団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3295号04面06)(2023/05/22)


団結ひろば 投稿コーナー

現実と格闘し勝利した選挙
 東京 田中一郎

 ほらぐちさん当選した!よかった! 杉並区議選の開票日、職場の休憩室で勝利を確認しました。
 私は今回の杉並区議選で、これまで都政を革新する会、洞口議員の闘いに共鳴・支持していただいた区民の方へ、2期目の立候補を決意した洞口議員への支持を訴える闘いに決起しました。
 私はこれまで革命的選挙闘争を真正面から闘う経験はほとんどありませんでした。今回は私自身のありかたを鋭く問うものでしたが、同時に世界戦争が現実に始まり、革共同にとって革命的共産主義の党としての真価も問われました。口先だけで労働者階級の革命性を確認したり、立派な時代認識やマルクス主義・レーニン主義を論じて事足れりとするのではなく、生きた現実の階級の中で、怒られたり、恥をかいたり、階級敵の憎悪を浴びながら七転八倒し、階級的団結を形成・拡大し、プロレタリア革命に向かって必死に闘い、前進していくあり方が求められました。
 今回、洞口同志と何度か行動を共にする機会がありました。洞口同志が仲間や区民をひきつけているのは、個人的・内面的な葛藤・苦闘を、同志を心から信頼して組織的にのりこえようと実践していることです。
 戦争絶対反対の訴えと闘いは、確実に多くの区民、区外の大衆をも獲得しています。我々の時代認識や絶対反戦の主張を直観的に掴む労働者階級の本能と私たちの訴えがかみ合い、数多くの熱烈な支持者に出会いました。作られた大衆的なうねり、エネルギーを本格的な闘いの前進に結びつけていきたい。私も洞口同志とともに杉並の地でこの闘いに決起していきたいと思います。

団結して一歩踏み出そう!
 東京 古内秀和

 「杉並から戦争とめよう」と闘い勝利した杉並区議選は、労働者民衆の怒りと決起を信頼して、「戦争絶対反対」を貫いて〈一歩踏み出す〉ことが核心だったと思います。街宣隊を闘った経験を述べます。
 街頭では特に現役世代は比較的足早に過ぎ去ります。「忙しいのでは」「興味ないのでは」という思いを振り払い、こちらの真剣さで相手の前に踏み出し訴えると、本当に多くの女性や若者が立ち止まり、軍事費2倍化反対の署名をしてくれました。
 共産党の「反戦」が偽物であることや自衛官募集業務問題の暴露は、「今回はほらぐちに入れる」という決起の引き金になりました。一歩踏み込んで、帝国主義戦争の本質を暴露し、自国政府の戦争政策に反対と提起することが鍵でした。「『国を守る』がダメなんだ」「戦争反対を言わずに何が選挙か」などの反応が寄せられ、支持が拡大していきました。
 反戦デモなどに右翼・権力が襲撃・妨害をしてきた翌日に街頭へ出ることは緊張もしました。しかし、勇気を出して登場すればここでも意外なほどネガティブな反応は少なく、「右翼許せない」「負けずにがんばれ」「ご無事で何より」という反応が本当に多く寄せられました。労働者民衆は脅しに負けず、本質を見抜く力を持っています。
 〈一歩踏み出す〉のは簡単ではありませんが、それができたのは仲間との団結があるからです。この団結を拡大し戦争をとめよう!

韓国大統領の「退陣」を要求
 千葉 嶺 剛史

 5月13日、民主労総は光州広域市錦南路で「43周年5・18民衆抗争精神継承全国労働者大会」を開きました。民主労総組合員たちは今回、「このまま生きることはできない。ユンソンニョル退陣!」と書かれたプラカードを掲げました。これまで民主労総のスローガンとしてあった「ユンソンニョル審判」とは明らかに異なる「ユンソンニョル退陣」をはっきりと掲げ、ユンソンニョル政権と真っ向から対決する姿勢を示したという印象です。民主労総現執行部の限界を超えて、建設労組ヤンフェドン烈士の決死の闘いがつくり出したものと言えるかもしれません。遺書には「罪なき正当な労組活動を業務妨害および恐喝と言います。私の自尊心が許さない」と書かれていました。
 大会でチャンオッキ建設労組委員長は、「誠実に生きている建設労働者を犠牲者にし、盗賊集団が世の中を惑わすことに惨憺(さんたん)たる思いと怒りの気持ちを鎮めるすべがない」「建設労組に出会う前、建設労働者の人生は、踏み倒される賃金をもらおうと全国をさまようことが日常だった。その時に戻ることはできない。短い期間だが、全霊を傾け闘った幹部がヤンフェドン烈士だった。彼が死ぬ瞬間まで、固い意志として伝えた最後の言葉を記憶しよう」と訴え、さらに「同志の尊厳を守り、厚顔無恥なユンソンニョル政権と対峙(たいじ)するわれわれの闘争は必ず勝利する。このうんざりする世の中を変えることになるだろう」「建設労組が最先頭に立つ。ヤンフェドン烈士がつけた火種を7万建設労組組合員の灯で、120万民主労総組合員のたいまつで燃やし、勝利に向かって前進しよう」と決意を明らかにしています。

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