九州 「労組が闘えば社会は変わる」 武谷さん招き集会

週刊『前進』04頁(3215号02面04)(2021/10/18)


九州
 「労組が闘えば社会は変わる」
 武谷さん招き集会

(写真 「現場でのストなど大衆行動で決着を」と熱烈に訴える関西生コン支部・武谷新吾書記次長の講演に聞き入る【10月9日 福岡市】)

 10月9日、福岡市の「ももちパレス」特別会議室にて、「闘う労働組合を甦(よみがえ)らせよう!10・9九州労働者集会」が開催されました。
 基調講演として全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長が登壇。大弾圧を粉砕し、前進する現場の闘いを縦横無尽に提起し、11・7労働者集会への結集を熱烈に訴えました。
 武谷さんは、生コン価格原価割れの危機から業界を再建する闘いの成功、しかし賃上げへの還元を拒否する大阪広域協理事らの裏切りに端を発し、産業別労組を拡大させまいとする国家権力の大弾圧との闘いの経緯を語り、「産業別労組を認めない今の司法に、運動の力で認めさせる。全港湾の産別ストライキや、港合同が示した『企業の塀をこえる』『使用者概念の拡大』の闘いに学んで、産別運動の正当性を示していく。効率優先・品質劣化のシャブコン摘発の闘い、大手ゼネコン前での情宣行動などを闘っているが、非正規の女性労働者の反応が今とても良い。数年前とも情勢は大きく変わっている」と確信を語りました。そして、「何よりコロナ禍でも果敢に闘う関西労組交流センターの皆さんとの共同闘争が前進している。自分も保釈から2年間、組合活動を制限される中で共に闘ってもらい、涙が出るほどうれしかった。各争議現場での行動、対行政行動、9・26北摂集会での従来の枠をこえた結集。労組が闘うことで社会を変える展望を示している。そういう力を大きく示すために11・7日比谷へ」と訴え、「最後は現場でのストなど大衆行動で決着をつける。その時は九州の皆さんもぜひ関西まで来てください」と呼びかけて締めくくりました。
 講演後、活発な質疑応答に続いて現場からの報告として虹ケ丘学園労働組合、合同労組レイバーユニオン福岡、交流センター自治体部会が決意を表明しました。さらに陸自大演習阻止の10・23佐世保闘争を改憲・戦争阻止!大行進九州が熱烈に呼びかけました。
 昨年10月の集会でコンビニ配送ドライバーのストを決断・貫徹して以降、レイバーユニオンを先頭に数々の争議・職場闘争が闘われ、新たな仲間が続々と労働組合に結集しています。10・9集会は昨年を大きく上回る参加者数と熱気で大成功しました。このうねりを11・7集会と労組交流センターへの結集に結びつけ、新自由主義を終わらせる労働者の総決起を実現しよう!
(福岡県労組交流センター・山本進)
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