植木団地からの追い出し許すな 高槻市富田で集会・デモ 更地化と対決して市議選へ

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週刊『前進』04頁(3273号02面04)(2022/12/12)


植木団地からの追い出し許すな
 高槻市富田で集会・デモ
 更地化と対決して市議選へ

(写真 富寿栄住宅を通り富田駅までデモ。先頭左に高槻医療福祉労組の村山ゆうこ委員長【11月27日 大阪府高槻市】)

 「植木団地追い出しをはね返し、富田地域の更地化と闘うぞ!植木団地・富田闘争!」が11月27日、高槻市内の富寿栄(ふすえ)公園で開かれました。三里塚現地での市東孝雄さんの農地強奪阻止闘争や東京での星野・大坂全国集会と一体で、闘いぬかれました。
 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長が「植木団地労働組合や全国水平同盟と共に闘う」「弾圧にはストライキを含む大衆行動で決着をつける」と発言しました。植木団地闘争の開始以来、毎年参加している全国金属機械労組港合同・昌一金属支部の執行委員が連帯あいさつを行いました。
 全国水平同盟高槻支部の代表は「富寿栄住宅闘争はこれからが本当の闘いだ。高槻市は来年9月に入居と言うが、家賃や入居条件は何も説明されていない」と訴えました。これを受けて事務局が、①中国侵略戦争が始まる中、全国水平社の屈服をのりこえ戦争絶対反対で闘う、②高槻市の解放住宅・市営住宅つぶしの意図を暴くビラを配り、高槻市に住民説明会を開かせる中で、ついに高槻支部の本格的建設へ踏み出した、③高槻支部の組織拡大のため村山ゆうこさんの高槻市議選闘争を共に闘う——の三つの方針を提起しました。
 高槻医療福祉労組委員長の村山ゆうこさんが「私たちは戦争絶対拒否の闘いで命を守る」「富寿栄住民と共に闘う」と、市議選に挑戦する決意を表しました。
 全国水平同盟西郡支部の佃文弘書記長が住民の決起で村の浴場の再開を勝ち取ったと報告し、崇仁・東三条支部は行政の差別的住宅政策と闘う決意を示しました。杉並支部は「石川一雄さんの闘いを引き継ぐのは階級的団結で闘う全国水平同盟以外にない。戦争に立ち向かう階級的狭山闘争の復権を」と訴えました。
 関西生コン支部大阪Bブロックの仲間が地域共闘の大切さを強調し、大阪北部ユニオンは高槻市議選を闘う決意を示しました。奈良市従をよくする会の仲間は「市従本部の除名処分をはね返し、組合権力を奪い返す展望が生まれている。これは部落解放闘争そのものです」と発言しました。
 「三里塚・市東孝雄さんの農地を奪うな」の特別決議を採択し、植木団地労組員や新たに結集した全水高槻支部員が決意を表明。
 集会後、富寿栄住宅を練り歩き富田駅前までデモ行進。家の窓から手を振るなど圧倒的な反響が寄せられました。
(北摂労組交流センター・上園耕作)
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