自治体労働者は8・6の先頭に 反戦貫く労働組合の再生へ 7・17広島集会に集まろう

週刊『前進』04頁(3302号02面05)(2023/07/10)


自治体労働者は8・6の先頭に
 反戦貫く労働組合の再生へ
 7・17広島集会に集まろう


 8・6ヒロシマ1千人決起が世界戦争・核戦争を阻止し岸田政権を倒す歴史的情勢を切り開く。「G7広島ビジョン」に反対し戦争動員を拒否する全国の自治体労働者は、闘う労働組合の再生をかけて、7・17広島集会に集まろう。

二度と赤紙配らぬ決戦の時が来た!

 今や時代は歴史の分岐点だ。かつて住民支配と戦争動員を担い、召集令状(赤紙)を配った自治体労働者は二度と戦争を許さない決戦に立とう。
 8月6日、G7サミットに続いて機動隊制圧下の記念式典に岸田が出席する。岸田や広島市長・松井一實らが言う「広島ビジョンの実現」とは、ウクライナ戦争・中国侵略戦争参戦と核武装・核戦争への突進にほかならない。
 6月23日の沖縄「慰霊の日」、沖縄全戦没者追悼式では岸田に「戦争を呼び込むな」「帰れ」という怒りがたたきつけられた。岸田直撃の8・6原爆ドーム前1千人集会とデモに立ち、機動隊と右翼による闘争圧殺を実力粉砕しよう。
 5月G7サミット粉砕闘争では、広島現地の闘いと結びついた自治体労働者の4・30広島集会&デモが「サミット翼賛」の重圧をはね返す突破口を開いた。自治労広島市労働組合の組合員を先頭に愛媛県職員労働組合、自治労倉敷市職員組合、京都府職員労働組合舞鶴支部をはじめ全国の労働者・労働組合が結集。「G7サミット反対!戦争会談やめろ!」のデモコールに沿道の若者が共に拳を挙げる感動的な闘いとなった。8・6の大爆発へ7・17集会&デモに立とう。

戦争反対闘う労組役員の排除許すな

 2003年、自治労本部は「『天皇の官吏』から脱却」「帝国主義的な海外進出、侵略と戦争に反対」する綱領を廃棄し、連合・産業報国会路線を体現した新綱領「21世紀宣言」の採択を強行。それ以来、一貫して階級的労働運動への敵対を続けてきた。今や戦争翼賛勢力へ転落しようとする本部・単組幹部との激突が全国で始まっている。
 最大の焦点は自治労広島市労働組合の攻防だ。自治労本部―広島県本部の意を受けた一部労組幹部は、G7サミット前の2月大会で「反核・脱原発」「非正規職の組織化」のスローガンを引き下ろした。さらにそれに反対する非正規職の副委員長・住廣美智子さんに対し執行部から外す攻撃までかけてきた。それは「はだしのゲン」と「第五福竜丸」の記述を教材から削除した松井・広島市当局の動きと完全に一体だ。
 昨年8月、自治労大会会場前で「自治労は核戦争会議=G7広島サミットに反対して闘うべきだ」と訴えた前委員長・福井利明さんに対し、県本部書記長が電話で発言を制止しようとすることまでした。会計年度任用職員制度の学習会には「自治労方針と違うことを言う可能性がある」などと難癖をつけて妨害した。
 職場では住廣さんの辞任強要反対署名が「組合は反核を掲げるものだと思っていた」という声と共に寄せられ、戦争反対で闘う労組再建の機運が満ちている。
 奈良市従・書記解雇撤回の高裁勝利判決、大阪・豊中市保育園廃園粉砕の勝利をはじめ全国で闘いが繰り広げられ大前進している。7・17広島、8・6広島―8・9長崎闘争に決起し、8月自治労函館大会闘争から11・19全国労働者集会の大結集へ進撃しよう。
  ◇  ◇  ◇   
核戦争阻止! 広島ビジョン弾劾! 自治体労働者は戦争協力を拒否しよう!
7・17自治体労働者総決起集会&デモ
 7月17日(月)午後2時、集会後デモ
 会場 広島県立総合体育館・大会議室
 共催 労組交流センター自治体労働者部会、8・6ヒロシマ大行動実行委員会
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