団結ひろば 投稿コーナー 11・2労働者集会に参加して

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週刊『前進』04頁(3422号04面03)(2025/11/17)


団結ひろば 投稿コーナー
 11・2労働者集会に参加して

「闘う労働者の党を」に共感
 東京・青年労働者 小林雄介

 11月労働者集会は、労働者のための、労働者がつくりあげる集会です。職場で、街頭で組織化にかけきる労働者諸氏に心から敬意を表して、本集会の成功の喜びをわかち合いたいと思います。
 四つのスローガンの重要性について、何度でも確認したいと思います。特に私は「闘う労働者の新しい党をつくろう」ということに共感します。これは単に政党を結成するということではなく、労働者が日ごろ奪われている政治と、その背景にある物質的力を、具体的な行動を通じて労働者自身の手に取り戻そうということだと思います。そのためには労働者が時代認識と路線で一致する党が必要です。今の戦争と排外主義が吹き荒れる情勢にあっては、多くの労働者が怒りを持っています。その上であともう一歩、私たちが反帝・反スターリン主義世界革命の先頭に立ちきることが問われています。
 集会では動労千葉を軸に、それを強固に補完する形で各産別の労働者が実践的課題と決意を述べました。医療福祉労働者の「反戦闘争への労働者の決起を組織し、組織し、組織しよう」という発言に、日々の職場での苦闘と労働者階級への信頼と確信を見てとることができました。
 韓国の民主労総をはじめ世界の仲間からの発言を聴き、反帝・反スタで労働者は一つだと実感しました。

反戦を貫く労働運動を決意
 沖縄・青年労働者 梶原健汰

 一労働者として、11・2労働者集会に参加しました。日本全国、そしてアジアの労働者が参加し、その勢いは格別でした。それぞれが反戦・反核・反原発、女性解放闘争の訴え、とてつもない今の情勢への怒りを表したことに私も強く共感・賛同しました。そして動労千葉の関道利委員長が中国侵略戦争阻止、排外主義絶対反対の闘いを労働者の力でつくり出そうと、戦時下の労働運動と、新たな社会の労働者人民のあり方について話していました。「労働者人民の力で高市・トランプを打倒する!」「敵の攻撃をきちんと認識し、逃げずに真っ向対決する!」。まさにその通りだなと思いました。
 労働運動の軸に反戦を据えていかなければ、我々が戦争の被害者そして加害者になっていくわけです。そんなことは絶対に許せません。敵がどういう攻撃をしてくるかを認識し、戦争絶対反対の思いで労働運動を実践していかなければ、という気持ちが更に一層強まりました。そして石田反革命を打倒し、革命的女性解放闘争の推進の思いで我々の労働組合も皆さんと一緒に闘って参ります。
 集会後のデモでは人々の反応も良く、やはり我々の反戦労働運動の思いは昨年よりはるかに人々に伝播(でんぱ)していると感じました。とても感動しています! そして何よりも国鉄1047名解雇撤回を一緒に勝ち取りましょう!

高市政権は必ず打倒できる
 改憲・戦争阻止!大行進しずおか 芦澤尚也

 11・2集会は全国・全世界から労働者・学生・市民の力で2150人という大結集で開催されました。高市政権が発足してから初の労働者集会。高市打倒、戦争・改憲阻止を訴える仲間たちの発言も、本気になって今の世の中を変えよう、団結すれば必ず高市政権を打倒できるというものでした。戦争・改憲も阻止できるんだという思いが強い集会だったと感じました。
 デモで、私は第2梯団(ていだん)の旗持ちをやりましたが、沿道からの反応も良くてすがすがしいデモでした。特に外国人からの反応はすごく良かったと思います。
 今年の11・2集会は全国の闘いによって大成功しましたが、これで終わったわけではありません。この改憲阻止・戦争絶対反対、高市政権打倒の闘いを、職場・地域・街頭で積極的に、地区の仲間と団結を固めて運動をさらに強固なものにしていかなければならないと考えています。これからも元気よく、粘り強く頑張っていきましょう。
 改憲・戦争阻止!大行進しずおかも、全国の皆さんと共に大行進運動を強固なものにして前進していく決意です!

革命切り開く11月集会運動
 神奈川 深山渓石

 今年の11月集会は、動労千葉、国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止!大行進の3団体の呼びかけとなったこと、また石田グループの脱落などという状況の中、当初「果たしてどうなるのか?」と一抹の不安を覚えなかったわけではない。支配階級も含めて全ての勢力が、米日帝国主義による中国への侵略戦争という情勢の激しさを前にしてふるいにかけられている。そう思うと気が引き締まる思いがした。
 さて、実際に参加してみると、この1年間の苦闘とそれを乗り越える実践をしてきた様々な現場や海外からの元気な発言が続いた。学生からの発言も聞けて、正直安堵(あんど)した。女性からの発言も多く、この間の女性解放闘争の前進を実感した。
 どの発言も示唆に富んだものだったが、あえて挙げるとすれば、大行進沖縄の発言は中国侵略戦争の最前線とされている現場から帝国主義を打倒しぬくという決意に満ちあふれた力強いもので、一緒に参加した連れ合いも、「若い頃に南北問題に関わり始めた初心を思い出した!」とのことだった。
 今までのやり方、あり方では通用しないこの情勢に対して、確かに見た目は少しだけ少なくなったかもしれないが、「この運動を核としていけば革命への道が切り開かれる!」と実感した集会だった。

