団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3327号04面04)(2024/01/15)


団結ひろば 投稿コーナー

新潟市内で反戦集会を開催
 にいがた大行進 山口敏昭

 12月24日、新潟市内で反戦集会が開かれ、70人が参加した。岸田政権の大軍拡、軍事演習激化、自衛隊への名簿提供などの戦争攻撃と闘ってきた23年の闘いの総決算の集会として成功をかちとった。
 講師は「改憲・戦争阻止!大行進」呼びかけ人の高山俊吉弁護士と、全学連副委員長の矢嶋尋さん。矢嶋さんは、自分が運動を始めるようになったきっかけを話し、世界で反戦世代と言われる若者が登場していると紹介。「本当の敵は資本主義・帝国主義だ」と反戦闘争の方向性を明快に示した。
 高山弁護士は、「国際法で自衛のための戦争を認めている限り、戦争はなくならない。どちらが先に手を出したかという歪小(わいしょう)な議論になる」と論断。「戦争は資本主義延命の最後の手段。資本主義を倒す覚悟がないと勝利できない」と訴え、反戦闘争の展望をさし示した。
 会場との意見交換では、「ハマスをどう考えるのか」「帝国主義という言葉はいま通用するのか」「中国の学生たちも戦争を望んでいない」「労働者民衆が政治の主体であることを今一度確認しよう」など、活発なやり取りが交わされ、最後に、「改憲・戦争とめよう!にいがた大行進」から反戦行動を提起され、24年の街頭行動・反戦デモへ打って出ることを参加者全員が確認した。

当局圧倒し京大で学生集会
 近畿大 木ヰ義治

 12月15日、京都大学の反戦集会に参加した。フロントのスクラムが総人広場へ突入する時、自由を肌身で感じられた。行進途中に職員によるみこしへの接触があったが、学生による徹底的な防御で、フロントにいた私が振り返る頃には、既に職員は退けられていた。別働隊により旗も無事に届けられた。この時点で集会の勝利は決定づけられた。職員の付け入る隙が排除されていたからだ。
 亀井陽慧全学連書記次長が演説を始めた頃には、圧倒された職員はみこし周辺へと接近することができなくなっていた。書記次長はパレスチナで行われている虐殺を米欧日諸国が容認し、支援している現状を糾弾し、当局によるパレスチナ連帯を掲げた京大生への、政治的弾圧の実態を見事に暴露していた。日本政府や日本企業が、イスラエルによる虐殺行為に加担していることに触れ、日本の人民が声を上げることの重要性を伝えた。
 反戦活動をしていると、よく「なぜ日本で反戦運動をするのか」と聞かれることがあるが、基調報告ではその理由が語られており、京大反戦集会の在り方と人民的正当性を明らかなものとして、答えられていた。

広島大で処分阻止掲げ集会
 広島大学 半田拓海

 12月8日、私たちは広島大学学生自治会として、太田蒼真全学連副委員長への処分阻止を掲げた集会を行いました。この処分は5月の広島サミット闘争での太田さん不当逮捕(その後不起訴で奪還)に対する処分ですが、言うまでもなく単に大学の規則を破ったことではなく、反戦運動に参加したことを問題とする反戦運動潰しの処分です。集会では太田さんの基調提起、京都大学から駆けつけた仲間、自治会メンバーからの発言がありました。学生の注目もあり、職員は妨害もできない状況でした。
 集会後に処分反対署名の提出行動を行いました。職員は署名だけ受け取って、一切回答もなく私たちを追い返そうとしましたが、私たちは学長室前で抗議行動を展開しました。学長室は終始扉を閉めてのインターホン越しの対応でしたが、廊下を占拠してシュプレヒコールをたたきつけ、抗議行動を貫徹しました。
 夕方に総括集会を行い、処分阻止集会を反戦闘争として貫徹したこと、広島大学から反戦闘争を高揚させることを確認しました。
 いかなる処分が行われようとも、私たちは帝国主義の戦争策動を粉砕しなければならないし、それは可能だと改めて確認し、決意を新たにしました。

