広島闘争から11・19へ 階級的・原則的立場を確認 合同・一般全国協が臨時大会

週刊『前進』04頁(3307号04面02)(2023/08/21)


広島闘争から11・19へ
 階級的・原則的立場を確認
 合同・一般全国協が臨時大会

(写真 合同・一般全国協が臨時大会開く【8月5日 広島市】)


 合同・一般労働組合全国協議会は8月5日、広島市内で第15回臨時大会を開催した。5月広島サミット粉砕闘争を総括し、あらためて戦争に対する階級的・原則的立場を確立し、11月労働者集会への総決起を誓う場となった。
 臨時大会では、第1号議案「みやぎ連帯ユニオン・ふくしま合同労働組合の除名について」、第2号議案「職場・地域から労働組合を組織し、職場闘争を闘い、11月労働者集会の大結集の実現へ夏・秋を闘い抜こう!」の二つが幹事会から提案された。
 第1号議案について、5月サミット粉砕闘争の総括を込めて、あえて8・6ヒロシマの場に臨時大会を設定したとの提起が幹事会からなされた。G7広島サミットの厳戒・翼賛態勢を打ち破り、広島の仲間を先頭に、被爆者をはじめとする階級的怒りの決起に確信を持ち、それに依拠して「サミット絶対反対」の実力闘争を闘い抜いた。
 「戦争反対」を現実に貫くことは決して容易ではない。第1次世界大戦前、世界の社会主義者たちは実際に戦争が始まったとき、「祖国を守る」として自国の戦争を容認した。
 ウクライナ戦争は断じてウクライナ解放戦争ではない。象徴的な問題としてウクライナカラーを掲げて運動を進める両組合に対して戦争に対する階級的・原則的立場に戻ることを昨年10月の定期大会で指摘し、議論を求めてきた。また「連合の内部で闘う」といった場合にも、必要なことはその反動性を打ち破るために闘うことではないのかと提起してきた。
 しかし、今回の臨時大会について両組合からは欠席との連絡があり、議論することはできなかった。代議員から意見や質問も出され、「これは全国協の原則と路線の問題であり、あいまいなままではサミット闘争を闘うこともできなかった。今後の議論を排除するものではなく、全国協の原則と路線をハッキリさせるため」と幹事会が答弁し採決を行い、賛成多数で除名決議は採択された。
 コンビニ関連ユニオンからは、そごう・西武のストライキ情勢が報告され、ストライキを共に闘う決意が表明された。また地域や職場から組織化の準備について報告などを受けて、第2号議案も採択された。

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