八尾北 マイナカード廃止を 地域で運動広がる

週刊『前進』04頁(3302号02面04)(2023/07/10)


八尾北
 マイナカード廃止を
 地域で運動広がる

(写真 病院の窓に貼られた「マイナカード危険」の文字)

 マイナカードをめぐり数々の問題が露呈しています。特にマイナ保険証への他人の診療情報紐づけは誤った薬の処方につながり、命に関わる重大問題です。
 八尾北医療センター労働組合は、地域の人々のマイナ保険証に対する不安の声を聞き、病院の窓に「マイナカード危険」「紙の保険証で診察できます」と貼り紙をし、地域の集会所や公民館でマイナ保険証地域相談会を開催してきました。
 八尾北医療センターの末光道正院長は相談会で、マイナ保険証の問題点について「命と健康を人質にする攻撃だから、医療の現場から立ち上がれば必ずはね返せる」「個人情報は地域のつながりや医療活動=信頼関係を通じて積み重ねてきたもの。国や資本家の金もうけや戦争に絶対に使わせてはならない」と力強く訴えてきました。
 地域の患者さんや住民の関心は高く、集会所の放送を聞いて駆けつけた方も。「マイナカードを作ったけれど、紛失するのが怖くて持ち歩けない。タンスにしまいこんである」「話を聞きに来てよかった。返せるものなら返したい」「今まで通り紙の保険証で診察できるようにしてほしい」「これは戦争のためや! ピンときた」といった意見が寄せられました。
 みんなで団結し、紙の保険証でも診察できるようにしていきましょう。マイナカードはボロボロであるのに強引に進めるのは戦争への道です。みんなで声を上げ、この流れを止めましょう! 労組として、さらに相談会を続けていきます。マイナカードは市役所に持っていけば返納できます。今まで通り紙の保険証で何の不自由もありません。廃止すべきは紙の保険証ではなくマイナカードだ!
(八尾北医療センター労働組合執行委員・澤田祐一)
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