改憲・戦争阻止!大行進新年座談会 中国侵略戦争阻む大決戦へ 高市打倒!反戦のうねりを
改憲・戦争阻止!大行進新年座談会
中国侵略戦争阻む大決戦へ
高市打倒!反戦のうねりを









出席者
高山俊吉さん 改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人、弁護士
森川文人さん 改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人、弁護士
洞口朋子さん 改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人、杉並区議会議員
西納岳史さん 改憲・戦争阻止!大行進関西事務局長、8・6広島暴処法弾圧被告
小平大介さん 神奈川労働組合交流センター、JP労組組合員
川添 望さん 婦人民主クラブ全国協議会事務局長
渡辺祥英さん 全学連書記次長、中央大学
〈司会〉本山隆介さん 改憲・戦争阻止!大行進事務局長
2025年の闘い
高市政権と真っ向対決 洞口

実力で闘う覚悟を持ち 小平

第2次トランプ政権と高市政権の登場は、米日帝国主義による中国侵略戦争・世界戦争に火をつけました。いよいよ改憲・戦争阻止!大行進運動の真価を発揮する時です。中国侵略戦争を阻止する反戦闘争の爆発へ、改憲・戦争阻止!大行進に結集する皆さんに大いに語ってもらいました。(編集局)
本山(司会) 2025年、改憲・戦争阻止!大行進運動は第2次トランプ政権の登場と対決し、中国侵略戦争阻止の反戦闘争を全力で闘い抜いてきました。関西での女性差別・性暴力事件に対し、革命的女性解放闘争を推進力にして運動の根底的変革をかけて闘った1年でもありました。特に8・6ヒロシマ闘争を転換点にしながら、石田グループの敵対を粉砕して、横須賀、横田、祝園(ほうその、京都)での反基地闘争、ヘルメットをかぶって実力デモを貫徹した10・5中央政治闘争を闘い、高市登場に対して10・27日米首脳会談粉砕闘争、11・2労働者総決起集会に立ち上がってきました。まず、この1年の激闘の総括について聞きたいと思います。
高山 情勢がこれまでと大きく違う。激烈な変わり方です。情勢の変わり方に対する見極めをきちんとしないと足元をすくわれる。高市・トランプがどうだという人物の議論は、人物が変われば世の中よくなるかもしれないと政治性を抜きにする危険がある。そういう議論にならないよう、歴史が今どういう状況にあるのか、どこへどう進もうとしているのかを見極めるのがポイントだと思います。
洞口 私たちは、米日の中国侵略戦争を始まる前に止めようと訴え反戦闘争を一切の軸にして闘ってきて、第2次トランプ政権と高市政権の登場に真っ向から立ち向かう運動体を小なりといえどもつくることができた。その一つの結節点が11月2日の労働者集会だったと思います。
渡辺 11・2集会は動労千葉・関委員長の基調報告に示された、女性差別、排外主義と飛躍をかけて闘い抜く決断に感動しました。訪韓闘争にも参加しましたが、11月集会の築いてきた労働者国際連帯は、中国侵略戦争を阻止し帝国主義を打倒する展望があることを実感しました。
洞口 11月集会後、高市の「台湾有事は存立危機事態」発言がありました。街頭での反応は真っ二つ。すごく政治的に活性化している。杉並区議会を見れば、公明党も「杉並に平和館をつくりましょう」と「平和」を語る。でも「日本の平和を守っていく」というぼやっとした平和論でしかなく、かつての戦争に対する反省もない。高市の登場で〝中国をやっつけるのは正義〟という風潮の中で、「今の中国人民の高市に対する反発は正義だ」「戦争を引き起こしているのは高市・トランプだ」と断固言い切ることが決定的。戦争が始まった時こそ、この戦争の階級的な性格、本質を暴露することが重要です。
