全国で国際婦人デー行動 戦争も差別もなくそう

発行日:

週刊『前進』04頁(3235号04面04)(2022/03/14)


全国で国際婦人デー行動
 戦争も差別もなくそう

 東京・関西での3・8国際婦人デー行動(記事1面)に続き、広島、福岡、札幌からの闘争報告を掲載します。(編集局)

●広島

(写真 「国際連帯で戦争とめよう!」と集会 広島市【3月6日】)

 ロシアのウクライナへの戦争が、第3次世界戦争・核戦争の現実味を帯びる中での国際婦人デー集会です。婦人民主クラブ全国協議会広島支部が「〝核共有〟の安倍元首相や中国侵略戦争を準備する岸田政権を打倒し、国際連帯で戦争をとめよう!」「女性労働者が労働組合で闘い社会を変える時!」と基調報告。
 続いて広島連帯ユニオン草津病院支部が特別報告を行いました。現在、経営に対して「コロナ特別休暇」の要求を突きつけ闘っています。コロナで保育園が休園、年休で子どもを見ざるを得ず、その後の自身の肺炎で約1カ月は欠勤となり収入が激減となったK組合員の切実な要求であり、社会問題にもなっています。K組合員は「こんな個人的なことが職場闘争になるのか」と悩んでいましたが、仲間たちとの討議で「個人の問題ではない! 新自由主義崩壊のもとでの女性労働者の普遍的な問題であり、力を合わせて労働組合の闘争にしよう!」と闘いへの一歩を踏み出すことができたと確認しました。
 自由討論でも活発に意見が交わされました。最後に高陽第一診療所の矢田三恵さんがまとめと行動方針を提起し、元気にデモに出発しました。
(広島連帯ユニオン・森実智恵美)

●福岡

(写真 「国際連帯で戦争とめよう!」とデモ福岡市【3月5日】)

 福岡で3月5日午前11時40分から天神警固公園でミニ集会を開催した後、集会会場の中央市民センターに向けデモを行いました。
 ミニ集会で長崎の被爆者Dさんが、ウクライナ侵攻に対して強い怒りの発言。核の惨禍とウクライナの惨禍を重ね「戦争を止める」強い決意を示しました。
 午後2時からの「パワハラ・セクハラぶっとばせ」集会では、「奈良市従をよくしたい会」の吉谷宏子さんから「セクハラ・解雇10年の闘い」を話してもらいました。日本生命福岡支社での解雇攻撃と闘う女性労働者が、「パワハラ―コロナ解雇」への怒りを込めた訴えをしました。
 「セクハラ・パワハラ」は戦争切迫情勢の中で拡大する労働者分断支配の攻撃であり、これと闘うには階級的労働運動の構築以外にないことがはっきりしました。動労九州の羽廣憲さんが「3労組アピール」を提起し、充実した集会となりました。
(婦民全国協福岡支部・E)

●札幌

(写真 札幌市【3月5日】)

 3月5日、札幌市内で北海道国際婦人デー集会が開催されました。関西労組交流センター代表の深町加代子さんが講演を行い、世界戦争絶対阻止の訴えとともに、「差別をなくす闘いと戦争を止める闘い、そして職場での闘いは一つ」「労働組合の団結こそが分断を打ち破る力になる」と確信も固く語りました。
 福祉作業所で働く婦民・北海道の仲間は、障がい者を低賃金労働者として動員し、福祉を金もうけにする政策が国鉄分割・民営化と一体で推し進められてきたことを弾劾し、作業所のグループで対行政行動に立ち上がろうと訴えました。
(北海道 S)

このエントリーをはてなブックマークに追加