核戦争を絶対阻止する 福岡 被爆者の決意共有しデモ

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週刊『前進』05頁(3336号04面04)(2024/03/18)


核戦争を絶対阻止する
 福岡 被爆者の決意共有しデモ

(写真 福岡国際婦人デー【9日】)


 福岡の3・8国際婦人デーは3月9日正午、警固公園からのデモでスタート。前段集会で婦民全国協・福岡支部の代表が、「今の情勢は世界戦争の始まり。岸田政権は中国侵略戦争の準備を急いでいる」「2月28日、九州で初めて基地の外で『PAC3』の軍事訓練が行なわれた。これを許さず戦争を止めるために行動しよう」と提起。長崎被爆者の土井玞美子さんは「世界戦争は必ず核戦争に行き着く。そうなれば世界は終わり。私は戦争を止めるために婦民の皆さんと共に最後まで闘います」と力強い決意を示しました。
 デモコースの途中にある日本生命福岡総合支社の前では「パワハラ解雇許さんぞ」「ニッセイはパワハラを謝罪しろ」と、語気を強めて弾劾しました。
 集会は中央市民センターで、14時から行いました。基調報告に続く講演の最初は、元教育労働者の中室みちさん。戦争に向かう中で起きている金権腐敗、軍事大国化、沖縄切り捨てに対する怒りを表明し「今ある権利は闘い取ったもの。闘い続けなければすぐに奪われてしまう」と、産前産後休暇獲得のため、授業が終わってすぐに(自分の子どもは後回し)連日県庁に押しかけ、闘い続け獲得した権利を話し、闘う意義が実感できました。
 二つ目は大阪の豊中市職保育士の深町加代子さん。2月28日の暴処法弾圧を弾劾し、地方自治法の改悪は地方自治を解体する戦争攻撃であり、反戦春闘で反撃しようと訴え、さらにこども園民営化を粉砕した闘いや、戦時差別分断攻撃による部落差別発言に対し職場での糾弾会討論で職場の仲間の団結をつくっていった闘いが報告されました。
 まとめで、「街頭や職場で『中国侵略戦争反対』を訴え、佐賀の自衛隊基地反対、米領事館弾劾闘争を大きな闘いにしていこう」と訴えました。
(婦民全国協・福岡支部 松尾栄子)

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