石田反革命打倒し反戦決起を 大行進東京が女性解放学習会
石田反革命打倒し反戦決起を
大行進東京が女性解放学習会

改憲・戦争阻止!大行進東京が主催した女性解放学習会が9月27日、都内で開かれた。100人の参加者は、中国侵略戦争―世界戦争を絶対に阻止しようという気概に燃え、反戦闘争破壊の石田反革命を打倒し、首都を揺るがす大反戦闘争への総決起を誓い合った。
大行進呼びかけ人で杉並区議会議員の洞口朋子さんが「革命的女性解放闘争と反戦闘争」と題して講演し、婦人民主クラブ全国協議会の川添望事務局長が、「女性差別と闘う大行進運動への変革をかちとろう」と提起した。(要旨別掲)
洞口さんは、米日の中国侵略戦争情勢下、首都を揺るがす10・5反戦闘争から11・2労働者集会への総決起を呼びかけた。この時、大行進事務局でもあった石田真弓が自らの女性差別・性暴力を居直り、反戦闘争の破壊者に転落していると怒りを込めて弾劾し、石田グループによる運動破壊を粉砕し、「帝国主義打倒と一体の革命的女性解放闘争を創成しよう」と呼びかけた。川添さんは、関西での性暴力事件告発以来、大行進運動の変革を推し進めてきたと語り、女性解放と侵略戦争阻止を闘える婦民への根底的変革を開始したと報告した。
討論では、過去に性暴力を受けた女性が、3・8集会での当該女性の「告発する勇気に心動かされた」と語った上で石田グループの動きに触れ、「残念だが、ダメなものはダメ、裏切りだ」との思いを語った。
この発言を受けて女性労働者が、「当該女性にとことん寄り添った者としてはっきりさせたい」「私は断じて石田を許すことはできない! これが今日の結論だ」と宣言。「石田を打倒しようと立ち上がった当該を、石田は屈服させた。今の彼女にはマルクス主義も革命もない。しかもそれを学生戦線に強いている。石田もろとも絶対に打倒する立場で闘う」と断罪した。さらに「私は関西の女性たちの闘いを念頭に置き、自らが今までのあり方を払拭(ふっしょく)し、運動を変革していくことを決意し実践してきた。それが3・8婦人デーから8・6ヒロシマの勝利を切り開いたのだ」と述べ、「石田反革命を粉砕し、断固この道を進もう」と呼びかけた。
青年・女性労働者が次々に石田打倒の決意を語った。全学連の学生たちは「絶対に石田グループを解体してマルクス主義的な団結を取り戻す」「性差別の加害者を擁護し被害者を盾にしている。裏にいて全部やらせているのは石田だ。徹底的に打倒する」と怒りを爆発させた。
洞口さんが「スマホを置いて街に出て2千万人の青年労働者、女性たちを組織しよう」と締めくくった。
------------------------------------------------------------
石田の性加害を絶対許さず日帝打倒の女性解放闘争へ
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人 杉並区議会議員 洞口朋子さん
■アメリカ帝国主義・トランプの危機と破産
世界は今、第3次世界大戦に向かって急加速しています。10・5―11・2のこの秋の闘いはいよいよ決定的だと思います。アメリカ帝国主義・トランプの危機と破産は日に日に明らかになり、軍隊出動、移民襲撃、極右活動家銃撃など、戦後唯一の基軸国=アメリカの国内階級闘争の「内戦化」が進んでいます。帝国主義の戦後世界体制の崩壊という中で、第3次世界大戦の導火線にいよいよ火が付こうとしています。
■ガザ大虐殺・中国侵略戦争を許さない
23年10・7蜂起とは何だったのか。米帝の中国侵略戦争―世界戦争突入情勢下での米帝=イスラエルの侵略・支配・抑圧の極限的激化に対するパレスチナ人民の民族解放・革命戦争の血叫びであり、これに断固応えて日本のプロレタリアートは、ガザ虐殺の共犯者である日帝打倒に根底的に立ち上がる。このことが求められていると思います。
中国侵略戦争―世界戦争情勢の不可逆的進行という中で、日本帝国主義もまた、自民党総裁選も秋の一つの軸になるわけですが、結局は高市早苗的な、あるいは参政党的な極右勢力の結集と中国侵略戦争への絶望的突進以外にない。そこにしか今の日本帝国主義の延命の道はない。私たちは一切をかけて中国侵略戦争を絶対に阻止しましょう。
■革命的女性解放闘争をめぐる重大な分岐・激突
大行進運動はこの間、昨年末の関西における女性差別・性暴力問題の告発を受け、当該の渾身(こんしん)の決起とともに、組織と運動の変革と飛躍をかちとってきました。
その闘いによって、決定的に炙(あぶ)り出されたのが、大行進事務局かつ全学連運動の指導者であった石田真弓の女性差別・性加害です。被害当該に対し、そして大行進運動をともに闘ってきた仲間たち、すべての労働者階級人民に謝罪します。私たちは、中国侵略戦争阻止の反戦闘争と革命的女性解放闘争の爆発に向かって、石田とそのグループによる運動破壊を絶対に許さず、打倒し粉砕する決意です。
■石田が行ったことは明々白々な女性差別・性加害
石田が行ったことは、明々白々な女性差別・性加害であることは、絶対に消えない事実です。
運動の幹部が、大きな年齢差があり権力差がある女性に対して、それを「恋愛関係」「家族関係」「指導関係」と称して性加害行為を繰り返す。これはまさにいま社会にあふれている典型的な女性差別・性暴力の姿だと思います。
