呉 「複合防衛拠点」を弾劾 街頭宣伝に手応え
週刊『前進』04頁(3398号03面04)(2025/06/02)
呉 「複合防衛拠点」を弾劾
街頭宣伝に手応え

(写真 呉駅前で街宣【5月18日 呉市】)
改憲・戦争阻止!大行進呉準備会と8・6ヒロシマ大行動実行委員会は5月18日、日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区跡地(日鉄呉跡地)に「多機能な複合防衛拠点」を整備する防衛省案の受け入れを呉市議会が決めたことを弾劾する街宣を呉駅前で行いました。5・15沖縄現地闘争と一体の行動として闘いました。
街宣では、「防衛拠点は戦争につながっていく」と危機感を語る市民との出会いがあり、署名やカンパが寄せられました。呉から中国侵略戦争阻止のうねりをつくり出していく決意を新たにする行動となりました。
呉市は23日、「複合防衛拠点」の「できる限り早期の整備」を防衛省に要請しました。新原芳明市長は「抑止力を高めることはわが国や友好国にとって喫緊の課題」と繰り返し述べています。「防衛力の抜本的強化」を掲げる防衛省と同じ立場です。
3月24日には、「統合作戦司令部」の発足と軌を一にして、防衛相直轄で陸上自衛隊が管理する陸海空自衛隊共同の新部隊「海上輸送群」が新設され、その司令部が海上自衛隊呉基地に置かれました。この部隊は、琉球弧(南西諸島)への輸送力を強化し、兵力・兵站(へいたん)を迅速に展開するための部隊です。防衛省幹部は、「多機能な複合防衛拠点」を海上輸送群の拠点として活用することも視野に入れています。「複合防衛拠点」整備は、まさに呉の軍都・軍港としての復活そのものです。
沖縄の労働者人民の「全基地撤去」の闘いと連帯し、中国侵略戦争阻止の運動を呉の地からもつくり出したい。呉からも6・14全国集会&大行進へ全力で結集します。
(改憲・戦争阻止!大行進呉準備会 T)