森川 2015年の安保法制定から10年。あの頃、国会前を安保法反対で埋めた人たちが数万人いましたが、いま具体的な戦争がそこにある時代に、戦争反対を明確に掲げることが必要です。本当に「戦争か革命か」という時代にしなければいけない。まさにわれわれが「革命」を言う。反戦の徹底とは革命的祖国敗北主義でしかありえない。「戦争を行おうとする自国政府を打倒する」と言うことが、戦争が近づいてくると簡単ではなくなる。戦争に反対したら「中国のスパイ」と言われる。だからこそわれわれの存在意義がある。それをもっと進めていく必要があります。
川添 高市の登場ですよね。日本で初の女性首相で、とんでもない戦争内閣が出現したことに対して、例えば女性団体の反応は「高市はまずいよね」で終わり。残念ながら女性団体がほとんど反戦を言わない。軍隊慰安婦をはじめ戦争の反省を含めて、高市政権を戦争政権と言い切って絶対打倒しなければいけない。大行進運動が高市打倒の勢力として鮮烈に登場していることが私はすごく大事だと思っています。とりわけ天皇制との闘いを沖縄、広島や長崎で闘い抜きました。小なりといえども決定的でした。米日の中国侵略戦争を絶対に止められる、そういう挑戦権を得ている。
西納 大行進関西の運動の中から女性差別・性暴力事件、加害者とそれに加担し隠蔽(いんぺい)する者を生み出したことを自己批判し、運動の根底的変革をかけて1年間闘ってきました。11月集会を前後する10・11関西女性反戦集会と洞口さんを招いての11・22女性解放学習講演会は、革命的女性解放闘争を復権していく、「政治と暴力を奪還」していくための到達地平を示せたと思います。性暴力を受けた当該、共に決起して闘ってきた女性が「この情勢に間に合った」と胸を張って言えることが大きな勝利です。激しい情勢の中で実力闘争が問題になっていく。しかし平時的な感覚の中で運動総体が「政治と暴力の奪還」ということを後景化させていた。差別に対する荒々しい決起・糾弾から、女性たちが政治と暴力を取り戻す闘いを通して、運動全体が「政治と暴力を奪還」していく過程が進行した1年だったと思います。
小平 25年は沖縄、広島現地に行って闘いました。神奈川では12・7横須賀闘争に200人以上集まりました。高市政権が戦争に向かう中で、基地が近くにある横須賀は戦争を身近で感じる街。ビラの受け取りは一番よかった。米軍の元兵士が自作のプラカードを掲げて参加した。今までにない変化が起きています。
今、僕たちの組織の変革が問われていますが、実践を問うべきです。25年は労働者もヘルメットをかぶり実力デモに立ち上がりました。国家権力と真正面から闘って命がけで責任を取る----指導部を含めた組織全員が実践的な覚悟を持たないといけない。自分にも当然そう言い聞かせています。というのも、11月末、自衛隊の人材確保の取り組みについて日本郵政が防衛省・総務省と締結したというニュースが流れたんです。自衛官が少ないから予備自衛官を郵政の中で増やそうとしてるんじゃないかと批判のビラを書きました。本当に戦争を止める行動を起こさないといけない。郵政の職場では署名も取れるし、11月労働者集会のチケットも売れる。これからは「前進」の購読者を増やすことに挑戦したい。それは革命のバロメーターです。隅々まで読者を増やして同じ気持ちになってスイッチが入れば変わるんじゃないかと思います。
本山 8・6ヒロシマ闘争では、激しい弾圧にもひるまず闘いの先頭に立ったのが女性たちと、西納さんも含む8・6広島暴処法弾圧の被告でした。国家権力の規制を完全にぶち破って階級闘争の戦闘的発展の転換点になった。暴処法弾圧について西納さんの方から。
西納 11月18日の一審判決は不当判決であり、高市政権が中国侵略戦争に突進する中で反戦反核闘争をヒロシマから一掃しようとする攻撃です。ただ、この8・6ヒロシマの闘いを権力はつぶせていない。その意味で弾圧はすでに粉砕されている。文字通り力と力の闘いに入っており、われわれは去年よりももっと荒々しく部隊を増やしてあの場所に断固登場する。控訴審闘争も森川弁護士にお世話になりながら頑張っていきますので、みなさんどうぞよろしくお願いします。
大行進運動の課題
戦争の階級的性格暴く 高山

国益主義を打ち破ろう 森川

本山 大行進運動の飛躍がますます求められている情勢です。課題はなんでしょうか。