東海で伊藤忠への抗議行動
 改憲・戦争阻止!大行進東海 小林丈仁

 大行進東海は1月6日、ミッドランドスクエアに入居する伊藤忠アビエーション中部支社の目前に断固登場しました。岐阜、三重の仲間も駆けつけ、名古屋駅前は「ガザ虐殺やめろ!」「Stop genocide in Gaza」の看板とのぼりでうめつくされました。
 1948年のイスラエル建国の過程から既に不法な土地の占拠を始めてきた歴史的背景を暴露し、「パレスチナの解放のために必要なのは国際帝国主義に支えられたイスラエルの解体だ」「日本企業がイスラエルの軍事産業との間で、武器の製造・販売契約を結び、イスラエル軍の侵略・占領・大虐殺に加担している」「パレスチナ労働組合の呼びかけにこたえて自国の帝国主義を打倒しよう」「動労千葉がイラク反戦に立ち上がって、日米韓の国際連帯が生み出された。この地平で世界中のあらゆる軍隊をなくそう」「戦争は人が起こす最も醜い災害。そして止められる」と大行進東海に結集する東海合同労組の仲間のリレートークが続き、最後に坂野委員長が「Stop genocide in Gaza! Free Palestine」と呼びかけました。
 大行進東海は、1月20日のアメリカ大使館前行動、28日の名古屋反戦デモに向かって激しく動き出しました。労働者の力で、世界戦争止めよう!

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地区委員会からの決意

帝国主義を打倒する内乱を
 革共同杉並地区委員会

 今年の闘いの核心は、改憲・戦争阻止!大行進の大爆発をかちとること、その組織化の中心に現場労働者が立つことです。
 昨年、私たちはものすごい闘いを展開してきました。その上で労働者階級の怒りはまだまだこんなものじゃない。街頭で職場で、革命家として登場し、この戦争の正体を暴き、同時に労働者にこそすべてをひっくり返して革命をやる力があることを怒りと展望をもって訴えかける、その存在にともに飛躍しましょう。その核心が、現場労働者が大行進運動の先頭に立つことです。大行進運動で私たちが自己変革を勝ちとった時、職場の仲間は必ずその変化に気づいてくれます。
 これを実現できるのが労組交流センターの実践です。大行進運動と交流センターの前進をどこまでも一体のものとしてかちとりましょう。
 地区党で細胞であいまいさなく団結すること、地区党建設こそが一切です。大行進運動を大衆的に爆発させ、大行進と交流センターを一つのものとして建設し、地区党がそこに責任をとりきりましょう。杉並地区委員会はその先頭に立ちます。
 杉並地区委員会は内乱を巻き起こす拠点になることを目的にして結成されました。年若い同志も、年配の同志も共に力を振り絞って、がっちり団結して、帝国主義打倒の荒々しい内乱を巻き起こしましょう。このことを熱烈に訴えます。

逮捕・投獄恐れず戦争止める
 革共同神奈川県委員会

 1・3東京拘置所包囲デモは本当にすばらしい闘争だったと思います。大坂同志への懲役20年の大反動判決は絶対に許せないが、大坂同志は奪還される人で私たちは奪還する人、そうではなく共に侵略を内乱へと闘う同志なんだという思いを新たにしました。東拘にいるべきは、岸田であって大坂さんでは絶対にない。神奈川県委員会は、捕らわれている大坂同志、横浜刑務所の須賀武敏同志と固く団結して24年の決戦を闘い抜きたいと思います。
 神奈川県委員会は11・19へ攻め上る中で、新たな横須賀闘争の地平をかちとっています。神奈川は横須賀の基地群、厚木や座間、さらに相模総合補給廠(しょう)、横浜ノースドックという、沖縄に次ぐ基地県です。この神奈川でこそ反戦闘争としての反戦闘争を爆発させなければなりません。11・19の闘いの地平に甘んじることなく、断固たる反戦闘争を神奈川でこそ切り開いていきます。
 何よりもこの24年、日米帝による中国侵略戦争を阻止することこそ、すべての民衆の展望と解放があると思っています。帝国主義の軍隊によって労働者民衆に向けられた銃口を帝国主義の側に向けるのは女性の断固たる闘いです。
 逮捕・投獄を恐れず戦争を止めるのは青年・学生の闘いです。革共同神奈川県委員会は、青年、学生、女性と固く団結した党をつくり、24年の「侵略を内乱へ」の闘いを先頭で闘い抜きたいと思います。
 共に闘い抜きましょう。

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