全国水平同盟第14回大会へ 招請状 反戦貫く部落解放闘争を 差別・排外主義うち破り日帝打倒へ
全国水平同盟第14回大会へ
招請状
反戦貫く部落解放闘争を
差別・排外主義うち破り日帝打倒へ

全国水平同盟から発せられた第14回大会の招請状を掲載します。石川一雄さんの遺志を引き継ぎ狭山闘争の勝利へ、全国から結集しよう。(編集局)
闘う仲間の皆さん、日々のご奮闘に敬意を表します。全国水平同盟は来たる7月27日、第14回大会を開催いたします。各支部、同盟員、共闘の皆さんに大会へのご参集を心より訴えます。
全国水平同盟は、西郡住宅闘争を非妥協に闘うなかから生まれました。既成の解放運動が応能応益家賃攻撃に屈服するなかで、戦後の自主解放闘争で勝ち取った住宅の歴史と闘いを、今日に復権する実力闘争で闘ってきました。西郡支部に続き、植木団地つぶし攻撃と闘う高槻支部の結成、京都崇仁・東三条支部がこれに続きました。住宅追い出しの更地化攻撃と徹底的に対決し、解放運動解体攻撃に抗し闘ってきました。杉並支部、そして徳島支部も狭山闘争勝利、戦争絶対反対でともに歩みを進めてきました。
全国水平同盟第14回大会は、これまでの闘いの上に立って、ウクライナ、パレスチナ、中東に拡大する世界戦争情勢のもとで、米日の中国侵略戦争を阻止する立場を鮮明にし、戦時下の解放運動の道筋を明らかにします。差別と排外主義の扇動で侵略戦争に突進する帝国主義を打倒する解放運動を作っていきましよう。
今大会で勝ち取るべき第一の課題は、関西の運動内部で引き起こされた性暴力・性差別を絶対に許さず、自らの運動を点検し、告発に起(た)ち、変革の先頭にたつ女性、青年、学生とともに闘うということです。
第二は、トランプ、石破による中国侵略戦争・世界戦争を阻止する反戦闘争を組織するという課題です。戦争は労働者・人民の総動員なしに遂行できません。総動員のために帝国主義者は差別を煽(あお)って人民を分断し戦争翼賛体制を作ろうとします。しかし、世界の労働者民衆はこの攻撃に対して実力で反戦闘争、反政府闘争に立ち上がっています。解放運動における第一級の課題として反戦闘争を位置づけて闘いましょう。戦前の水平社の戦争協力を絶対に繰り返してはなりません。
第三に、石川一雄さんの遺志を引き継ぎ、狭山闘争勝利を誓い合いましょう。狭山差別裁判は国家権力による部落差別であり、狭山闘争を差別糾弾闘争として復権し、帝国主義打倒の先頭の闘いとして実力で勝利を勝ち取りましょう。再審棄却攻撃を粉砕し、第4次再審闘争に勝利しましょう。
第四に、戦争のための部落差別の激化と搾取・収奪の強化に対決して、命と健康、生活を守る闘いを巻き起こしましょう。1920年代の米騒動の先頭に部落民が起(た)ちました。戦後の同和事業も上から与えられたものではなく、すべて大衆的実力闘争でもぎり取ったものです。既成解放運動勢力の翼賛化を乗り越え、差別と戦争に反対し、生きるための闘いをともに闘いましょう。
第14回大会では、戦争絶対反対の解放運動の創造的発展のために、知恵と力を出し合って、老いも若きも集いあい、戦時下の闘いの土台を築いていきましょう。全国水平同盟第14回大会へのご参集を重ねてお願いいたします。
ご多忙で参加できない労組、団体におかれましては、ぜひメッセージをよろしくお願いいたします。
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全国水平同盟第14回大会・要項
7月27日(日)午後1時開場 1時30分開会
高槻市立生涯学習センター2階・多目的ホール
(大阪府高槻市桃園町2番1号、JR高槻駅、阪急高槻市駅から徒歩8分)
連絡先 電話/FAX072―991―7729