西納 革命的女性解放闘争、差別との闘い、排外主義との闘い、帝国主義打倒の闘いを運動に転化していかなければならないということです。それが今年の3・8闘争(関西は3月7日)だと思います。何を訴えたらいいのかと言葉に詰まることもあるんですけど、例えば日帝の中国侵略戦争の歴史を学び直すとか、差別の現実に向き合うことを通して、「血債の思想」を再確立し、被差別・被抑圧人民の血叫びに肉薄するような自分の言葉を絞り出して、それを大衆的なものにしていくことが今の情勢の中で求められていると思っています。
高山 さっき洞口さんが言った「ぼやっとした平和論」。私や森川さんのような弁護士という職業の同業者団体でも「人権擁護が使命」だということになっていて、そこには確実に「ぼやっとした平和論」が入ってくる。戦争から階級的な性格を排除した形で議論することにどうしてもなりがちです。弁護士会の人権擁護大会でも「戦争は外交の努力によって避けようというのが人知なんだ」という話になってしまう。私は「弁護士が戦争の先頭に立って2千万人を超えるアジアの民衆を殺戮(さつりく)した。その先頭に弁護士が立っていいと思うか」と言ったら、ワーっと拍手があった。弁護士の立ち位置をもう一回見直そうという機運だったと思うんですね。大会でもっと言いたかったことは、この社会が階級社会であり、根本的な対立を抜きに社会を見ることができないということだった。彼ら彼女らが持っている経験や知識とどこでつながるのか。そこをどう頑張って打開していくかだと感じています。
戦争の元凶・帝国主義倒そう
中国侵略戦争反対貫き
渡辺 この2~3年ぐらいつかず離れずの学生が、ふとこの前大学で「渡辺さん、やはり無党派ってだめですね」と言ってきたんですよ。結構僕はいいなあと思っているんです。10度左に傾き、12度ぐらい右に戻って、また30度左に傾くみたいな積み重ねがある。もちろん情勢との関係でどこかで一気に転換することは当然ある。だけど一方では拠点の大学で地道な組織化を本当に大事にしていくべきだと最近思っています。
本山 「戦争をやるしかない今の体制を打倒する」と強烈に登場していくことが、職場やキャンパスに化学変化を生み出すということですよね。
小平 そうですね。出る杭は打たれるから出すぎちゃえばいい。僕はやっと職場でこういう話ができるようになりました。日本が中国を侵略しようとしていると言うと、「そんなことをやるわけねえじゃんか」って言われます。沖縄の基地強化とかトマホーク配備などのことを話すと、「ここで論ずることじゃない」と逃げられたりするんですが、事実をしっかり伝えること、地道にやることが大事。でも渡辺君の話で「無党派はだめだ」って言わせることはすごいよね。その彼は関心を持つようになっているんだから。僕たちを選ぶのも視野に入っているわけですから、かなり希望はある。そういう人を郵政の職場でも増やしたい。
洞口 戦争は始まっている一方で、いわゆる左派とか、国会の野党的な枠組みも基本的に求心力を失い、参政党とか極右勢力が台頭している。いろいろな政治的な争点が設定されるけれど、結局は今のこの政治の大激動は戦争をめぐって起きている。労働者階級はどうやったら戦争を止められるか、どこに自分たちの未来があるのか、真剣に考え行動を開始しています。
でも日本共産党にとって戦争を止める主体は議員なんですよ。立憲民主党もそうですよね。そこからしか物事を見られないから、「対話」とか「外交」を高市にお願いするという発想しか出てこない。2014年の集団的自衛権行使容認の閣議決定から10年以上経って、あの時国会を包囲してこれを止めようと言っていたことが今まさに始まっているのに、完全にトーンダウンしている。国益主義に絡め取られている。小泉とか高市の「国を守らないでどうするんですか」という挑発的な答弁に黙ってしまう。今だからこそストレートに「戦争やめろ、侵略やめろ」と言う。「この戦争は資本主義、帝国主義の延命のための侵略戦争だ」という政治暴露とイデオロギー闘争を職場、街頭、キャンパスでいかにしていくのかが重要です。
