東海第二原発再稼働阻止へ

週刊『前進』04頁(3261号04面02)(2022/09/19)


東海第二原発再稼働阻止へ

(写真   水戸市内で集会)
(写真   水戸駅前で街宣)
(写真   水戸駅前で街宣)
(写真   高崎駅前)

地元・茨城で反対集会
 汚染水放出に漁民の怒り

(写真 水戸市内で集会)

(写真 水戸駅前で街宣)

 8月27日、水戸市で2年ぶりに東海第二原発再稼働反対集会が450人の参加で開催されました。茨城県労組交流センター、NAZEN東京、三里塚からも参加し、原発再稼働、放射能汚染水海洋放出への怒りを共有した良い集会でした。
 福島県新地町から参加された漁師の発言を紹介します。「海は漁師の仕事場。菅(前首相)さんのものではない。なぜそこに汚染水を流すのか? 放射能は104年経てば無くなるのに、なぜそれを待てないか? 孫、ひ孫、玄孫(やしゃご)まで被害を受ける。福島の海は豊かで、仙台の伊達の殿様にヒラメを献上していた。海を私らは管理して、魚が減らないように放流もしている。勝手に閣議決定して汚染水を海に流すのは許せない」。怒りは止めどなくあふれ、会場から「そうだ!」と共感の声が飛びました。
 集会が終わると会場の外で、福島県浪江町「希望の牧場・ふくしま」代表の吉沢正巳さんが闘いを熱く呼びかけていました。私たちは水戸駅前で街宣をやり抜きました。
 会場内も含めて汚染水反対署名127筆、常磐線の福島第一原発直近運行に反対する署名25筆が寄せられました。8月24日に出された岸田首相のエネルギー政策の大転換・東海第二原発をはじめ全国の原発の再稼働宣言への鋭い反撃になりました。
(茨城県労組交流センター・A)

国葬・戦争・核武装への怒りと結んで
 各地で一斉行動

(写真 阿佐ケ谷駅前)

(写真 高崎駅前)

 日帝・岸田の原発再稼働宣言への怒りに燃えて「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」が呼びかけた東海第二原発再稼働阻止を訴える第5波一斉行動が9月9日から11日の間、各地で55以上の団体・個人が参加して取り組まれた。
 NAZEN東京は「原発の新増設・再稼働・運転延長許さない! 原発推進の狙いは核武装だ!」と訴える独自のビラを作成。原発再稼働が核武装攻撃であること、安倍国葬強行の本質が戦争と改憲攻撃であることを暴き出した。
 NAZEN杉並は10日午後2時から約1時間JR阿佐ケ谷駅南口で東海第二再稼働阻止と放射能汚染水海洋投棄反対の署名活動を行った。岸田の再稼働と新増設宣言で「国が前面に立つ」としたのは再稼働反対の声を国が前面に立って抑えに来ることだと暴露した。放射能汚染水海洋投棄反対では福島の健康被害、子ども甲状腺がん裁判への理解を求めた。安倍国葬反対のボードも出し、国葬絶対反対と国葬の次は戦争、核武装だと訴えた。
 その他、NAZENふくしま、NAZEN江戸川、NAZENいけぶくろ、NAZENナガサキが東海第二原発再稼働阻止の署名活動を行った。
 さらに高崎金曜行動と群馬合同労組、原発とめろ!新橋アクション、原発なくせ!ちばアクションが街宣活動を行った。
 国葬への大きな怒りと合流できた街宣行動だった。東海第二原発の再稼働を許さず廃炉に追い込むために団結して闘おう。

老朽原発動かすな
 再稼働は戦争のため
 東海第二は直ちに廃炉に

 東海第二原発は絶対に再稼働させてはならない。30㌔圏内94万の住民、さらに首都圏4400万人の生活と命がかかっている。再稼働絶対阻止で闘おう。
 岸田首相は8月24日、GX(グリーン・トランスフォーメーション)実行会議で原発の新増設と運転期間の再延長、来年夏以降、東海第二原発などの再稼働を進める考えを表明した。
 現在、日本原子力発電(原電)は東海第二の再稼働準備工事を1日約1800人の労働者を投入して行っている。今年2月、工事完了は2024年9月と発表した。まったく余裕のない工事推進で昨年12月から重大な人身事故が4件も発生し、毎週消防車や救急車の出動要請が行われている。そもそも昨年3月に水戸地裁で「避難計画がない東海第二原発の運転をしてはならない」と運転差し止め判決が出ており、再稼働準備工事を進めていること自体がとんでもないことなのだ。原電は「再稼働するかは未定」とし、茨城県や30㌔圏14市町村との協議は「準備工事が終了してから」とペテン的態度をとり続けながら、各地区で説明会を開催している。しかも工事費用2350億円は東京電力など電力会社が、われわれが支払っている電気料金から拠出するというのだ。絶対許せない。
 岸田の再稼働宣言に対して、直ちに怒りの反撃がたたきつけられた。8月27日、水戸市内で「STOP!!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会」が450人の参加で勝ち取られた。福島県新地町の漁師、茨城県生協連合会、常陸農協、宗教者、原発技術者、大学教員などが次々と怒りの発言。つくば市長、美浦(みほ)村長からのメッセージも紹介された。連帯あいさつで「岸田内閣の決定は絶対に認めない」(ルポライター・鎌田慧氏)、「絶対に動かしてはならない。新政策を粉砕しよう」(海渡雄一弁護士)と闘いが呼びかけられた。
 東海第二原発再稼働の展望などは全くない。集会でも強調されていたが、①そもそも30㌔圏94万人の避難計画などできない。②運転開始から44年も経つ老朽原発はきわめて危険だ。集会で発言された服部成雄氏(東海第二原発地域科学者・技術者の会代表)は、原発心臓部である圧力容器の脆弱(ぜいじゃく)性を指摘した。廃炉以外にないのだ。③突貫作業で進めている再稼働準備工事も完了のめどがたたない。
 何よりも茨城と首都圏の労働者民衆の怒りに包囲された原発なのだ。では、なぜ再稼働強行宣言を出したのか。対中国侵略戦争・世界戦争へ向かって核ミサイル配備、核武装への道に踏み出しているからだ。東海第二原発再稼働との闘いは改憲・戦争阻止の闘いそのものだ。9・23は全国から芝公園に結集し、安倍の国葬を中止させ、米日帝の核戦争への道を粉砕しよう。
(茨城県労組交流センター・米野良一)

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