民主労総発言に勇気わいた
 全学連・首都圏 木場日出光

 10月21日に高市政権が発足し、情勢はかつてないほど戦争に向かって突き進んでいる。政権発足後、高市はすぐに米帝・トランプと会談し、防衛費を今年度中にGDP比2%に引き上げることと、安保3文書の前倒し改定などに主体的に取り組むことを宣言した。これはまさに、中国侵略戦争・世界戦争をやるという宣言にほかならない。
 これに対し、既存の体制内左翼は正面から戦争反対を訴えることができないところまで凋落(ちょうらく)した。そのような情勢下でも、11・2集会は国境を越え、全世界の労働者との連帯を勝ち取り、「戦争に絶対反対、二度と侵略の道を歩まない」と突き付ける実力闘争を闘い抜いた。
 私は今回が2度目の参加だったが、去年よりもさらに激化する情勢とは反対に、労働者の反戦への意志はさらに強固なものとして現れていると感じた。
 特に韓国・民主労総の連帯アピールはとても力強く、印象に残った。去年の冬、ユンソンニョル政権の戒厳令に対して無期限ゼネストで闘い、ついに弾劾まで追い詰め粉砕した。この勝利は労働者の団結の勝利であるし、力関係が逆転すれば文字通りの政治の奪還を勝ち取る力が労働者、学生一人一人にある----このことにとても大きな勇気をもらうことができた。
 民主労総の闘いに続き、私も帝国主義本国であるこの日本の地で、労働者・学生の力で高揚する全国の反戦・反軍闘争と固く結合し、街頭、キャンパスから巨万の隊列をつくり出していく決意だ。

戦争阻む国際連帯の力実感
 全学連・首都圏 沖野匡男

 極右反動政権の高市が、「台湾有事は日本の存立危機事態だ」とし、集団的自衛権を行使する可能性を示唆した。日帝が主体となる中国侵略戦争情勢の中、11月集会が開催されたことは、労働者階級にとって大変意義があることだ。
 とりわけ重視すべきは、世界の闘う労働組合との団結を形成していることだと思う。多くの組合の発言があり、国際連帯が可能であること、この隊列を拡大すれば戦争を止めることができることを肌身をもって実感した。特に韓国の民主労総の、ユンソンニョル政権の戒厳令に対する闘争の報告では、横暴な国家権力の行為に対しても、民衆が団結して対決すれば実際に粉砕できることを学んだ。
 日本でも9条改憲や、スパイ防止法、緊急事態条項の成立がもくろまれており、同様の闘いが求められている。民主労総の闘争に学び、日本でも民衆の爆発的な決起を生み出す必要があると感じた。
 また、本集会には、多くの学生・留学生が参加した。結集が実現できたのは、日頃の地道な街頭宣伝やデモの成果だと思う。そうした行動でつながった学生や留学生が11月集会に参加したことについて、今後の運動拡大への展望を感じた。今後、学習会や各種企画を通して、学生との連帯を拡大し、団結を深めたい。
 集会後の交流会では、学生と労働者との交流が生まれた。さらに労学連帯を深め、プロレタリア革命に向けて奔走していきたい。

大学での組織化に手ごたえ
 全学連・関西 永山正日

 11月集会に関西から参加しました。本当にこの仲間で日本でも巨大な反戦運動を起こせるんだ、革命の発火点に僕ら一人一人がなるんだと確信できる、非常に展望のある集会でした。とりわけ動労千葉の決起、そして国際連帯の広がりが感動的でした。戒厳令を粉砕した韓国・民主労総が参加したことは大きな勝利だと思います。
 今年の11月集会は、動労千葉単独でも開催するという決断のもとで開催されました。我々の運動はどれも一筋縄ではいかないような問題ばかりです。しかしそれを完全に乗り越え、自国帝国主義打倒の立場から「高市・トランプ打倒」を提起しきりました。これは非常に決定的です。
 そしてそれを象徴するような動労千葉の関道利委員長の基調報告がとても印象的でした。動労カクマルとの闘争を勝ち抜き、国鉄分割・民営化に反対して機動隊に包囲されながらも、そして40人もの解雇者を出しながらもストライキを貫徹し、今日まで階級的労働運動の原則を曲げずに闘い続けている組合にこそ、連合をひっくり返す「挑戦権」がある----まさにその通りだ! と思いました。
 また、印象に残ったのは学生の隊列がかなり増えたことです。私自身、自分の大学で組織する過程で様々な困難にぶつかりましたが、その中でも「きちんと呼びかければ、人は関心を持ってくれるし来てくれる」「自分の拠点で頑張っていれば、見てくれる人は必ずいる」という手ごたえを強く感じました。
 革命的女性解放闘争から脱落・逃亡し、最悪の女性差別者であり性加害者である石田真弓を擁護し続ける石田一派を絶対に許してはおけません。こんなやつらに労働者革命を語る資格なんてない! 我々はこんな石田一派を乗り越え、全国で真の革命運動、反戦運動、革命的女性解放運動を組織する全学連へと飛躍を遂げつつあります。
 革命運動はとても獲得力のある運動です。そこに自信を持って様々な闘争に、そして来年の11月集会にどんどん呼びかけ、組織化しましょう!

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