森川 マスコミの主語は「私」と「日本」をごっちゃにしています。「日本の国益はあなたの利益」という文脈に何となく取り込まれているけど、本来は対立している。そういう階級的な捉え方を復権しなければならないと思います。
川添 国会で改憲の論議が進んでいますが、私たちは護憲じゃなくて改憲阻止なんですよ。もっと強烈に言っていかないといけない。侵略戦争のための改憲だとちゃんと言う。それがみんなの中にある怒りを引き出していくと思います。
森川 スパイ防止法とか国旗損壊罪新設とか、ちょっと前ならあり得なかったことが俎上(そじょう)に上る時代で、護憲という言葉も懐かしい感じがしますけど、直接、戦争と対決する勢力が必要です。
本山 一切が中国侵略戦争をめぐる激突になっています。「台湾有事は存立危機事態」発言の流れで、高市は補正予算案で防衛費を対国内総生産(GDP)比2%にすると踏み込んだわけですが、野党も全く争点にもしなかった。立憲民主党は「安保法に違憲部分はなかった」と言い始め、日本共産党は「高市さんしか外交はできないから、ちゃんとやってください」とお願いする。結局、帝国主義の体制を守るという祖国防衛主義で共通しているから、日帝が体制の存亡をかけて中国侵略戦争に突っ込むというときに反対できない。だけど労働者人民の戦争反対の思い、危機感は高まっている。こんな資本家のための国家はぶっ壊そうと言い切って、僕らが鮮明な立場で登場して闘うことが求められていると実感しています。大行進の責任は重大です。戦争国会を労働者人民の怒りで包囲し粉砕しなければなりません。
女性解放闘争の創成
婦民の根底的変革かけ 川添

女性解放を大衆運動に 西納

本山 女性解放闘争が、大行進運動の2025年の闘いの決定的転換点、変革の要だったと思います。
川添 大行進としても私たちの運動体から女性差別を絶対になくすということで格闘しきった1年間だった。これは戦争を止めるために決定的な前進だったと何度でも確認して進むことだと思います。婦人民主クラブ全国協議会で言えば、関西の女性差別・性暴力事件に婦民の女性も加害者として関わっていた。これを個人の問題にせずに、婦民という組織の問題として自己批判して、差別を生み出したあり方を絶対に変えると8月の総会でやり、婦民の創成以来の、分離・独立以来の大きな転換をしています。それを勝利として報告したい。
もちろん被害当該の女性に何度でも謝罪したい。同時に、絶対にこんなことを私たちの運動体では起こさせないという決意が婦民や大行進の仲間の全ての決意になっていることはすごい前進だと思うんです。組織として変わっていかないと実際のものにならない。そこをやりきった運動体はなかなかない。何よりも差別された当該の女性たちが絶対に許さないと闘い抜いて、それに応えて私たちの運動の側が変わっていったことが、本当に女性差別をなくしていく、そして戦争を阻止する力になっていると思います。
洞口 この1年間、関西の当該の女性たちの決起によって私たちが変わった点は、運動内における女性差別・性暴力という問題を、真正面から組織と運動のあり方を問うものとして、党指導部の打倒と自己批判・自己変革を徹底的にやり抜いたことだと思います。資本主義・帝国主義を打倒して労働者が権力を握って社会をつくるんだと訴えてきた私たちの運動の中に、女性がどれだけ位置づけられてきたのか。今まで運動内で繰り返されてきた女性差別・性暴力の全ては、圧倒的に労働運動や革命運動の幹部、指導部の男性によるものでした。この構図は社会にあふれています。
しかし女性の告発がわい小化されたり、個別の問題にして良しとしてしまう。全然解決していない。運動内で起きた女性差別に対して、女性解放闘争として徹底的に闘うという視点や差別・糾弾闘争として復権させていく目的意識性が私たちにはなかったんですよ。男性中心の組織を継続させていくという組織防衛的なあり方が、運動の指導部の男性による女性差別を擁護・免罪し、女性差別への告発をかき消してきた。そういう運動のあり方を根本から変えていくんだ、二度と繰り返さない、革命を実現できる組織になるんだということは、今まで告発に立った全ての女性たちが言ってきたことです。私たちはその闘いをやり抜く出発点に立ったと思います。
