちの手で核なき世界を
 愛媛・郵政労働者 岡本啓三

 8・6ヒロシマ大行動の関連企画として行われた被爆者の堀江壮さんの講演会に参加しました。
 テーマは「核なき世界をヒロシマから」で、ご自身の体験や思いを語ってくださいました。原爆による「ピカ」「ドン」を全身に受けた衝撃、多くの人が身体中の皮膚がむけて歩いている様子、近くの校庭で数千人が荼毘(だび)に付され嫌な臭いが漂っていたことなど、まだ幼少期であったにもかかわらず生々しい記憶が残っていることが当時のすさまじさを物語っています。
 また、「黒い雨」が洗濯物に付き斑点がとれなかったこと、畑の大根やイモを家族で食べたことが内部被ばくの原因だったことも闘いの中で明らかにしてきました。
 堀江さんは、核実験によって世界中に被爆者が存在していることや原発労働者のように今も被ばく者をつくっている社会を批判しています。「被爆地ヒロシマが被ばくを拒否する。過去は変えられないが未来は変えられる」と確信をもって活動を続けています。
 そして、伊方原発差し止め訴訟原告として原発廃炉への決意も熱く訴えていました。四国電力は10月12日に伊方3号機の再稼働をもくろんでいます。
 私たち四国・愛媛の闘いが問われています。毎週金曜日の愛媛県庁前行動は10年目を迎えました。11日のゲート前行動も地元の方と全国の仲間とともに声を上げ続けています。核兵器禁止条約の批准をかたくなに拒否し原発推進と改憲を狙う菅政権を一日も早く打ち倒しましょう。

広島原爆の内部被曝を学ぶ
 京都大学 S

 8月5日から7日まで、広島での行動に参加しました。
 1日目の講演会では、原爆の放射能は多くの人の体と生活を傷つけてきたことが被爆者ご本人の口から語られ、核兵器廃絶への思いが新たになりました。
 原爆の放射能による被爆で健康障害が出た人たちには被爆者手帳が交付され医療保障を受けることができますが、被爆者手帳が交付されるための被爆者認定は非常に限られており、健康被害に苦しんでいるにもかかわらず、いまだにその被害が認められていない人が多くいらっしゃいます。
 そのような状況で、今回の「黒い雨」訴訟は全面勝訴で内部被曝の健康影響を認める判決となりました。「黒い雨」訴訟原告側証人の大瀧慈(めぐ)先生(広島大学名誉教授)のご講演では、被爆者の方がどれくらい被曝したかを知るには、原爆投下時にその人がどこにいたかだけではなく、その後の移動経路や何を食べたかも含めて考えなければならないことが分かりました。本来こうした丁寧な調査が必要なものであるにもかかわらず、これまでの被爆者認定は外部被爆のみを取り上げ被ばく被害の全貌(ぜんぼう)を認めようとせず、被ばく地域の線引きを行って被爆者を分断してきました。
 これは福島第一原発事故後の避難地域にかんしても行われてきたことです。「黒い雨」訴訟の勝利は明らかにこうした流れを止める第一歩だと思います。
 2日目の原爆ドーム前の集会とデモでは、原爆によって亡くなった方々に対して追悼の意を示すだけではなく、核廃絶を実現し二度とこのような被害が生まれないようにすることこそ本当の「慰霊」であるということを実感しました。
 3日目の戦跡巡りでは、広島が軍事都市であり街全体が戦争の道具であったからこそ、この地に原爆が落とされることになったのだと分かりました。

DaiGoがヘイト扇動
 東京 伊集院 勉

 メンタリストDaiGoによるYouTube動画での、生活保護利用者やホームレス状態の人たちを標的に差別と分断、排除と抹殺すら求めるヘイト扇動は絶対に許されません。
 DaiGoのチャンネル登録者数は250万人。その彼が8月7日に流した暴言は聞くに堪えません。「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めてるんじゃない」「ホームレスの命はどうでもいい」「いない方がいい」と言い、「人間は群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑して生きてきてる」「犯罪者が社会の中にいるのは問題だしみんなに害があるでしょ、だから殺すんですよ」とあおったのです。
 人の命に優劣をつけ「価値のない命」は抹殺すべきだとする「優生思想」そのものです。それをコロナ禍で生活に困窮する人たちを「犯罪者」と見なして死に追いやる、明確な意図に基づいて主張したのです。
 これは全ての人びとへの攻撃です。ヘイトクライムは新自由主義の本性そのものであり、歴代政権が進めてきたものです。2012年には片山さつきら自民党国会議員が生活保護バッシングを扇動。16年の津久井やまゆり園事件をはじめ障害者や生活困窮者に対する襲撃事件が繰り返されてきました。今日のコロナ危機も医療・社会保障の破壊がつくり出したものです。
 人の命を選別し否定する社会はもう終わらせましょう。多くの人が気づき、行動を始めています。

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