■当該が石田に怒り告発に決起したことの決定的意義
彼女は、「革命運動」「女性解放」を闘っていたはずの石田を告発することの困難さ、厳しさの中で告発に決起しました。そして女性同志たちとの討論を重ねて一度は「石田を打倒する」「絶対に許さない」と決意するまでに至りました。
■女性差別の構図そのもの
その中で決定的に問われたことは、女性差別の構図そのものと私たちが運動内でどうやって対決していくのかということです。
当該が告発を撤回、あるいは否定したら「なかったこと」にしていいのか。当該であるが故に、揺れ動くわけです。「性加害者が被害者と一緒に自己批判します」などというのは、圧倒的に権力のある性加害側に有利になることは明らかです。これこそが、女性差別・性暴力が隠蔽(いんぺい)されてきた構図そのものではありませんか。
■女性解放の道は共産主義の実現にこそある
女性解放の道は帝国主義打倒=共産主義の実現にこそある。戦争の根源、差別・抑圧の根源である帝国主義を打倒すること抜きに、女性解放の道はないことを改めてはっきりさせなければいけません。
革命的女性解放闘争とは、女性差別・抑圧への女性の怒り、差別者と差別の元凶を打倒する根底的怒りを爆発させ、奪われてきた政治と暴力を奪還し、女性解放=全人間解放を実現するプロレタリア革命―共産主義実現に向かって荒々しく突き進んでいく闘いにほかなりません。しかし石田グループは、女性解放は帝国主義打倒=共産主義の実現にあるという核心を「著しく一面的で浅薄」などと述べて敵視しているわけです。ブルジョア的・体制内的「女性解放」運動へ転落・変質してしまっていることは明らかです。
帝国主義打倒と一体の革命的女性解放闘争の創成を全力で推し進めよう! 私も女性・青年獲得の先頭に立って闘います。
------------------------------------------------------------
女性差別糾弾闘争を復権し大行進運動の変革進めよう
婦人民主クラブ全国協議会事務局長 川添望さん
■女性差別と闘える運動への変革と前進
石田による女性差別、加害、運動破壊を徹底的に弾劾します。私たちが本当に苦労して闘いとってきた女性解放闘争の前進こそ、石田の腐敗を明らかにして打倒しようとしていることをはっきりさせましょう。
関西の女性差別・性暴力事件についての告発・決起が昨年11月に行われ、私たちはこの女性差別を徹底弾劾して運動を見直し、激しい変革を始めました。
大きな結節点は3・8国際婦人デー中央闘争でした。関西女性差別事件を克服することを大衆的に打ち出し、被害当該女性が「これから同じようなことが起きたときに自分が当該と共に女性差別と闘えるようにするために決起した。奪われた怒りを奪い返したことは、まさに政治と暴力の奪還だ」と発言しました。 何より8・6広島闘争で、原爆ドーム前集会を、機動隊の暴力と対決しながら女性も先頭で実力で守り抜いた。こういう力が私たちにある。これを前進として確認したいと思います。
■差別者・加害者となっていた婦民の打倒・変革
婦人民主クラブ全国協議会の会員の中から関西女性差別事件の容認・隠蔽を組織した女性、決起した被害当該女性に「なんで拒否できなかったのか」と非難するなど第2、第3の襲撃をした女性を生み出しました。被害当該女性、そしてともに運動をしてきたみなさんに心から謝罪します。
8月の婦民第42回総会で「差別者・加害者となっていた婦民を打倒し変革します」という総括を提起しました。そこで女性の告発・決起こそ闘いの始まりであり、彼女たちの徹底糾弾、決起に応えることなくして運動の変革はないことを明らかにしました。
■「差別=分断論」の誤り
婦民が新聞「婦人民主クラブ」の中で「差別=分断」論、つまり女性差別とか部落差別など様々な差別を「資本・権力による分断攻撃」として一面的に捉え、むしろ告発や糾弾を「労働者同士の分断を深めて、資本・権力の攻撃に乗るもの」と出してきました。この思想は女性差別であり、実際には告発者を「団結破壊者」として抑圧・絞殺することになる恐るべき女性差別・抑圧・支配の思想でした。婦民の新自由主義論も、帝国主義打倒をあいまいにして「差別=分断」論につながるものになっていました。
■女性差別糾弾闘争を復権し組織変革をかちとろう
私たち一人ひとりが、資本主義・帝国主義の歴史的没落の中で激化する女性差別との闘いに対して、その歴史的な深さ、広さゆえに諦め・容認・屈服があったことを打ち破り、差別に対する糾弾闘争を復権していくことを訴えます。
とりわけ、女性差別への告発・糾弾に立ち上がった当該から学び、ともに闘うことを婦民の根幹に据えていきたいと思います。
■革命的女性解放闘争を
革命的女性解放闘争の立脚点の第一は、女性が自らの手に政治と暴力を奪還することです。女性たちが日帝打倒へ向けてあらゆる課題を自らの課題として闘いきることです。
第二に、私たちの運動をブルジョア的家族制度、ブルジョア的性イデオロギーと日常的に対決する運動体として変革していくことも重要です。
第三に、女性差別・抑圧との政治的・思想的闘いを具体的に推し進めていきましょう。中国侵略戦争下で激化する女性差別・抑圧と闘い抜いて、女性の巨大な怒りを帝国主義打倒の闘いに組織しましょう。