自分たちの運動体の内部で女性差別・性暴力を絶対に許さず闘うということを鮮明にすることで、米軍の相次ぐ女性への性暴力事件、あるいはかつての15年戦争における中国・アジア人民に対する虐殺の歴史、軍隊慰安婦、性奴隷としてきたあり方を絶対に繰り返さない闘いを心から訴えられるようになったと実感しています。この1年で杉並でも色々な世代の多くの女性たちが女性解放闘争に展望をもって新たに決起して、運動に加わっています。中国侵略戦争阻止の反戦闘争と革命的女性解放闘争を2026年、徹底的に推進していきたい。多くの女性労働者が隊列に加わってくるような運動をもっともっと大きく発展させたいと思います。
西納 男性としてどこまで女性差別の現実と、そことの苦闘に肉薄できるのかを自らに問い続ける過程こそが重要でした。被害にあった女性、告発に決起した女性自身が、受けた差別や抑圧から自分の解放を求めて立ち上がったことが、全ての女性を解放し、差別・抑圧の元凶である帝国主義を打倒し戦争を止めることにまっすぐつながっているということをつかんでいったのです。流された血は本当に取り返しのつかないものですが、女性解放闘争がもつ根源性、差別・抑圧との闘いがもつ根源性、すなわち、この帝国主義の現実を覆さない限り、全ての女性、外国人、プロレタリアートも解放されないということを、女性たちが互いに涙を流し、励まし合い、当事者主義ではなく真剣に議論しながら突破していったと思います。
渡辺 そういう立場に一番背反していたのが石田グループであり、自分も含めた全学連指導部だったと思うんですよ。差別を強制してくる帝国主義への怒りを、自己変革・組織変革をやりながら本当につくりだしていくことが核心です。
西納 関西女性差別・性暴力事件と石田グループの脱落・敵対を、僕らは運動に責任を取る立場から弾劾し、これを大衆的に提起し議論しなければならないと決断して、10・11と11・22という形で大衆集会を開催しました。当該の女性たちが実行委員会、「当事者の会」という団結体をつくって闘っているすさまじさとその決断に僕らは本当に応えないといけない。これまでの運動のあり方を自己批判し大衆に真摯(しんし)に謝罪し、一から運動をともにつくりなおそうと呼びかける。そうすると多くの人たちが心から感動をもって受け止めてくれたんです。
森川 この女性差別問題に関しては、ながめていられない。ちょっと油断するとずり落ちてしまう。どんどん自分の変革が問われることなんだと思います。
小平 女性解放の道は帝国主義打倒、共産主義の実現にあるという発想は正直、僕にはなかったです。性暴力、女性差別はやっぱり究極、戦争になる。自分の祖父は「満州」で戦った。上官から女性の所に行けと命令されていたという。こういう話をするのは身内の恥をさらすわけじゃなく、女性解放闘争のためには必要だと思うようになったから。日本は侵略をしていて、それを今また繰り返そうとしているわけだから。共産主義実現に向けて女性解放は不可欠だし、男性だから知らなければいけないと強く思いました。
本山 運動の変革という場合、最末期の帝国主義のもとで激化する女性差別と女性は必死に対決していたけど、男性の側が怒りをもって闘うことが突きつけられた。反戦運動や革命運動をやっていれば、差別は自然に乗り越えられるわけではない。差別そのものと闘わなければ帝国主義と対決できない。もう一つは、声を上げた女性に反革命が襲いかかる中で、女性が運動の政治的中心になることを意識的につくりだす弱さを突きつけられた。女性差別に怒りをもって闘うことを運動の柱に据えることを開始した1年でした。
洞口 女性解放と言いながら、関西では「差別は分断であり、加害者と被害者は再団結できる」という論で、むしろ告発した人を団結破壊だと言って加害男性を防衛した。それでは男性は変革を問われない。一方で石田グループは女性解放をかたりながら、帝国主義打倒とか共産主義革命の実現を意識的に切り離して、共産主義になっても女性差別はなくならないんだと主張した。私有財産制を廃止して共産主義社会を打ち立てていく中で女性差別を止揚し乗り越えられる、労働者階級はそういう存在だということを否定した。関西の女性差別と石田グループはコインの表と裏だったと思います。
