大坂正明さんの11・28集会メッセージ 沖縄闘争基軸に改憲・戦争反対を

週刊『前進』04頁(3223号04面03)(2021/12/13)


大坂正明さんの11・28集会メッセージ
 沖縄闘争基軸に改憲・戦争反対を


 2度目の東拘包囲デモと71年11・14闘争50周年全国集会を迎えました。これを機に本土での沖縄闘争の高揚を期待しています。
 救援会を先頭として取り組む包囲デモはもとより、宣伝カー行動、申し入れ行動、学習会、ビラまき等の活発な支援活動にはいつも励まされています。ありがとうございます。「感謝している」という月並みな言葉でしか気持ちを表せないのがもどかしく思います。
 今回の包囲デモは71年11月の沖縄闘争から50年目にあたりますので、沖縄を前面に押し出していただきたいと思います。沖縄全島での基地撤去闘争、とりわけ辺野古新基地建設阻止を闘う沖縄県民との連帯を示すシュプレヒコールでデモを貫いてください。
 包囲デモの後の全国集会にも胸を熱くしています。残念ながら50年前、沖縄県民が掲げた平和への願いはかないませんでした。それどころか、この50年間には基地の拡充・強化の攻撃によって、全島をミサイル基地化、出撃基地化し、再び沖縄を戦争の最前線に立たせようとしています。これに対し沖縄県民は辺野古の闘いにみられるように、差別・抑圧の暴力的な攻撃に怯(ひる)むことなく、不屈に闘い続けています。
 本土の労働者民衆はこの沖縄の闘いに全力で応えなくてはなりません。50年前、星野さんを先頭として本土で必死の思いで闘いました。手前みそではありますが、この時の精神を若き仲間たちに受け継いでもらいたいと願っています。
 沖縄県民が本土復帰にかけた思いの核心は「戦争放棄・戦力不保持」を掲げた平和憲法の下への復帰ということです。しかし、歴代自民党政権は、戦争ができる国への飛躍をかけて改憲を画策してきました。新たに発足した岸田政権もまたこの例にもれず、維新の会や国民民主党を取り込みつつ、改憲を急いでいます。
 岸田は広島県選出として反核のイメージを振りまいていますが、実際には原発推進であり、核の傘を積極的に受け入れ、自らの核武装をも狙っています。また新しい資本主義と言いつつ実際にやっていることは新自由主義のさらなる凶暴化にほかなりません。
 こうした岸田の反動的攻撃の中で、私が特に弾劾したいのは、軍事費をGDPの2%以上にするという攻撃です。これまでは1%をめぐる攻防ですから実に2倍以上にするというのです。コロナ下で生活もままならない労働者民衆の存在を直視することなく、戦争発動政策にのめり込もうとしているのです。この2%以上ということは、本質的には軍事費の制約を取り払えという要求であり、またいつでも戦争を発動するぞという支配階級の決意表明と言えるものです。
 このように岸田政権は極めて凶暴な反動政権なのです。この政権と闘うには階級的労働運動の発展をかちとる以外ありません。あらゆる労働現場で労働組合を作り、労組に結集し、職場から改憲と戦争に反対する闘いを展開するのです。
 50周年だからといって、それだけで特別な意味があるとは思いませんが、気持ちを新たにして、沖縄との連帯を強め、沖縄闘争を基軸にした改憲・戦争に反対する運動の再出発をする契機にすることはできます。
 岸田政権打倒に向けて闘いぬきましょう。
(1971年11・14渋谷闘争被告 東京拘置所在監4年)
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