小泉市長を証人採用しろ 三里塚団結街道裁判

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週刊『前進』04頁(3252号04面02)(2022/07/11)


小泉市長を証人採用しろ
 三里塚団結街道裁判


 7月1日、千葉地裁民事第3部(内野俊夫裁判長)で団結街道裁判が開かれた。団結街道(成田市道・天神峰―十余三線)は、市東さんの自宅と南台の耕作地を直線で結ぶ、日々の農作業に必要不可欠の道路であった。その道を成田市は、2010年6月に夜陰に乗じて暴力的に封鎖・廃止し、土地を格安でNAAに売り飛ばしたのだ。その違法性を徹底的に追及するのがこの裁判だ。
 弁護団は小泉一成・成田市長の証人採用を4年にわたり要求してきたが内野裁判長は一向に応じず、うつむきながら「主張と証拠をそろえてからでないと」「文書提出問題を処理してからでないと」などとつぶやき、問題を先送りしようとしていた。「小泉市長を呼べ!」「市長に証言させろ」傍聴席からも次々と怒りの声が飛んだ。10人以上も被告席に居並ぶNAAと市の代理人たちは、こわばった顔で沈黙を守るのみ。内野裁判長は「次回までに文書提出命令の判断をし、証人の採否はその後に」と言い捨て閉廷を宣した。次回期日は11月18日。
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