川添 石田グループの女性解放闘争の内容が全く違っていたことが闘う中でわかりました。私たちは激しい女性解放闘争を闘いながら、労働者階級を信じ切るということをこの1年間やってきた。権力や右翼が襲い掛かろうとも日本の労働者人民は中国侵略戦争を絶対に許さず立ち上がる、差別・排外主義を打ち破る力がある、その確信を貫くことをめぐる分岐でもあった。石田はそれを信じられず、「この差別は闘う、この差別は闘わない」として、自分の自己批判は拒否する。そんなんで闘う組織ができるわけない。私たちは女性解放闘争を真剣に闘いながら、労働者はともに侵略戦争阻止を闘う存在だという確信を運動内で培ってきたと思います。
渡辺 私を含めて石田グループと決別した学生たちは、本当にその路線に獲得されています。国鉄分割・民営化反対のストライキを貫徹した動労千葉の闘いが、中国侵略戦争と真っ向から対決する労働運動、反戦運動をつくり出し、11月労働者集会や韓国・民主労総との団結を生み出している。僕たちはそういう闘いに感動と確信をもって自分の大学で展開して多くの学生と結びつき、その質に本当に獲得された新たな仲間が続々と結集しています。
本山 私たちの運動の女性解放闘争に対する不十分性が石田グループを生み出したけれども、女性解放闘争の前進が石田グループを打倒した。彼らは結局、運動全体の必死の変革を見下していた。労働者階級が資本主義の汚物を振り払って変革していくことに確信をもって闘うことができなかったということです。
高山 われわれの運動の欠落をつかみ教訓にすることを自分の問題として考える。絶対に評論にしない。それを真正面から多くの人に提示し、運動の本気さを示すことで連帯感や共感や共闘の気持ちが生まれる。それが社会を変革する本当の力になると思います。
洞口 先ほど西納さんからも話がありましたが、今年の3・8国際婦人デー闘争は決定的です。この1年で闘い取ってきた女性解放闘争を大衆的に爆発させるものとして、東京、関西をはじめ全国で大成功をかちとりましょう!
歴史を決する26年へ
総翼賛国会を包囲・粉砕へ!
労働者の力を確信し
荒々しい反基地闘争を 本山

300万学生代表し闘う 渡辺

本山 高市政権は2026年冒頭から安保3文書改定を始め戦時体制構築に全力を挙げてきます。26年は中国侵略戦争を阻止する巨大な反戦闘争をつくりだす歴史的大決戦の年です。
高山 昨年12月、アメリカ・トランプ政権が発表した25年版国家安全保障戦略に着目する必要があります。これはトランプ流の表現を満載したメッセージですが、その骨格は、アメリカは名指しこそ避けつつもインド太平洋地域を戦場として中国に対し戦端を開くぞと言い放った驚くべき宣言です。そしてそこでは日本の「参戦」が当然の前提とされている。「台湾有事は日本の存立危機事態を意味する」という高市発言は、トランプ政権のこの「要請」に文字どおり時至れりと呼応し、侵略戦争の矢面に自ら進んで立つことを宣明したものです。
森川 中国侵略戦争反対と言うのが、すごいことだと思います。われわれは数年前から言ってるんだけど、今の方がより「踏み絵を迫る」という雰囲気ですね。中国侵略戦争反対を言い切って、それから議論をしていくことが大事。排外主義がいけないとか、差別はいけないとか言うけど、戦争が最大の排外主義じゃないか。具体的戦争は何か。中国との戦争だろうと。日米による中国侵略戦争に反対する、これが具体的な反戦闘争課題だというところをはっきりと伝える。それが、ますます今年重要だと思います。
洞口 来年(27年)は杉並区議選もありますが、今年は戦争を止める主体は住民、労働者、青年、学生、女性であるということをはっきりさせ、杉並で怒濤(どとう)の反戦デモに打って出たいと思います。大行進杉並を帝国主義を倒す巨大な反戦闘争の拠点にする決意です!
