日米共同大演習に各地で反撃

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週刊『前進』04頁(3414号02面01)(2025/09/22)


日米共同大演習に各地で反撃

沖縄 中国侵略戦争訓練許さぬ
 陸自那覇駐屯地に申し入れ

(写真 陸自那覇駐屯地へ演習即時中止を申し入れ【9月11日 那覇市】)

 改憲・戦争阻止!大行進沖縄は、中国侵略戦争に向けた日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン25」の開始日である9月11日、陸上自衛隊第15旅団のある那覇駐屯地に対する申し入れと抗議行動を行った。同演習の開始式は、事前通知なく、うるま市の米軍キャンプ・コートニーで行われた。これ自身が労働者民衆の怒りを恐れた卑劣なものである。
 申し入れの概要は、①レゾリュート・ドラゴン25の即時中止、②陸自第15旅団の師団への改編の中止、③沖縄のミサイル基地化=軍事要塞(ようさい)化の中止、④「牛島満の辞世の句」のホームページ掲載の中止、⑤自衛官は侵略の武器をとるな、中国侵略戦争への参加拒否せよ、労働者民衆と共に戦争反対の声を上げよう----である。
 陸自の代表2人が正門前に出てきたが、許しがたいことに所属部署を伝えただけで、名前は名乗らなかった。私たちは「必ず旅団長に直接渡すこと」を確約させ、怒りのアジテーションとシュプレヒコールをたたきつけた。夕方には県庁前で街頭宣伝も行った。
 大行進沖縄は「連帯し、侵略を内乱へ」を貫き、全国の先頭で大軍事演習を粉砕する何波もの行動に決起する。とりわけ9・21国際通りデモを、中国侵略戦争阻止の安保・沖縄闘争の爆発をかけてかちとる決意だ。
(改憲・戦争阻止!大行進沖縄 鈴木哲也)

大阪 日米豪の合同演習やめろ
 伊丹基地抗議し御堂筋デモ

(写真 オリエント・シールド中止を求め伊丹駐屯地に申し入れ【15日 兵庫県伊丹市】)

(写真 午後には反戦を訴えて、なんば御堂筋デモを意気高く闘った【大阪市】)

 9月15日朝、改憲・戦争阻止!大行進関西が兵庫県の伊丹駐屯地前に集合し、日米豪合同訓練「オリエント・シールド25」中止を求める申し入れと演習弾劾闘争を25人で闘いました。
 伊丹駐屯地は中部方面総監部の司令部が置かれるとともに、日米合同演習に際して米軍基地として位置づけられている近畿地方の最重要基地です。大行進関西事務局の仲間が申入書を読み上げました。「日米豪の支配者どもは、中国侵略戦争に、自分たちは血を流すことなく青年労働者を駆り出そうとしている。そのための軍事演習など絶対に許せない」「演習自身が露骨な戦争挑発である」と弾劾し、演習中止を求めました。続いて大行進兵庫、大行進北摂の仲間が演習阻止の決意を述べました。
 午後には大阪市の西横堀公園に60人が集まり、なんば御堂筋デモを闘いました。基調報告に立った仲間は冒頭、大行進事務局員であった石田真弓の女性差別・性暴力を弾劾しました。関西の運動内での女性差別・性暴力について自己批判を実践してきた苦闘に踏まえて、石田の裏切りを絶対に許さない決意を述べました。九州・佐世保闘争の報告、奈良の労働者、学生の決意表明を受けてデモに出発し、10・5渋谷反戦デモ―11・2労働者集会の爆発への決意を打ち固めました。
(改憲・戦争阻止!大行進関西事務局 E)

新潟 豪軍の新潟空港飛来弾劾
 オリエント・シールドに怒り

(写真 新潟市中心街で街頭アピール【15日】)

 新潟市万代シティ前で9月15日、改憲・戦争阻止!にいがた大行進が、翌日から始まる日米豪訓練「オリエント・シールド25」への抗議行動を行った。
 冒頭、事務局が「オリエント・シールドは同じ時期に行われるレゾリュート・ドラゴン、フリーダム・エッジと一体の、米日による中国侵略のための戦争訓練だ。中国侵略戦争を絶対に阻止しよう」と呼びかけた。豪空軍輸送機の新潟空港飛来に対して1日に行った空港事務所への申し入れで、当局が「民間空港を軍事使用してはいけない法的根拠を示せ」と逆に迫ってきたことを弾劾した。
 さらに参加者の発言が続いた。「石破が辞めるというが、大軍拡も軍事演習も拡大するばかりだ。自民党を打倒し戦争を止めよう」「戦争と一体の排外主義を実力で打ち砕こう」「8・6ヒロシマのように闘えば戦争を阻止できる」
 多くの通行人が注目し、「初めて知った」「こんな大事なことをマスコミは伝えない」と討論が広がった。同日、上越市でも社民・共産が中心の抗議集会が開かれたが、スローガンは「戦争の準備よりも平和のための対話を」であり、中国侵略戦争を阻止する決意を感じられないものだった。
(改憲・戦争阻止!にいがた大行進 山口敏昭)

東京 自衛官は侵略の銃とるな
 右翼はねのけ練馬駐屯地行動

(写真 陸自練馬駐屯地正門前で申し入れと抗議行動【13日 東京都練馬区】)

 東京における今秋反戦実力闘争の第一弾として9月13日、陸自練馬駐屯地デモを100人で打ち抜いた。
 デモ前に大行進板橋の青年が基調報告を行い、侵略戦争演習の実態を鋭く暴露し、「練馬駐屯地の第一普通科連隊は侵略出撃部隊であり、同時に首都最大の治安出動部隊だ」「沖縄の怒りと連帯し、日米安保を粉砕し、日帝のアジア侵略を自国政府打倒の内乱に転化しよう」と訴えた。
 大行進東京東部、大行進埼玉、大行進三多摩の発言を受け、大行進練馬で一陽会労働組合の坪井静委員長のコールでデモに出発。右翼の街宣車の妨害をものともせず、東武練馬駅前で住民の声援を受けて駐屯地前へ。「自衛官は侵略の銃をとるな!」「政府や上官にこそ銃を向けよう!」と訴えてデモを貫徹した。
 デモ後、態勢を整えて再び駐屯地正門前へ。警察と右翼の妨害を体を張ってはねのけ、大演習の即時中止、大軍拡予算と長射程ミサイル配備の計画撤回を求める申入書を読み上げた。
 次は9・28横須賀闘争だ。反戦反基地闘争を波状的に打ち抜き、10・5青山公園に全国から総結集しよう!
(改憲・戦争阻止!大行進東京北部 川原成雄)

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