団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3237号04面06)(2022/03/28)


団結ひろば 投稿コーナー

街宣で労働者階級の力確信
 全学連(首都圏) 湯河明美

 3月1日夕、新宿駅前で反戦を訴える街頭宣伝を闘いました。用意したビラを配り切り、飛び入り参加者の発言もあるなど大成功でした。署名もこんなに集めることができたのは初めての経験でした。飛び入りの発言を聞いたり、立ち止まってくれた方とお話しする中で、やはり労働者階級の力を確信しました。国鉄分割・民営化以降、ここまであらゆる社会運動が後退を余儀なくされ、デモや集会になんら展望を感じることのできない絶望しきった日本労働者階級が、「戦争絶対反対」の声にはその身体を奮いたたせ、闘いに決起するのです。もっとたくさん街宣したいです。
 私たちの主張の核心は、ロシア(プーチン)が全部悪いでも「どっちもどっち」でもなく、帝国主義段階の資本主義社会では、旧スターリン主義国も残存スターリン主義国も帝国主義国の利害対立に巻き込まれ、戦争は不可避だということです。外交という形で繰り広げられる「利害の調整」の先に戦争がある、この枠組みそのものがおかしいということです。
 これに労働者階級はなんら関係がありません。ロシアだけを非難する日帝や「西側」のプロパガンダに日本共産党も屈しました。このウクライナ侵攻を口実に、日帝は改憲・戦争をもくろんでいます。極悪人・安倍晋三はあろうことか「核共有」を議論の俎上(そじょう)に載せるべきなどとのたまいました。これを絶対に阻止するため、明確な時代認識・路線をもって、3・11フクシマから沖縄現地闘争への地平を切り開いていきます。
 戦争絶対反対!

「ロシア非難決議」を考える
 広島 村岡さくら

 「ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議」、一見良さそう。他国を侵略するなんてダメです。そうなのだけど、じゃあアメリカがイラクやアフガニスタンでしたことは何? 侵略でしょう。それに対しては一言も無く、ロシアに向けては国会をはじめ各地方議会がこぞって非難とは!
 いつも一見良さげなことが、例えば男女雇用機会均等法も、中身はこれまでに築き上げてきた女性の権利を奪うものであったりする。見えすいたうそばかりの政治だから、今度の「侵略への非難」とかも、何か裏にあるのだろうと疑ってしまう。
 その非難決議に共産党も加わる中、杉並区議会では洞口朋子さん一人が反対したことを知り、その主張に納得です。賛成です。
 資本主義が行き着くところまで行き着いて新自由主義になっても、「でも戦争はないだろう。核戦争はないだろう」----そう思いたかったです。しかし、戦争はすでにあちこちで始まってしまいました。そして、ここに来て、政治家・権力者たちが核をも使用するなら、私たちはちゃぶ台返しするしかないです。しかも、圧倒的大人数で。あちらは1%でこちらは99%なのだから、勝てます。
 仲間と一緒に行動することは面白いし、幸せな気持ちです。それは、人間に備わっているものなのでしょう。子や孫のため、自分のために、仲間と共に未来をより良いものにしようと努力することが楽しいのが人間なのかなと思います。未来のために立ちあがろう!

「革命は必然」を確信して
 首都圏・労働者 なうちゃん

 2月21日付の本欄に拙稿「親子で前進チャンネル」が掲載されているのを見て思わず「前進」を購入して帰宅し、子どもたちに「本物の前進」と「団結ひろば」を読ませてあげました。
 子どもには難しい記事は内容を説明してあげましたが、私自身の不勉強なところもあったので、これからは親子でもっと学習に努めていこうと思いました。
 いまウクライナでは大国の都合による戦争が行われています。どの国も「戦争やめろ」の声を押しつぶし、軍備増強、軍産拡大を画策する資本主義むき出しの弱肉強食の世界をつくろうとしています。
 この新自由主義を打倒し、私の信条とする「弱い自分を恥じないこと、弱い誰かを笑わないこと」、なによりも生命が守られる世界をつくるために、革命は必然であることを確信しています。

反戦反核のさらなる闘いへ
 福島 坂口郁子

 3・11反原発福島行動22に集まってくださった全国の皆さん、お疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。
 3・11にあと少しの時期での福島市信夫山公園での開催の決断は、正直言って「本当に大丈夫か?」というのが本音でした。しかし、放射能汚染水の海洋放出を止めることはすべての原発を止めること、それは改憲と侵略戦争を止める闘いそのものだし、「日和見主義との妥協はないな」と腹をくくりました。
 いくらもしないうちに、許しがたいことにロシアのウクライナ侵攻が始まり、ロシア国内での命がけの反戦の決起がそこに有りました。本当に勇気をもらいました。さらに、岸田首相が信夫山からわずか500㍍の県文化センターに来るとの知らせが入り、「ヨシ、やってやる」と力が湧いてきました。
 そこから毎日が、大げさでなく怒濤(どとう)の日々で、午前1時前に休むことはありませんでした。でも、私たちの3・11反原発行動の訴えに応えてスタッフを手伝ってくれた仲間たち、遠くからデモ用に旗を用意して参加してくれた友人夫婦、高齢のお母さんの介護で来れないはずだったところ急きょタクシーで会場に駆けつけ、デモの最後まで付き合ってくれた○○さん、「仕事で参加はできないけれど汚染水海洋放出は私も大反対です」とのメッセージと賛同カンパを寄せてくれたIさん----。こうしたたくさんの仲間たちの支援があり、そして全国の皆さんの参加・賛同があって初めて、権力・右翼の妨害をはねのけ、岸田を直撃する闘いの大勝利を勝ち取ることができました。抜けるような青空、暖かな春の日差しも私たちの3・11を用意してくれました。
 そして、校舎の窓から鈴なりで手を振ってくれた高校生を始めとした市民の声を力に、福島県庁前で内堀県知事を弾劾し、反戦反核・改憲阻止を掲げた「汚染水海洋放出を許さない」デモをやり抜きました。全国と福島とが一体となった、解放感のある闘いでした。
 福島からの発言にあったように、全国・全世界の労働者と共に福島は闘います。これからもよろしくお願いします。

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