安保3文書改定の内容確定へ日米防衛相が会談 3月高市訪米粉砕を!
週刊『前進』04頁(3431号02面02)(2026/01/26)
安保3文書改定の内容確定へ日米防衛相が会談
3月高市訪米粉砕を!
1月15日、防衛相・小泉進次郎が訪米し、米「戦争省」長官ヘグセスと日米防衛相会談を行った。直近3カ月で4度目であり、米日帝国主義の中国侵略戦争への突進を象徴するハイペースで会談が行われている。
侵略戦争の遂行へ実践的内容を協議
今回の会談は、昨年12月の「レーダー照射」問題と、その後の中国・ロシア両軍の戦略爆撃機の太平洋方面への共同飛行を受けて行われた電話会談の場で、「対面での会談が必要だ」として設定されたものだ。つまり、日帝の突出が中国スターリン主義の反人民的な軍事対抗を引き出し、それを口実としたさらなる日帝の戦争への踏み込みを米帝が歓迎する形で行われたのである。この会談は、今年末の安保3文書改定をにらんだ、戦時体制の一層の強化とその内容を米帝とともに確定していくための戦争会談である。今回の会談で確認されたことを土台に、3月に高市が訪米して行われる日米首脳会談で、実質的に安保3文書の内容が確定することになる。その過程において「国内世論」など踏みしだいて戦争へ突進するために、日帝・高市政権は何としてもここで総選挙反革命を通じた戦時独裁の構築が必要なのである。
米帝の要求テコに一層の軍事費増加
会談では、小泉はヘグセスに対し、積極的に軍事力を強化し軍事費を増額していく方針であることをアピールした。米帝・トランプが国家安全保障戦略(NSS)で明記した通り、日帝は米帝から「負担増を強く要求」され、国内総生産(GDP)比3・5%、果ては5%へと軍事費を激増させることを突き付けられている。これをもテコに、日帝は帝国主義として「本来の姿」へと飛躍しようとしている。なるべく多くの負担を同盟国に負わせ、中国侵略戦争での「圧勝」と自らの基軸国としての地位の維持をもくろむ米帝・ヘグセスはこの日帝の意志を「非常に喜ばしく思う」「真に重要な一歩だ」と歓迎した。
そして「今後の日米防衛協力を一層強化するための具体的方策について率直な意見交換」が行われ、①南西諸島(琉球弧)での日米共同訓練の拡充、②日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議(DICAS)の取り組みをさらに進め、ミサイルの共同生産、米軍艦船・航空機の共同維持整備、レアアースなどのサプライチェーンの強靭(きょうじん)化、③統合ミサイル防衛と宇宙領域での協力強化などを打ち出した。
特に①については、ヘグセスが会談の冒頭で言及し、南西諸島周辺での実践的な日米共同訓練の必要性を強調した。それは「沖縄戦の再来」につながるものにほかならない。
小泉はこの会談に際して、13日にハワイで「ホノルル防衛フォーラム」に日本の防衛相として初参加、米インド太平洋軍司令官パパロとも会談した。14日にはロサンゼルスで日米軍需産業の交流会に出席した。これらの動きは、上記の会談の内容と一体である。
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