イラン侵略やめろ! 米・イスラエルに全世界で抗議

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週刊『前進』04頁(3402号02面01)(2025/06/30)


イラン侵略やめろ!
 米・イスラエルに全世界で抗議

(写真 「イランへの戦争やめろ!」「トランプは戦争犯罪者だ!」。米帝・イスラエルに怒りのデモ【6月23日 ニューヨーク】)

(写真 パレスチナ連帯闘争を続けてきた人々が結集し、イスラエルの虐殺と侵略を支える英政府を弾劾【6月21日 ロンドン】)


 アメリカ帝国主義とイスラエルのイラン侵略戦争に対し、イランやイラク、レバノンなどの中東をはじめ、米、英、独、仏、ギリシャ、スイス、カナダ、フィリピン、インドなど各国で連日大規模な抗議行動が闘われている。2023年の10・7蜂起以来、米帝・イスラエルのガザ虐殺に抗議し、パレスチナ人民と連帯して闘ってきた人々をはじめ、膨大な数の人々が米帝による新たな侵略戦争の開始に怒りを爆発させ、街頭に飛び出している。
 とりわけアメリカの行動では、帝国主義の頭目として戦争を全世界に拡散し、ついに事実上の核戦争にまで踏み切った米帝への怒りがたたきつけられた。「中東での新たな戦争をやめろ!」「イラク戦争を忘れるな!」の声が全米で巻き起こり、戦争の元凶である自国帝国主義・トランプ政権打倒に向けた新たなうねりが始まっている。
 欧州でも、ドイツのメルツ首相が「(イスラエルは)われわれのために汚れ仕事をしている」と述べるなど、帝国主義各国がイスラエルの攻撃を全面的に支持したことに怒りが沸騰している。オランダ・ハーグで行われた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議も抗議行動参加者に包囲され「イランへの戦争やめろ!」の声が響いた。
 一方、イランでは6月17日、闘う労働組合が連名で即時停戦を求める声明を発した。声明は「イスラエルと米国の両政府は、ガザで進行中のジェノサイド、そして地域と世界各地で続く数えきれないほどの残虐行為の主導的下手人だ」とし、これらの犯罪に沈黙する国際機関を弾劾。資本主義の世界秩序こそが戦争や人道的大惨事の根源であると非難した。そして、イランでこの数年来「女性・生命・自由」を掲げて抑圧と闘ってきた民衆蜂起を引き継ぎ、戦争や虐殺を終わらせるために闘うと宣言した。声明は、世界中のすべての労働組合や反戦活動家に、団結して共に声を上げることを呼びかけている。呼びかけに応えて闘おう。

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