米軍実弾演習やめろ 北富士演習場に抗議行動
週刊『前進』04頁(3426号04面03)(2025/12/15)
米軍実弾演習やめろ
北富士演習場に抗議行動

(写真 北富士演習場に抗議【11月25日】)
山梨合同労組など3団体は11月25日、この日から北富士演習場で始まる在沖米海兵隊の実弾演習に対し、演習場正門にかけつけて抗議と演習中止の申し入れ行動を闘った。
2年前、在沖米海兵隊は「海兵沿岸連隊」に改編された。この部隊は「遠征前進基地作戦(EABO)」を担う離島即応部隊である。有事に南西諸島に緊急展開し、自衛隊のミサイル部隊と連携して中国艦船を攻撃し、「第1列島線」海域の制海権を確保し、空母打撃群の進出に道を開く中核部隊である。演習は中国侵略戦争の実戦的演習そのものであり、兵員、車両、火器とも従来を倍する規模だ。絶対に許せない。
演習開始の午前8時前、3団体は横断幕やのぼり旗を掲げて梨が原廠舎(しょうしゃ)前に登場した。「米軍実弾演習を中止せよ」「トランプ・高市は中国への侵略戦争をやめよ」「米軍兵士と自衛隊員は侵略の銃を捨て、ともに闘おう」とシュプレヒコールを繰り返し、演習を徹底弾劾した。その後、南関東防衛局の担当者に抗議と演習中止の申し入れを行った。
北富士に隣接する東富士(陸自富士駐屯地)に、自衛隊は「島嶼(とうしょ)防衛用高速滑空弾」を今年度末に、敵基地攻撃能力を持つ「12式地対艦誘導弾」を2027年度に配備すると発表した。私たちは富士山周辺で進む米軍、自衛隊の中国侵略戦争のための基地強化と演習を絶対に許さず、全力で闘う決意です。
(山梨合同労組・EI)