反戦決起と労働運動復権を 合同・一般全国協大会 11・19大結集へ決意

週刊『前進』04頁(3317号04面02)(2023/10/30)


反戦決起と労働運動復権を
 合同・一般全国協大会
 11・19大結集へ決意

(写真 全国協大会の締めくくりに団結ガンバロー【10月22日 東京都】)

 合同・一般労働組合全国協議会は10月22日、東京都内で第16回定期大会を開催した。イスラエルによるガザ地上侵攻が迫る緊迫した情勢の中、時代認識を鮮明にし、階級的・原則的立場と路線を議論し確立する大会となった。
 全国協は昨年の定期大会以来、帝国主義の戦争に対する態度や連合労働運動との対決など階級的労働運動路線をめぐって激しい路線論議を展開してきた。今年5月のG7広島サミットに対してあらゆる潮流の運動が正面対決できない中で、地元の広島連帯ユニオンを先頭にサミット絶対反対を貫いて闘ってきた地平で、8月の臨時大会では2労組の除名を決定した。こうした闘いについて、世界戦争情勢の進展・深化や労働者階級の国際的な反戦決起、日本におけるそごう・西武ストライキなどを踏まえ、階級的労働運動路線を打ち鍛えてきたと総括した。
 とりわけガザ地上侵攻が迫る情勢のもと、帝国主義による世界戦争情勢を怒りと危機感をもって確認し、日本帝国主義の参戦を許さず反戦闘争に決起し資本と闘うことを確認した。また戦争・インフレ下の雇用や賃金、労働者の権利をめぐる資本攻勢などに対して来春闘の意義と外国人労働者の組織化なども提起した。
 運動方針では、反戦闘争を基軸とした階級的労働運動の再生を提起し、パレスチナ人民の歴史的な民族解放の決起と連帯し、大反戦闘争への決起と組織化を確認した。ストライキなど大衆的実力闘争を闘う階級的労働運動の復権を方針として打ち立て、すべての努力を11・19労働者集会結集に結びつけようと訴えた。
 運動方針案の提起を受け、「職場で反戦ストへの決起が始まっている」「職場の闘いと反戦は一体だ」「世界だけでなく日本でもストライキの波が起きている。来春闘の取り組みを」などの報告や意見が出された。最後に新役員体制などを確立し、全国協1000人建設を期して団結ガンバローで締めくくった。
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