日米共同実動演習に抗議

発行日:

週刊『前進』04頁(3415号04面04)(2025/09/29)


日米共同実動演習に抗議

●岩国(山口)
タイフォン配備に反対し基地へデモ

 9月11日から開始された実動演習「レゾリュート・ドラゴン25」に対し21日、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の呼びかけで、岩国駅前でのスタンディングアピールと米軍岩国基地への抗議デモを行いました。
 演習の一環として、岩国基地では中距離ミサイル発射装置「タイフォン」の国内初の展開訓練が実施されています。中国・朝鮮半島を射程に入れ、実戦展開を想定したものです。またこの演習と一体で、空母艦載機のFCLP訓練(滑走路を空母の甲板に見立てて離着陸を行う訓練)も行われ抗議が殺到しています。
 岩国駅前でのアピールを始めるやいなや、市民から注目が集まりビラが受け取られ、怒りの声が寄せられました。
 その後、岩国基地正門に向けてデモ。「タイフォン配備反対」「岩国・呉を侵略拠点にするな」の声に沿道の住民から注目が集まりました。怒りと危機感が充満しているのです。
 参加者は「中国侵略戦争・核戦争阻止!」と力を込めて抗議しました。
(8・6ヒロシマ大行動実行委員会 矢田三恵)

(写真 デモで岩国基地を弾劾【9月21日 山口県】)

●沖縄
 青年・女性先頭に那覇で街宣・デモ

 改憲・戦争阻止!大行進沖縄は、レゾリュート・ドラゴン25演習開始日の9月11日に那覇駐屯地前抗議行動、19日に那覇街宣、21日には那覇街宣と国際通りデモをやり抜きました。
 同演習は、中国侵略戦争が沖縄を戦場にすることを大前提にして実施されています。戦争を阻止するために、宮古・八重山を先頭に演習を止める実力闘争が闘われています。中谷元・防衛相は反戦闘争の爆発と実力闘争に「過度な抗議、妨害行為が続いている」と恐怖と憎悪をむき出しにしました。絶対に許せません。
 21日の街宣・デモでは、大行進沖縄呼びかけ人で元基地労働者の宮城盛光さんらの沖縄県庁前でのリレーアピールの後、青年や女性のシュプレヒコールを高らかに響かせて国際通りを進みました。「中国侵略戦争阻止」「レゾリュート・ドラゴン反対」「ガザ虐殺を許すな」を訴えて闘いました。
(改憲・戦争阻止!大行進沖縄 松本未土)

(写真 那覇市の国際通りを意気高くデモ【9月21日 沖縄県】)
このエントリーをはてなブックマークに追加