オスプレイ配備やめろ 佐賀駐屯地前で100人抗議

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週刊『前進』04頁(3405号03面03)(2025/07/21)


オスプレイ配備やめろ
 佐賀駐屯地前で100人抗議

(写真 佐賀県内外から駆けつけた100人が「オスプレイは帰れ」と弾劾の声を上げた【7月9日 佐賀市】)

 7月9日、ついに強行された「空飛ぶ棺桶(かんおけ)」=オスプレイ1機の佐賀空港配備に反対し、即時撤去を訴える現地闘争が行われました。
 朝からの抗議行動には、改憲・戦争阻止!大行進九州の仲間をはじめ佐賀県内外から約100人が結集。この日、開設された陸上自衛隊佐賀駐屯地の正門前で、参加者が口々に抗議の声を上げました。
 そうした中、北側上空に陸自のV22オスプレイが姿を現しました。機影が徐々に大きくなり、重低音のうなりをあげながら駐屯地に降り立つと、参加者の怒りは爆発。「オスプレイは帰れ!」「中国侵略戦争阻止!」と徹底弾劾の声をたたきつけました。
 多くの報道陣が注目する中、オスプレイ配備に反対する複数の住民団体が抗議申し入れを行い、「拡張工事実力阻止の行動をますます強化する」「オスプレイと駐屯地の撤去まで闘う」と宣言しました。
 オスプレイは陸自の侵略殴り込み部隊=水陸機動団を中国侵略戦争の前線に運び、中国・台湾および琉球弧の島々を戦火に包む一翼を担うものです。迫りくる中国侵略戦争の中で長射程ミサイル配備が狙われる長崎や大分と並んで、佐賀も必然的に攻撃対象になります。
 有明漁民の土地を強奪し、「宝の海」を「死の海」に変えながら、さらなる基地拡張を狙う政府・防衛省のやり方に怒りがこみ上げます。同時に、ついに配備されたオスプレイを眼前にし、九州も「ワンシアター(一つの戦域)」に含む中国侵略戦争の切迫を実感しました。
 配備予定の残り16機のオスプレイも順次移駐が進められ、9月7日には駐屯地開所式が予定されています。何度でも駐屯地前で弾劾の声を上げ、拡張工事粉砕の実力行動に立ち上がろう。9・7開所式粉砕闘争には何十倍、何百倍の結集をかちとり、軍事基地解体・隊内反乱の組織化をも実現する反戦闘争の爆発的発展を闘いとろう。
 歴史的決戦となった8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ反戦反核闘争を断固闘いぬき、中国侵略戦争・核戦争を阻止しよう!
(改憲・戦争阻止!大行進九州 山本進)
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