10・22星野国賠控訴審・デモへ 一審勝利の地平から国家犯罪徹底追及を
10・22星野国賠控訴審・デモへ
一審勝利の地平から国家犯罪徹底追及を

10月22日、星野国賠控訴審が東京高裁で始まる。昼休み法務省弾劾・東京高裁包囲デモを闘い、控訴審に結集しよう。
星野文昭同志は1971年11月14日、全学連・反戦青年委員会の青年・学生を率い、渋谷暴動闘争を先頭で闘った。大坂正明同志も参加したこの闘いは、米軍基地の永続化と自衛隊の進出を策動するペテン的な沖縄「返還」に反対する沖縄労働者民衆の血叫びに応え、本土の労働者民衆が沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒の闘いを機動隊の暴力支配を打ち破って爆発させたものであり、70年安保・沖縄闘争の頂点に位置する歴史的な大闘争だった。
階級支配を揺るがす民衆の決起に恐怖した国家権力は、星野同志や大坂同志らを殺人罪ででっち上げ、運動の圧殺・解体をもくろんだ。だが、死刑求刑の大弾圧を打ち破り、星野同志は獄中44年、非転向を貫いて沖縄闘争の正義を体現し、日帝の改憲・戦争攻撃と対峙しぬいた。
星野国賠闘争は、この革命運動の闘士・星野同志をデタラメな獄中医療で虐殺した国家権力を許さず、星野精神を引き継ぎ、安保・沖縄闘争の爆発で中国侵略戦争に突き進む日本帝国主義を打倒する闘いだ。星野同志は2019年5月28日、東日本成人矯正医療センターで肝臓がんの切除手術を受けたが、術後出血への対応がなされず5月30日に死亡した。
星野暁子さんら家族3人が原告となり20年2月21日に提起した国家賠償請求訴訟は、5年間22回の審理を闘いぬき、今年3月24日、一審東京地裁で画期的勝利を勝ち取った。
①東日本成人矯正医療センターにおける術後出血への対応がデタラメであり、星野の死に直結した、②徳島刑務所長が四国地方更生保護委員会に「心身の状況の変化」を通知しなかったことは違法である、と認めた一審判決は、国家による星野同志虐殺を絶対に許さない労働者民衆の怒りの闘いでつかみ取った勝利判決だ。控訴審の闘いは、この怒りをさらに爆発させ、一審判決が認めなかった徳島刑務所の殺人的な医療放棄の国家犯罪を、とことん追及しぬくものだ。
星野同志は18年8月、それまで経験したことのない腹痛を訴えて倒れた。食欲不振と体重減少に苦しむ星野同志を徳島刑務所は放置し続けた。徳島刑務所が検査も治療も行わなかったことで星野同志の命が奪われた。獄中者の命をないがしろにし、人権を踏みにじる日帝・国家権力を絶対に許さない。
米日の中国侵略戦争が切迫する中、星野精神を引き継ぎ安保・沖縄闘争を爆発させることが、星野国賠控訴審闘争に勝利し、そして大坂同志を奪還する道だ。戦時弾圧に震え上がり運動破壊者に転落した石田反革命をぶっ飛ばし、星野・大坂精神で勝利への大道を切り開こう。
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星野国賠控訴審闘争
10月22日(水)
正午 日比谷公園霞門集合→霞が関デモ
午後2時 東京高裁第717号法廷(終了後報告会)