沖縄 辺野古を埋めるな! 新基地建設阻止へ連日

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週刊『前進』04頁(3223号03面02)(2021/12/13)


沖縄
 辺野古を埋めるな!
 新基地建設阻止へ連日

(写真 辺野古ゲート前県民大行動に800人【12月4日 名護市】)

(写真 県庁前での集会【3日】)


 11月25日、辺野古新基地建設に向けて沖縄防衛局が提出した軟弱地盤対策のための設計変更申請について玉城デニー県知事が不承認とし、全ての埋め立ても止めるように求めました。しかし岸田政権は12月1日から新基地建設工事の現場で新たに造成した護岸の利用を開始し、土砂投入を加速させようとしています。改憲・戦争の準備を加速させる岸田政権の下で米軍機の事故も多発しています。絶対に許せません。
 こうした情勢の中で、オール沖縄会議主催による「設計変更不承認」を支持する県民集会と辺野古ゲート前県民大行動が12月3、4日に行われ、沖縄大学学生自治会も参加しました。
 3日の県庁前での県民集会では、労働組合や市民団体など500人が集まり、政府に対し「辺野古新基地NO」を突きつけました。集会後には、国際通りでデモ行進を行いました。同日に東京の首相官邸前でも行動が行われ、本土と沖縄で合わせて千人が辺野古新基地建設阻止で声を上げました。
 4日の辺野古ゲート前県民大行動には800人が集まりました。県民大行動は1年2カ月ぶりで、現場には久しぶりに集まれた高揚感があり、闘う機運に満ちあふれていました。
 この行動に恐れをなした国家権力は、右翼の街宣車に会場前を何度も通らせ、行動を妨害しました。しかし、参加者全体で「座り込め」の闘争歌を歌い、シュプレヒコールをすることで妨害をはね返しました。両日の行動は、岸田政権に対して辺野古新基地建設阻止の不屈の怒りをたたきつけるものになりました。
 しかし7日、沖縄防衛局は、県の設計変更不承認の取り消しを求め、行政不服審査法に基づく審査請求を国土交通省に提出しました。絶対に許せません。
 政府の強権的やり方に、沖縄の労働者民衆の怒りがさらに燃え上がっています。基地建設と改憲・戦争を阻止する力は労働者民衆の団結した闘いにこそあります。基地機能を止め、ベトナム戦争を止めた沖縄全島ゼネストから50年。ゼネストの闘いが今こそ求められています。来年の本土「復帰」50年の5・15沖縄闘争に向けて、沖縄から改憲・戦争阻止の巨大な闘いを巻き起こしていく決意です。
(沖縄大学学生自治会・A)

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