毎日新聞に謝罪要求 大坂さんでっち上げに加担

週刊『前進』04頁(3223号04面02)(2021/12/13)


毎日新聞に謝罪要求
 大坂さんでっち上げに加担


 12月3日、星野暁子さんをはじめ「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」と「大坂正明さん救援会」は9人で、11月14日付の新聞で「渋谷暴動事件50年/巡査犠牲『真相知りたい』」という悪辣(あくらつ)なキャンペーンを行った毎日新聞社へ抗議・申し入れを行った。
 事前に「編集局長に申し入れたい」と通告していたが、総務部長の加藤潔氏が正面受付で立ったまま対応した。東京・三多摩や千葉の救援会、東京連絡会などの5通の抗議文を手渡し、皆が真剣に訴えた。
 「渋谷暴動事件とは、沖縄の米軍基地を戦争の出撃基地として維持・強化することを狙った沖縄返還協定に反対した闘いだった。沖縄全島の怒りと連帯し、命懸けで決起した」「星野文昭さんは無実であるにもかかわらず無期懲役にされ、44年間も獄中で闘いぬいた。巨大な肝臓がんに侵されていたのに徳島刑務所は治療を放棄。移監先の東日本成人矯正医療センターの手術で殺された。そうした歴史的真実が何も書いてない」「大坂さんは東京拘置所で『私は無実だ』と叫んでいる。報道は大坂さんを『実行犯』だと決めつけたもの。裁判が始まる前からこんなキャンペーンをするのは、正義と真実をねじ曲げる。謝罪してほしい」
 加藤氏はよく聞いていたが「文書を受け取りました。社内で検討します」と言うのみだった。私たちは、星野新聞と大坂救援会ニュース、星野さんのカレンダー、星野文昭さんと暁子さんの闘いを記録した本『愛と革命』(星野全国再審連絡会議発行)を手渡した。その後、毎日新聞社労働組合の組織部長にも申し入れを行った。
 星野さん、大坂さん、奥深山幸男さんは国家権力の大弾圧と50年にわたって不屈に闘ってきた。毎日新聞のキャンペーンは、この不屈の闘いを抹殺し、大坂さんでっち上げに加担するものだ。回答がない場合、さらに抗議に出向くことを通告した。
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