雇い止め撤回を 日本郵便本社に申し入れ

週刊『前進』04頁(3244号04面03)(2022/05/16)


雇い止め撤回を
 日本郵便本社に申し入れ

(写真 郵政非正規ユニオンなど多くの仲間が、雇い止め撤回を求め日本郵便本社に声を上げた【4月28日 東京・大手町】)

 4月28日正午から、郵政非正規ユニオンなどは、東京・大手町の日本郵便本社前で芝局・O組合員と晴海局・奥野明子組合員の雇い止め撤回などを求めて、街頭宣伝と本社への申し入れを行いました。
 芝局のO組合員は今年1月23日まで晴海局で深夜勤に従事していました。しかし土曜休配で深夜勤が廃止となり、それに伴う「意向調査」で芝局への「異動」が決まりました。その際、晴海局の番場郵便部長は「『異動』ではないので」とだまし、O組合員に「退職届」を出すよう求めました。異動先の芝局では「新規採用」「短期契約」と言われ、2カ月の試用期間中、業務習熟の指示や指導はなく、「仕事のできないやつ」と雇い止めにされました。
 しかし、深夜勤の廃止に伴う「異動」は、有期雇用労働者でも現行のまま他局への異動が「特例」として認められています。雇い止めは絶対許せません。
 奥野組合員は申入書で、「この国は本当に、非正規労働者を『モノ』としか認識していません。そんな国に一泡吹かせてやりたい」「日本郵便に勝つまで食いついていきます」と10年目の闘いを宣言しています。
 申し入れの後、東京労働組合交流センター代表の山口弘宣さんが、「O組合員への不当な雇い止めと芝局の状態は全国の職場で起こっていること。郵政労働者の反撃は日本の労働者の総反撃の『鬨(とき)の声』です」「5月1日メーデー反戦行動に決起しよう」と力を込めて訴えて、行動を終了しました。
(郵政非正規ユニオン・H)
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