川添 敵権力は杉並の反戦という土壌が東京都心に根強くあるのをたたきつぶしたいわけですよね。岸本聡子区長を持ち出したけれども、それでもつぶれるわけじゃない。大行進を先頭に首都圏を変えていきましょう。一緒に闘います!
洞口 頑張ります!
小平 横須賀の闘争が焦点になりますよね。そこに郵政労働者をつれていきたい。自衛官は25万人いて、郵政労働者は30万人ぐらいいる。郵政労働者が革命に決起すれば、労働者への圧殺を打ち壊せる。やっぱり労働者の戦争を止める力、無限の可能性を示したい。今年の横須賀は去年より激しいものになると思います。一緒に闘いましょう。
西納 11月30日、祝園反戦デモに挑戦しました。祝園は自衛隊の弾薬庫がある。「攻撃対象になるから危険施設を撤去せよ」という論では容易に祖国防衛主義に転落する。高市なら必ず「攻撃される前に敵基地を先制攻撃するべきだ」と言うでしょう。やはり目の前に侵略の出撃基地があって、ここにいる兵士、ここにある兵器が中国人民を虐殺しようとしているという事実を前にして、湧き上がる怒りこそ重要です。再びのアジア侵略を繰り返そうとしていることを絶対に許さず、ミサイルを搬出させるなと闘い抜く責務が日本労働者階級にあることをはっきりさせて闘いました。関西においても荒々しい反基地闘争を実力闘争として復権していくことが2026年の闘いになっていくと考えています。ストレートに高市打倒・中国侵略戦争阻止の反戦闘争を職場でも街頭でも訴えていく、そういう飛躍と転換が求められています。
今春は長射程ミサイル配備阻止の熊本・健軍駐屯地闘争も決戦です。「侵略の出撃基地にするな!中国侵略戦争阻止」を鮮明に訴え、住民の怒りと結びつくことが大事だと思います。
本山 反基地闘争と安保・沖縄闘争を荒々しい実力闘争として発展させることは大きな課題です。三里塚闘争も決戦ですね。
川添 階級闘争をつぶすという場合、三里塚闘争をつぶすことであり、それなしに日帝は戦争に行けない。「みんなで大家さん」問題のような腐りきったものが政府によってつくられている中で、反対同盟の存在、そして軍事空港反対の農地死守の実力闘争というのはすごく求められている。階級闘争としての三里塚闘争を私たちが粘り強く闘い、市東さんの農地を絶対に守り抜くことをやり抜かなければならない。かつて大木よねさんが「闘いが人生で一番楽しい」と言った。闘いはそういうものです。女性、学生、労働者たちが結集して三里塚闘争でもう一つ大きな闘いをやり抜く、そういう年にしたい。各地で三里塚集会をやり大結集しましょう。
渡辺 300万学生を代表し主流派として闘うことこそ全学連魂です。2026年、高市打倒・中国侵略戦争阻止の6・14全国闘争で三桁の学生を登場させることを死活的課題として闘います。石田グループは昨年の8・6ヒロシマは「学生が頑張ったから打ち抜けた」と言ってますけど、違うんですよ。被爆者を先頭とした広島の労働者階級がいるから闘いはある。それを投げ捨てたら全学連でもない。女性、在日・滞日の仲間、部落民の仲間、障害者の仲間、労働者階級ととことん団結して、元気溌剌(はつらつ)、前向きに内乱的に暴力的に26年決戦を闘っていきたいと思います。みなさん頑張っていきましょう。(一同拍手)
本山 ありがとうございました。