団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3235号04面05)(2022/03/14)


団結ひろば 投稿コーナー

城臺さんらが反戦・反核訴え
 長崎 H

 3月2日、長崎で城臺美彌子さんをはじめ被爆者、被爆2世ら6人が集まり、ウクライナ戦争に反対するスタンディングを行いました。長崎駅前で「ウクライナ戦争反対」「核戦争を許すな!」などプラカードを掲げ、「ウクライナ戦争に反対します」とのビラをまき、道行く人に訴えました。
 「この戦争は本当に腹が立つ。皆さん頑張って!」など、声をかける人も多く、ビラも2~3人に1人が受け取るほどでした。被爆地・長崎の戦争への怒りを肌身で感じました。
 ロシアのウクライナ侵攻とウクライナ人民虐殺、プーチンの「核使用」発言は絶対に許せません。この戦争を口実にして米、欧などNATO諸国は、以前から重圧を加えていたロシアとの臨戦態勢に入り、ヨーロッパへの中距離ミサイル配備を進めています。この戦争が米・欧のNATO諸国とロシアの核戦争になろうとしていることを示しています。
 一方で米日は、沖縄・南西諸島へのミサイル配備を進めており、アジアでも核戦争の危機が深まっています。世界は新たな核戦争の危機に直面しており、それが長崎の被爆者の危機感と怒りを呼んでいます。
 2月27日、安倍元首相が「(日本は)米の核を共有すべし」と発言したことは、「非核三原則」の否定であることはもとより、日本の核武装への道であり、核戦争参戦への道であり、絶対に許すことはできません。ウクライナ戦争はただちにやめろ! 世界核戦争への道を許すな! 今こそ、声を上げる時です。

世界の権力者が起こす戦争
 首都圏・学生 柴田 竜

 3月1日、ミャンマー連帯行動実行委員会の防衛省抗議闘争と、全学連と労組交流センターのウクライナ侵攻弾劾街宣の両方に参加しました。
 新宿駅南口でのウクライナ侵攻弾劾の街宣は圧倒的な注目! 進んでビラを受け取りに来てくれる人や「どういうことを主張しているの」と尋ねてくる人がたくさんいました。INF配備反対の署名も集めました。「ウクライナ侵攻反対」と「日本の核武装反対」がちゃんとつながったものとして受け取られるかな?という不安はありましたが、それでも署名はばんばん集まります。中には「どさくさに紛れて関係ない署名を集めている」という反応を示す人もいましたが、戦争はプーチンのみならず世界中の権力者が起こすものだということ、改憲・軍拡を進める岸田はまさにその一人だということは、歴史の真実です。
 ウクライナのインパクトが大きすぎてつい忘れがちですが、戦争や虐殺は世界中で起こっています。この1週間だけでもイスラエルがシリアへ、サウジがイエメンへ、アメリカがソマリアへと、空爆が「日常」のように起こっています。「自由の世界を専制主義ロシアが脅かしに来た」なんて単純な構図なわけがありません。帝国主義国・大国同士の、権力者同士の争いが、民衆を犠牲にする戦争に発展するのです。
 もう一つの例が13カ月続くミャンマー国軍の虐殺です。特に日本の支配階級が宗主国として創設し、関係を維持し、利益を吸い上げてきた国軍が起こしている、という点で決定的です。経済的なつながりどころか軍事的な教練まで防衛省が直接行っている!
 世界革命で戦争を止めよう! 自衛隊と在日米軍のウクライナ参戦および中国侵略戦争を止めよう! ミャンマークーデターの黒幕=日本政府を打倒しよう!

佐藤幸子さんを招き講演会
 山梨 織田三郎

 2月26日、甲府市内で「2・26佐藤幸子さん(福島診療所建設委員会代表)講演会」(共催 放射能から福島の子どもたちを守る山梨の会、とめよう戦争への道!百万人署名運動・山梨連絡会、同郡内地区連絡会、山梨合同労働組合)を開催した。
 コロナ下で当局から延期の検討が要請され、また参加者が少なくなることが懸念されたが、政府が原発事故をなかったことにするのを許さないという思いのもと、感染対策を徹底した上で開催に踏み切った。その結果、25人の参加で成功を収めた。
 佐藤さんは、福島県民に襲いかかる甲状腺がん、白血病などの多発が、国や県の言う「原発事故の影響とは考えにくい」との主張の根拠を次々と突き崩していることを指摘し、それにも関わらず国や県がいまだに「原発事故の影響とは考えにくい」と言い続けていることを弾劾した。
 また現在問題になっている放射能汚染水の海洋投棄について「トリチウムは安全」という政府の言い分はうそであり、しかもトリチウム以外の放射性物質も含まれていることを暴露した。
 「避難・保養・医療」を掲げるふくしま共同診療所ができたことの意義を強調したあと、3・11福島集会への結集を訴えて講演を締めくくった。
 政府がコロナワクチンの効用だけを宣伝して、ワクチンの危険性を言わないのは問題だなど、参加者から積極的な意見が出て、講演会は成功した。

反原発高崎デモに500人
 群馬合同労組 清水彰二

 高崎市の3・6群馬さよなら原発アクションは、テントも壊れるすさまじい強風下に500人が参加して大成功しました。
 全体会場の設営、ユーチューブ配信など群馬合同労組が担当。組合員が力を合わせ群馬合同労組ブースのパンも完売。組合が反原発・反戦を闘うことで団結も強く深く固まりました。
 メインゲストは、ジャーナリストの青木美希さんと、8歳の時に「3・11」に直面し、避難生活を続けながら闘う19歳の鴨下全生(まつき)さん。
 集会主催者を代表して大塚正之さん(原発とめよう群馬事務局長・群馬合同労組)が「ヨーロッパで始まった戦争は第3次世界大戦をはらむ。日本は第三者ではない。戦争を止める力は世界の市民と労働者の中にある。私たちの力で原発も戦争も止めよう」と訴えました。高崎金曜日行動を代表して発言した女性は「戦争を止めるのは、戦争をしようとする自国政府と闘うこと」と強調しました。
 集会後、デモに出ると、3台の右翼車両がデモ隊に突っ込んできました(右翼1人逮捕)。ウクライナ侵攻―台湾有事をめぐる戦時情勢下で権力や右翼に負けず、戦争も原発も許さない、労働者市民の力と意思を示した3・6高崎デモを勝ち取りました。

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